e-Taxで受信通知に「HUBH001E:送信されたデータ形式では読み取ることができません。」と表示されたときは、財務諸表データ(XBRL帳票)にe-Taxで利用できない文字(主に半角カナ)が含まれていることが原因です。該当箇所を全角等に修正して再送信すれば解消します。令和5年5月22日以降にチェックが強化され、令和6年1月5日以降は修正が期限後になると期限後申告として扱われるため、早めの再送信が必要です。

症状の確認

次の条件に当てはまるか確認してください。

HUBH001Eの症状チェック

  • e-Taxソフト以外(TKC、弥生、達人、魔法陣等の市販財務会計ソフト)から法人税等の申告データを送信した
  • 送信後の受信通知(メッセージボックス)のエラーメッセージに「HUBH001E:送信されたデータ形式では読み取ることができません。」と表示される
  • 財務諸表(XBRL帳票)を含む申告である
  • 令和5年5月22日以降に送信したデータで発生している

上記に当てはまる場合、本記事の手順で修正できます。e-Taxソフト(WEB版・ダウンロード版)で直接作成した申告で同じメッセージが出た場合も、データ内に利用できない文字が含まれている可能性があります。

原因:利用できない文字がXBRLに含まれている

国税庁の公式お知らせ(令和5年5月26日掲載、令和5年10月25日更新)によると、令和5年5月22日に財務諸表データ(XBRL帳票)の利用可能文字チェック機能がリリースされました。それ以前は半角カナ等が含まれていても受け付けられていましたが、以降は半角カナ等が1文字でも含まれると収受拒否され、HUBH001Eが表示されます。

主な原因文字の例

  • 半角カナ(アイウエオ等、文字コードFF66〜FF9F)
  • e-Taxの利用可能文字一覧で網掛けされている文字
  • 財務諸表の「個別注記表」など手入力欄に混入した半角カナ・機種依存文字

直し方の全体像

修正は「どの文字が利用不可かを特定→全角等に置換→再送信」の3ステップです。販売メーカーのFAQでは個別注記表の半角カナが特に多いと案内されています。

財務諸表データ内の利用できない文字を特定する

市販ソフトのエラーチェック機能や、e-Taxの「利用可能文字一覧」を参照して、該当する文字を探します。国税庁の利用可能文字一覧では、半角カナ(FF66〜FF9F)はe-Taxソフト(WEB版)で利用不可と明記されています。個別注記表や自由記述欄を重点的に確認してください。

該当文字を全角など利用可能な文字に修正する

半角カナは全角カナ(アイウエオ)に置換します。機種依存文字や外字は、利用可能文字一覧で代替可能なJIS水準の文字に置換します。利用不可文字を網掛け表示している一覧で確認し、代替文字を選択してください。

修正したデータをe-Taxで再送信する

市販ソフト側で修正を保存し、再度e-Tax送信を行います。送信後、受信通知にエラーが表示されず「受付完了」と表示されれば解消です。再送信前に、同じ申告データ内に他の利用不可文字が残っていないか再度確認してください。

期限に関する重要な注意点

利用可能文字の確認方法

国税庁「利用可能文字一覧」では、e-Taxで利用できる文字がJIS X 0221のUTF-8範囲で定義されています。基本ラテン、平仮名、片仮名(全角)、CJK統合漢字などは利用可能ですが、半角カナ(FF66〜FF9F)は明示的に除外されています。一覧の網掛け部分が利用不可文字です。NISAやインボイス制度の申請は別の一覧が適用されるため、法人税のXBRL修正時は通常のe-Tax利用可能文字一覧を参照してください。

直らないときは販売メーカーへ相談

国税庁のよくある質問(令和6年5月20日更新)では、e-Taxで読み取れないデータ形式の原因が市販ソフト側にある場合、ご利用の財務会計ソフトの販売メーカーへの確認を案内しています。利用可能文字の判定はソフト側の出力に依存するため、どの項目が半角カナとして出力されているかはメーカーのサポートが正確に案内できます。エラーチェック機能の使い方や、自動置換機能の有無も併せて確認してください。

よくある質問

HUBH001EとHUBH009Eの違いは何ですか

HUBH001Eは「送信されたデータ形式では読み取ることができません。」で、財務諸表XBRLの利用できない文字(半角カナ等)が原因のエラーです。HUBH009Eは「署名検証がエラー」で、マイナポータル連携の控除証明書などが原因の場合があります。エラーコードとメッセージを区別して対処してください。

半角カナを全角に直してもエラーが解消しません

半角カナ以外にもe-Taxで利用できない文字(機種依存文字、外字、制御文字等)が含まれている可能性があります。利用可能文字一覧で網掛けされている文字が他にないか、個別注記表以外の自由記述欄も含めて再確認してください。市販ソフトのサポートに該当データの文字コードを確認してもらうのも有効です。

期限内にHUBH001Eで再送信が間に合わなかった場合はどうなりますか

令和6年1月5日以降は、他のエラーと同様に期限後申告として扱われます。期限内に1回でも申告データを提出していても、修正後のデータが期限後になれば期限後申告です。延滞税や加算税の取扱いに影響する場合があるため、管轄税務署や税理士にご相談ください。令和5年5月22日〜令和6年1月4日の経過措置は現在終了しています。

まとめと次の行動

HUBH001Eは財務諸表XBRLに半角カナ等の利用できない文字が含まれているサインです。利用可能文字一覧で該当文字を特定し、全角等に修正してe-Taxで再送信してください。分からない点は市販ソフトの販売メーカーへ確認し、申告期限が近い場合は令和6年1月5日以降の期限後扱いに注意して早めに行動してください。