e-Govで雇用保険被保険者資格取得届を送信する際に「被保険者情報に誤りがあります」と表示されるのは、2023年6月12日に追加されたエラーチェックで被保険者番号・氏名フリガナ・生年月日のいずれかがハローワークの登録情報と一致しないためです。入力を修正し、「内容を確認」を再実行すれば送信できます。直らないときは同時届出や使用できない文字が原因のことがあります。

症状と前提を確認する

取得届の入力後に「内容を確認」または「次の人に渡す」を押した直後に赤字でエラーが表示され、提出ボタンへ進めない状態です。e-Govの申請書入力画面の黄色い入力欄に入力した内容が対象で、ハローワークの審査前の段階です。まずはどの項目で止まっているか、エラーメッセージが指摘する「被保険者番号」「氏名フリガナ」「生年月日」のいずれかを確認します。

事前に確認するポイント

  • 対象手続が「雇用保険被保険者資格取得届(令和4年6月以降手続き)」である
  • 2023年6月12日以降は自動でエラーチェックが実行される仕様である
  • 離職票交付など一部手続はチェック対象から解除されている場合がある

主な原因

エラーが表示される主な原因と確認箇所です。
原因確認する項目補足
被保険者番号の不一致4桁-6桁-1桁の番号、過去の事業所で付与された番号初めての加入で未付与の方は番号なしが正しい場合があります
氏名フリガナの不一致カタカナ全角、濁点・半濁点、長音、スペースの有無旧姓・通称名ではなく住民票上の氏名フリガナで照合されます
生年月日の不一致西暦・和暦の変換、閏年、実在しない日付必須チェックで実在日・桁数も検証されます
同時届出による照合不可同一人物の資格取得届と資格喪失届を同時に送信システムで同時照合ができないため別々に提出します
使用できない文字氏名・住所の外字、機種依存文字、旧字体e-Govで扱えない文字は代替の常用漢字に置き換えます

原因別の対処手順

被保険者番号を確認します。雇用保険被保険者証、離職票-1・-2、または資格取得等確認通知書(被保険者用)の番号と照合します。転職者で手元に書類がない場合は、前職の事業所または本人が管轄ハローワークへ照会します。初めて雇用保険に加入する方で番号が未付与の場合は、番号欄を空欄のまま進むか、ハローワークの案内に従い新規取得として提出します。

氏名フリガナを確認します。全角カタカナで入力し、姓と名の間は1文字の全角スペースにします。濁点・半濁点は1文字として正しく入力し、長音(ー)や小書き文字(ァ・ィ・ゥ等)の有無も本人確認書類のフリガナどおりにします。住民票やマイナンバーカードの券面のフリガナと一致しているか再確認します。

生年月日を確認します。e-Govの入力欄の暦(西暦/和暦)を間違えていないか、月日の桁数、閏年(うるう年)の2月29日など実在する日付かをチェックします。単項目チェックで「入力可能な文字数を超えています」「実在日ではありません」と表示される場合は、日付欄を修正します。

同時届出と文字を分けて再実行します。取得届と喪失届を同時に申請している場合は、一旦それぞれ別々に作成し直します。氏名に外字が含まれる場合は、e-Govで使用可能な常用漢字・カタカナに置き換え、備考欄に正しい氏名を補記するか、ハローワークへ事前に相談します。修正後は再度「内容を確認」を押してエラーが解消したか確認します。

期限と提出先の切替

雇用保険被保険者資格取得届の提出期限は、被保険者となった日の属する月の翌月10日までです。エラー解消に時間がかかっても期限は延長されません。期限を過ぎた届出は、原則として受理されますが、事業所の状況によっては確認書類の添付を求められることがあります。

期限を過ぎそうなときの対応

  • e-Govで再申請を急ぐとともに、管轄ハローワークへ電話で状況を連絡する
  • e-Govが復旧しない場合は、紙の「雇用保険被保険者資格取得届」に必要事項を記入し、窓口または郵送で提出する
  • 労働保険事務組合や社会保険労務士へ委任している場合は、電子署名の省略可否と提出代行の証明書添付を確認する

直らないときの相談先

上記を確認してもエラーが解消しない場合は、入力内容が正しくてもハローワークの被保険者台帳と一致しないケースです。管轄ハローワーク(事業所の所在地を管轄する公共職業安定所)へ被保険者番号・氏名フリガナ・生年月日を伝えて登録内容を確認します。e-Govの操作自体で困ったときは、e-Govヘルプデスクの「e-Gov電子申請ご利用ガイド」も参照できます。

よくある質問

「被保険者情報に誤りがあります」と出てもそのまま提出できますか?

提出前です。ハローワークの被保険者台帳と一致しないため送信自体がブロックされます。番号・フリガナ・生年月日を修正し、再度「内容を確認」からやり直してください。同時届出の場合は別々に提出します。

被保険者番号が分からない・初めての加入で番号がない場合はどうしますか?

初めて雇用保険に加入する方は番号が未付与のため、被保険者番号欄を空欄のまま提出します。不明な場合は管轄ハローワークへ確認してください。過去に加入歴があるのに番号が分からない場合は、被保険者証や離職票を確認するか、ハローワークで照会します。

外字でエラーになるときはどうしますか?

氏名や住所に外字・機種依存文字が含まれる場合は、e-Govで使用できない文字としてエラーになることがあります。常用漢字やカタカナの代替文字に置き換えて入力し、正しい表記は備考欄や別途ハローワークへ申し出てください。

公式情報の確認日と次の行動

本記事は2026年8月24日時点のe-Govニュース(2023年6月7日掲載、6月12日以降適用)、厚生労働省のe-Gov利用マニュアル、厚生労働省「雇用保険被保険者資格取得届 電子申請手順(2022年3月)」で確認しています。まずは被保険者番号・フリガナ・生年月日の3点を本人確認書類と照合し、同時届出と外字を分けて再実行してください。解消しないときは管轄ハローワークへ登録内容を確認し、期限が迫る場合は窓口・郵送へ切り替えて翌月10日までに提出してください。