HUBH012Eの結論:正しい利用者識別番号でログインし直して再送信します
HUBH012Eは、送信者の利用者識別番号と申告データ内の利用者識別番号が一致せず、送信者が税理士等でない場合に表示されます。納税者本人か税務代理権限のある税理士等の正しい利用者識別番号でログインし直し、申告データを正しく作成し直して再送信することで解消します。利用者識別番号自体を変えるのではなく、正しいIDで入り直すことが原則です。
このエラーは申告データの作成自体は完了していても、送信時のID照合で受付されない状態です。2026年8月26日時点の国税庁の公式Q&Aで確認した内容をもとに、本人送信と代理送信の切り分けから再送信までの手順を整理しました。全国共通の原則です。
エラーが表示される状況と前提の確認
HUBH012Eはe-Taxで所得税の確定申告や法定調書などを送信した直後の即時通知や受信通知に表示されます。送信ボタン押下後に「送信される方の利用者識別番号が申告等データ内の利用者識別番号と一致しません。税理士等の方が代理送信される場合は税務代理による利用が可能な利用者識別番号かを確認してください。」という文面で通知されます。
表示される主な場面
- e-Taxソフト(WEB版)で送信後、即時通知にHUBH012Eと表示される
- e-Taxソフト(ダウンロード版)で送信後、受信通知にHUBH012Eが表示される
- 会計ソフトや税務ソフトからe-Tax連携で送信した際に表示される
- 税理士等が納税者本人のIDでログインして代理送信したときに表示される
原因を3つのエラーコードで切り分ける
国税庁のQ&Aでは、同じ文面に見えてもエラーコードで対応が異なります。HUBH012Eは送信者=税理士等でない場合のID不一致、HUBH035Eは電子証明書の登録時のログインID不一致、HUBH077Eは開始(変更等)届出書の作成者と送信者のID不一致です。まずは通知に記載のコードを確認します。
| エラーコード | 表示される場面 | 主な対応 |
|---|---|---|
| HUBH012E | 申告等データを送信したとき | 納税者本人または税理士等が正しい利用者識別番号でログインして再送信します |
| HUBH035E | 電子証明書の登録・更新時 | 登録する利用者識別番号とログイン中のIDが同じか確認して再登録します |
| HUBH077E | 開始(変更等)届出書を送信したとき | データを作成した税理士等のIDでログインして送信します |
対処手順1:納税者本人が送信している場合
本人が送信しているのにHUBH012Eが出る場合は、申告データ作成時に入力した利用者識別番号と、実際にログインして送信した利用者識別番号が異なっていることが原因です。次の順序で確認します。
本人送信時の確認順序
- 利用者識別番号を確認する:e-Taxの「利用者情報の登録・確認・変更」や通知書で、正しい16桁の番号を確認します
- 申告データ内の納税者情報を確認する:作成ソフトで申告書の基本情報に入力された利用者識別番号が、上記と一致しているか確認します
- 不一致があれば作成ソフト側で訂正します:申告等データを作成したソフト(e-Taxソフト、会計ソフト、確定申告書等作成コーナー)で番号を正しく修正します
- 正しい利用者識別番号で再ログインし、修正したデータを再送信します
データ内の番号を直さずに送信だけ繰り返しても同じエラーになります。必ず作成元ソフトで訂正してから再送信します。
対処手順2:税理士等が代理送信している場合
税理士等が代理送信する場合、HUBH012Eは「代理送信の権限が正しく設定されていない」または「送信時のIDが税理士等のものではない」ことが原因です。送信者IDと税務代理の権限を同時に確認します。
代理送信時の3つの確認ポイント
- 基本情報に税理士等の情報が入力されているか:申告データの基本情報の税理士等の利用者識別番号欄に、代理する税理士等の正しい番号が入力されているか確認し、未入力なら入力して再作成します
- ログインしているIDは税理士等のものか:e-Taxにログインする利用者識別番号を納税者本人のものから税理士等のものに切り替えてログインし直します
- 税理士等の電子証明書が正しく登録されているか:税理士等が事前登録した電子証明書と、送信時に添付した証明書が一致しているか確認し、異なる場合は正しい証明書を登録してから再送信します
e-Taxソフト(WEB版)とダウンロード版での再送信操作
申告データ内の番号に誤りがないことを確認したうえで、e-Taxソフトの再送信機能を使います。操作は利用しているソフトで異なります。
e-Taxソフト(WEB版)での再送信
- 「次へ(再送信する)」ボタンをクリックします
- 「申告・申請データの内容の確認」画面で「確認済み」にチェックを入れ、「OK」をクリックします
- 送信時に受信通知の格納先フォルダにパスワードを設定している場合は、再度フォルダを選択してパスワードを入力します
e-Taxソフト(ダウンロード版)での再送信
- 「送信可能一覧」画面から再送信する申告等データを選択し、「送信」ボタンをクリックします
- 「申告・申請書の内容の確認」画面で「確認済み」にチェックを入れ、「OK」をクリックします
- 受信通知の格納先フォルダにパスワードを設定している場合は、フォルダ選択画面でフォルダとパスワードを再入力します。前回と異なるフォルダを選ぶことも可能です
よくある失敗と注意点
事前に防ぎたいポイント
- 利用者識別番号を新規取得した直後に古い番号のデータで送信している:必ず最新の通知書の番号で作成・送信します
- 税務代理の開始届を出した直後で、まだ「税務代理利用可能の通知」がメッセージボックスに届いていない:通知が届くまで代理送信はできません。数日かかる場合があります
- 申告データを作成したソフトと送信するソフトでIDが食い違っている:作成元のソフトで番号を統一します
- 電子証明書を更新した後に証明書の再登録をしていない場合は、別エラー(HUBH139Eなど)になることがあります。証明書の再登録が必要かも併せて確認します
よくある質問
HUBH012EとHUBH139Eの違いは?
HUBH012Eは利用者識別番号の不一致、HUBH139Eは電子証明書の不一致です。HUBH012Eは正しいIDでログインし直し、HUBH139Eは新しい電子証明書をe-Taxに再登録してから再送信します。表示されたコードを正確に読み取って対応を切り分けてください。
税理士ではない家族が代理で送信してもHUBH012Eは解消しますか?
税理士等以外の方が代理送信する場合、HUBH012Eは解消しません。原則として納税者本人がログインして送信するか、税理士等の資格を持つ方が税務代理の手続きを経て代理送信する必要があります。家族が操作を手伝う場合は、納税者本人の利用者識別番号と電子証明書で本人が送信する形にします。
「税務代理利用可能の通知」はどこで確認できますか?
税理士等の利用者識別番号でe-Taxにログインし、メッセージボックスを確認します。通知が格納されていない場合は、まだ税務署での処理が完了していないか、変更等届出書の内容に不備がある可能性があります。所轄の税務署へ確認してください。
公式情報と確認日・次の手続き
本記事は2026年8月26日時点の国税庁の公式Q&Aで確認しています。HUBH012Eの原因と対応は「送信される方の利用者識別番号が一致しません」と表示された場合のページ、再送信の操作は「送信された申告等データは受け付けられていません」と表示された場合のページに基づいています。いずれも全国共通の原則です。個別の申告内容や税務代理の可否は所轄の税務署へ確認してください。
次の手続きへの案内
- 申告が受付されたかは、再送信後の受信通知(即時通知)の「受付結果」を必ず確認します
- 受付後に納付が必要な場合は、振替納税・ダイレクト納付・コンビニ納付などの納付方法を選びます
- 電子証明書を更新した直後に別のエラーが出た場合は、e-Taxへの電子証明書再登録の手続きを確認します