e-Taxの受信通知がメッセージボックスに見当たらないときは、格納から120日を過ぎて「120日以前」フォルダへ自動で移動していることが原因です。フォルダ切替えと、マイナンバーカードによる追加認証で再表示できます。格納から1900日(約5年)を過ぎると既読・未読にかかわらず削除され、復元できません。
症状の確認:いつ・何が表示されないのか
次のようなときに、本記事の対処が該当します。心当たりがあるか確認します。 ・確定申告や各種申請をe-Taxで送信したが、メッセージボックスの一覧に受信通知が見当たらない ・送信直後は見えていたのに、数か月後に確認すると消えたように見える ・一覧には件名があるが、鍵マークが付いていて詳細を開けない ・「メッセージボックス(過去分)」や「120日以前」という表示が気になる 送信データの保存期間と、閲覧に必要な認証の2点が関係します。
受信通知が見えなくなる2つの仕組み
国税庁の公式情報で確認しています(2026年8月24日確認)。仕組みを正しく知ると、慌てずに対処できます。
| メッセージの種別 | 保存期間の目安 | 過ぎたときの扱い |
|---|---|---|
| 受信通知・申告に関するお知らせ | 120日で「120日以前」へ移動、1900日で削除 | フォルダ切替えで表示できます。1900日後は削除され復元できません。 |
| 納付情報登録依頼・徴収高計算書(未納の場合) | 格納から120日で削除 | 既読・未読にかかわらず削除されます。 |
| 納税証明書発行受付結果・発行確認 | 格納から90日(手数料未納は30日) | 期間後は再請求が必要です。 |
原因別の確認と対処
原因1:120日を過ぎて「120日以前」フォルダへ移動した
受信通知は格納から120日を過ぎると、自動で「120日以前」または「メッセージボックス(過去分)」画面へ移されます。一覧の初期表示では見えないため、表示されないと感じます。
確認ポイント
- メッセージボックスの「フォルダ切替え」を選択します。
- 「120日以前」または「過去分」を選択して一覧を再表示します。
- 受付日時や手続き名から該当のメッセージを特定してクリックします。
e-Taxソフト(WEB版)のメッセージボックスでは、「フォルダ切替え」で別のフォルダのメッセージを表示できます。フォルダを作成している場合は、移動先のフォルダも確認します。
原因2:格納から1900日を過ぎて削除された
格納から1900日(約5年)を過ぎると、既読・未読にかかわらず自動で削除されます。削除後はメッセージボックス上で再表示できません。 申告内容の控えが必要なときは、所轄の税務署へ相談します。送信した申告等データのXML(.xtx)をダウンロードしていた場合は、手元のファイルを確認します。
原因3:鍵マークが付いていて詳細が開けない
平成31年1月以降、個人のメッセージボックスはセキュリティ強化により、原則としてマイナンバーカード等の電子証明書による認証が必要です。利用者識別番号とパスワードだけでログインした場合、鍵マーク付きメッセージの詳細は表示できません(エラー情報のみ表示できます)。
鍵マーク時の対処
- 利用者識別番号・パスワードでログイン後の「鍵マークのお知らせについて」画面で「追加認証を行う」を選択します。
- マイナンバーカードまたはスマホ用電子証明書で認証します。ICカードリーダーまたはスマートフォンのマイナポータルアプリでの読取りを利用できます。
- 認証後に再度「お知らせ・受信通知」から該当メッセージを開きます。
法人の方は利用者識別番号とパスワードで全てのメッセージを確認できます。個人の方でも、所得税徴収高計算書の提出など一部手続きは鍵マークが付かず閲覧できます。
具体的な確認手順(e-Taxソフト(WEB版))
公式の操作案内に基づく基本手順です。環境により画面表示が異なる場合があります。
e-Taxホームページ上部の「ログイン」からe-Taxソフト(WEB版)にログインします。個人の方はマイナンバーカードまたはスマホ用電子証明書でのログインが確実です。
TOPページの「お知らせ・受信通知」をクリックしてメッセージボックスを開きます。件数が多いときは受付日時や手続き名で絞り込みます。
一覧に目的の通知がなければ「フォルダ切替え」を選択し、「120日以前」または「メッセージボックス(過去分)」を表示します。フォルダを作成している場合は各フォルダも確認します。
鍵マークが付いている場合は「追加認証を行う」からマイナンバーカード(利用者証明用パスワード4桁)で認証し、詳細を表示します。「帳票を表示する」からPDFの帳票を確認・保存します。
保存と再ダウンロードの注意点
保存時のポイント
- 受信通知の「帳票を表示する」から表示される申告書等のPDFは、早めに保存します。
- 送信データのXML(.xtx)は「詳細表示」→「ダウンロード」から保存できます。保存先とファイル名を指定します。
- メッセージを削除するときはチェックボックスで選択して「削除」を、整理するときは「フォルダ移動」を利用します。
- 納付情報や納税証明書は保存期間が短いため、特に早めに確認・印刷します。
よくある質問
「120日以前」フォルダの通知はどこにありますか。
メッセージボックスの「フォルダ切替え」から「120日以前」または「メッセージボックス(過去分)」を選択すると表示されます。格納から120日を過ぎた受信通知は自動で移動します。1900日を過ぎると削除され表示できません。
鍵マークが付いていて受信通知が開けません。どうすればよいですか。
個人の方は原則としてマイナンバーカード等の電子証明書による追加認証が必要です。利用者識別番号・パスワードでログイン後に「追加認証を行う」を選択し、マイナンバーカード(利用者証明用パスワード4桁)またはスマホ用電子証明書で認証します。法人の方はパスワードのみで確認できます。
1900日を過ぎて削除された受信通知は復元できますか。
e-Taxのメッセージボックス上では復元できません。申告内容の確認が必要なときは所轄の税務署へ相談します。事前にダウンロードしたXMLや帳票PDFが手元にあるか確認します。
まとめと次の手続き
e-Taxの受信通知は120日で「120日以前」へ移動し、1900日で削除される仕組みです。表示されないときは、まずフォルダ切替えで過去分を確認し、鍵マークがあればマイナンバーカードで追加認証します。必要な通知は早めにPDFで保存し、削除後の確認が必要なときは税務署へ相談します。 当サイトの内容は参考情報です。手続きの詳細や個別の状況は、国税庁の最新案内や所轄の税務署で確認してください。