結論:HUBH077Eは「作成者ID」と「送信者ID」の不一致です

e-Taxで開始(変更等)届出書を送信した際に「HUBH077E 送信者の利用者識別番号がデータ内の利用者識別番号と一致しません」と表示された場合は、申告等データを作成した税理士等の利用者識別番号と、実際に送信操作をした方の利用者識別番号が異なっていることが原因です。データを作成した税理士等の利用者識別番号でログインし直して再送信します。本人が作成したデータを本人が送信している場合は、本人の利用者識別番号でログインします。2026年8月28日時点の国税庁の公式情報で確認しています。

症状と前提を確認する

このエラーは、e-Taxソフトや会計ソフトで作成した開始(変更等)届出書のデータ内の利用者識別番号と、e-Taxにログインして送信ボタンを押した方の利用者識別番号が一致しないときに表示されます。特に税理士・税理士法人が関与先の届出書を代理作成してオンライン送信する場面で発生します。表示文面は「送信される方の利用者識別番号が申告等データ内の利用者識別番号と一致しません。税理士等の方が代理送信される場合は税務代理による利用が可能な利用者識別番号かを確認してください。」です。全国共通の原則です。

HUBH012E・HUBH035E・HUBH077Eの違い

国税庁のQAでは、同じ文面に見えても3つのエラーコードで原因が区別されています。該当するコードを確認します。

エラーコード別の原因と対応
エラーコード発生場面原因対応
HUBH012E申告等データ送信時送信者が税理士等ではないのに税理士等のデータとして送信納税者本人または権限を持つ税理士等のIDでログインして再送信
HUBH035E電子証明書の登録・更新時登録対象IDとログイン中IDの不一致登録する利用者識別番号を確認して再登録
HUBH077E開始(変更等)届出書送信時データ作成者(税理士等)のIDと送信者IDの不一致データ作成者のIDでログインして再送信。代理送信時は税務代理利用可能なIDか確認

原因別のチェックと直し方

主な原因と確認ポイント

  • 会計ソフトの基本情報に別の税理士等の利用者識別番号が入力されている
  • 送信操作をしたパソコン・ブラウザで別の利用者識別番号でログインしている
  • 税理士等の利用者識別番号に税務代理による利用の権限が付与されていない
  • 開始届出を新規と変更で取り違え、古いデータで再送信している

データ作成者の利用者識別番号を確認します。e-Taxソフトや会計ソフトの基本情報・利用者情報で、誰の利用者識別番号でデータが作成されたかを確認します。税理士等が作成した場合は、その税理士等の16桁の利用者識別番号を控えます。

正しい利用者識別番号でe-Taxにログインし直します。e-Taxの開始(変更等)届出書作成・提出コーナーまたはe-Taxソフトで、一度ログアウトしてから確認したIDで再ログインします。ブラウザの自動入力で別IDが入っていないかも確認します。

開始(変更等)届出書を再送信します。ログインし直した状態で同じ届出書データを送信します。エラーが解消しない場合は、データ自体を正しいIDで再作成してから送信します。

税理士等の代理送信時は税務代理権限を確認します。税理士等のメッセージボックスに「税務代理利用可能の通知」が格納されているか、利用者識別番号等の通知書に「依頼者の申告等を代理することができます」の記載があるかを確認します。見当たらない場合は所轄税務署に確認します。

オンラインで直せない場合の提出方法

オンラインでの再送信が難しい場合や、利用者識別番号自体を忘れた場合は、書面での届出も可能です。提出先は納税地の所轄税務署長です。個人は申告所得税の納税地、法人は法人税の納税地が基準です。提出方法はe-Taxの作成コーナーでのオンライン提出、郵送、税務署窓口への持参、閉庁時は時間外収受箱への投函が利用できます。書面は原則1通(調査課所管法人は2通)です。受付時間は税務署開庁時間の8時30分から17時まで、e-Taxの利用可能時間はe-Taxホームページの案内で確認します。

再送信前の確認リスト

よくある質問

HUBH077EとHUBH012Eは同じ直し方でよいですか?

いいえ、違います。HUBH012Eは申告等データ送信時の送信者IDの不一致が原因で、本人または権限を持つ税理士等のIDで再送信します。HUBH077Eは開始(変更等)届出書の作成者IDと送信者IDの不一致が原因で、データ作成者のIDで再ログインして再送信します。表示場面で区別します。

税理士等が2名関与している場合はどのIDを使いますか?

届出書データを作成した税理士等の利用者識別番号で送信します。別の税理士等のIDでログインして送信するとHUBH077Eが表示されます。データの基本情報に登録されているIDを確認してください。

利用者識別番号を忘れた場合はどうしますか?

e-Taxの変更等届出(各種変更)の手続きで確認・再発行が可能です。オンラインの作成コーナーから「変更等届出(個人の方用)各種変更」または「(法人用)各種変更」を選び、所轄税務署へ提出します。通知書の再送には時間がかかるため余裕をもって手続きします。

次の手続きと関連情報

HUBH077Eが解消した後は、通常どおり開始届出の審査が行われ、利用者識別番号等の通知がメッセージボックスに格納されます。電子申告等開始届出はe-Tax利用前に提出する手続きのため、通知が届くまで次の申告手続きは beginningできません。e-Taxが利用できない間の申告は書面提出も可能です。詳しい提出方法は国税庁の手続案内で確認し、不明点は国税に関するご相談窓口へお問い合わせください。