e-Taxで「HUBH138E:本人の電子証明書が未登録」と表示される場合は、納税者本人の電子署名がe-Taxに登録されていないことが原因です。e-Taxの「電子証明書登録・更新」から本人の電子証明書を登録し、署名を付け直して再送信することで解消します。代理送信の場合は、送信方法の選択が正しいことも併せて確認します。

症状と前提の確認

HUBH138Eは、申告・申請データの送信時の受信通知に表示されるエラーです。納税者本人の電子署名を付与して送信しようとした際に、e-Tax側で本人の電子証明書が未登録の状態だと発生します。税理士等が代理送信する場合に「代理送信」区分で送っていないときも同様のメッセージが表示されることがあります。

送信前に確認するポイント

HUBH138EとHUBH139Eの違い

似たエラーにHUBH139Eがあります。HUBH138Eは「未登録」、HUBH139Eは「登録済みと異なる」が原因です。証明書を更新・変更した直後にHUBH139Eが出る場合は、新しい証明書の再登録が必要です。どちらも本人署名の登録状態に起因しますが、対処が異なります。

HUBH138EとHUBH139Eの比較
エラーコード意味主な対処
HUBH138E本人の電子証明書が未登録e-Taxで本人の電子証明書を新規登録して再送信
HUBH139E登録されている証明書と異なる証明書で署名新しい証明書をe-Taxへ再登録して署名を付け直す
HUBH012E(参考)利用者識別番号が異なる/不一致正しい利用者識別番号で送信し直す

原因別の切り分け

主な原因は次のとおりです。

  • 初めてe-Taxを利用し、本人の電子証明書をまだ登録していない
  • マイナンバーカードの署名用電子証明書を更新・再発行したが、e-Taxへ再登録していない(HUBH139Eになりやすい)
  • 税理士等が代理送信する際に、e-Taxソフトや確定申告書等作成コーナーで「本人送信」で送ってしまった
  • 納税者本人以外の証明書で署名している

回復手順(登録から再送信まで)

e-Taxで本人の電子証明書を登録・再登録します。e-Taxソフト(WEB版)のメニュー「利用者情報登録」→「電子証明書登録・更新」、または初回ログイン時に自動表示される「電子証明書の登録・更新」画面の案内に従って登録します。マイナンバーカードの場合はカードを読み取り、署名用電子証明書の暗証番号を入力します。

送信区分を確認します。本人が送信する場合は「本人送信」を、税理士等が代理で送信する場合は必ず「代理送信」を選択します。代理送信時は、納税者本人の電子署名に加え、必要に応じて税理士等の電子署名も付与します。

データの署名を付け直して再送信します。e-Taxソフトでは一度付与した署名を「署名取消」し、正しく登録した証明書で「署名」を付け直してから「送信」します。確定申告書等作成コーナーから送信する場合は、作成コーナーで電子署名をやり直して送信します。

代理送信で特に確認すること

税理士等が代理送信する場合、e-Taxの送信方法の選択が誤っているとHUBH138Eが表示されます。国税庁のFAQでは、代理送信時は送信方法が正しいかを確認のうえ再度送信するよう案内しています。納税者本人の電子署名が未登録のまま代理送信してもエラーは解消しないため、まず本人の証明書登録を完了させます。

オンラインで解決しない場合

電子証明書の登録画面で読み取りエラーが続く場合や、暗証番号を失念してロックがかかった場合は、コンビニの手続や市区町村窓口での再設定が必要です。e-Taxの操作が不明なときは、国税庁e-Tax・作成コーナーヘルプデスクへお問い合わせください。所得税徴収高計算書など署名省略が認められる手続では、事前登録が不要な場合もあります。

e-Tax公式FAQ(HUBH138E)e-Taxヘルプデスクの連絡先と受付時間を確認できます。

よくある質問

HUBH138EとHUBH139Eの違いは何ですか。

HUBH138Eは本人の電子証明書が未登録、HUBH139Eは登録済みの証明書と異なる証明書で署名された場合に表示されます。HUBH138Eは新規登録、HUBH139Eは新しい証明書への再登録と署名の付け直しが必要です。更新・変更直後はHUBH139Eが出やすいです。

マイナンバーカードを更新した直後にHUBH138Eが出ることはありますか。

更新直後は通常HUBH139Eが表示されます。HUBH138Eは一度も登録していない場合に表示されます。いずれの場合も、e-Taxの「電子証明書登録・更新」で新しい署名用電子証明書を登録し、署名を付け直して再送信してください。

代理送信なのにHUBH138Eが出ます。どうすればいいですか。

e-Taxで「代理送信」を選択しているか確認します。本人送信で送ると本人の証明書未登録と判定されます。送信区分を正しく選び、納税者本人の電子署名が登録済みであることも確認のうえ、署名を付け直して再送信します。

まとめと次の手続き

HUBH138Eは本人の電子証明書未登録が原因です。e-Taxで本人の証明書を登録し、送信区分を正しく選んで署名を付け直せば再送信できます。証明書を更新した場合は再登録を忘れずに行い、署名取消からやり直します。所得税の確定申告をe-Taxで完結させるには、事前にマイナンバーカードと電子証明書の有効性も確認しておきます。