申請期間中に転院した場合、協会けんぽは転院前後のそれぞれの病院で療養担当者の意見を受けるよう案内しています。療養担当者記入用(4ページ目)が複数になるときは、1件にまとめず申請書を分けて提出します。
転院前後で証明を依頼する病院を分けます
| 状況 | 証明を依頼する先 | 申請書の扱い |
|---|---|---|
| 転院前の療養期間 | 転院前に受診していた病院 | その病院が労務不能と認める期間について療養担当者記入用へ意見を受けます |
| 転院後の療養期間 | 転院先の病院 | 転院先が労務不能と認める期間について別の療養担当者記入用へ意見を受けます |
| 療養担当者記入用が2枚以上になる | 各病院または各主治医 | 協会けんぽの手引きに従い、申請書を分けます |
| 同じ病院で主治医が変わり、4ページ目が複数になる | それぞれの主治医・医療機関へ確認 | 4ページ目が複数に分かれる場合は申請書を分けます |
療養担当者が記入するのは、勤務先で従前の仕事に就くことができないと認めた期間です。被保険者が転院日だけを基準に証明期間を決めるのではなく、各病院へ診療経過を伝え、医師等が記入できる期間を確認してください。最終的な支給可否は協会けんぽが申請内容を審査して判断します。
転院したときの申請手順
申請する期間を決めます。申請期間が終わる前には提出できません。1件は暦で3か月以内とし、3か月を超える場合は期間を分けます。
転院日、転院前の最終受診日、転院先の初診日を確認します。診察券、予約票、領収書などを手元に置くと、病院へ期間を伝えやすくなります。これらを一律に協会けんぽへ添付する必要があるという意味ではありません。
転院前の病院へ療養担当者記入用を渡し、その病院が労務不能と認める期間の意見を依頼します。転院後の期間まで一括して記入してもらう前提にはせず、記入できる期間を病院へ確認します。
転院先の病院へ別の療養担当者記入用を渡し、転院後に労務不能と認める期間の意見を依頼します。前医の証明期間との間に空白や重なりがある場合は、自己判断で日付を書き換えないでください。
療養担当者記入用が複数になる場合は申請書を分けます。被保険者記入用の申請期間、在職中なら事業主記入用の証明期間、療養担当者が労務不能と認めた期間を申請ごとに照合します。
電子申請または郵送で提出します。郵送先は加入している協会けんぽ支部です。電子申請では提出先の選択は原則不要ですが、画面の案内に従って分けた申請ごとに必要情報を入力します。
申請期間は経過後・暦で3か月以内です
転院時に申請期間を区切る際の確認点
- 申請期間が経過してから提出する
- 1件の申請期間は暦で3か月以内にする
- 3か月を超える場合は申請書を分ける
- 転院や主治医変更で療養担当者記入用が複数になる場合も申請書を分ける
- 在職期間を含む場合は、分けた申請期間に対応する事業主証明を受ける
- 労務不能であった日ごとに翌日から2年の時効が進むため、証明が整った分から早めに提出する
療養が続いていても、回復するまで全期間を待つ必要はありません。すでに経過した期間を区切って申請できます。ただし、協会けんぽの現行手引きが定める1件3か月以内と、病院・主治医ごとの証明の分け方を守ってください。
証明期間がつながらないときの確認先
転院前の病院が閉院した、前医へ依頼できない、転院先の医師が初診日前の期間を証明できないなど、療養担当者の意見がそろわない場合の扱いは個別確認が必要です。受診歴や勤務状況から自己判断で証明を省略せず、加入している協会けんぽ支部へ、転院日・各病院の受診期間・証明できる期間を伝えて相談してください。
協会けんぽの傷病手当金の申請方法を確認する傷病手当金の支給条件、申請書4ページの役割、電子申請・郵送の全体手順は総合記事で確認できます。よくある質問
同じ月の途中で転院しても申請書を分けますか?
協会けんぽは、転院した場合はそれぞれの病院で療養担当者の意見を受けるよう案内しています。4ページ目が複数になる場合は、同じ月内でも申請書を分けてください。各病院が証明できる期間は病院へ確認します。
転院先の医師に転院前の期間もまとめて書いてもらえますか?
協会けんぽの手引きは、転院した場合はそれぞれの病院で意見を受けるよう案内しています。まず転院前の期間は前医、転院後の期間は転院先へ依頼してください。前医へ依頼できない事情がある場合は、加入支部へ個別に相談します。
まだ復職していない場合は、いつ医師へ証明を頼みますか?
申請する期間を過去の日付までで区切り、その期間が経過してから依頼・提出します。1件の申請期間は暦で3か月以内です。今後の休業見込みを含めて先に提出するのではなく、経過した期間ごとに準備してください。
次にすること
まず転院日、前医の最終受診日、転院先の初診日を整理してください。次に、経過済みの申請期間を病院・主治医ごとに分け、それぞれへ療養担当者記入用を依頼します。証明期間に空白が出る、前医へ依頼できないなどの事情があれば、提出前に加入している協会けんぽ支部へ確認してください。