HUBH139Eが表示されたときは、e-Taxに登録済みの本人の電子証明書と今回送信時に付与した電子証明書が異なることが原因です。マイナンバーカードの電子証明書を更新・再発行した直後に起きやすく、新しい電子証明書をe-Taxへ再登録してから再送信することで解消します。

HUBH139Eが表示される状況を確認する

HUBH139Eは、申告データや納税証明書の交付請求書などに付与された電子署名が、e-Taxに事前登録されている本人の電子証明書と一致しない場合に表示されます。国税庁のFAQ(令和6年5月31日更新ほか)では、登録と異なる電子署名を付与した場合と説明されています。税理士等が代理送信する場合も、送信方法の誤りで同じエラーが出ることがあります。

HUBH139Eの主な表示タイミング

  • e-Taxソフトや確定申告書等作成コーナーから送信した直後の受信通知に表示される
  • 「納税者の方(本人)の電子証明書が登録されている電子証明書と異なるため、電子証明書を確認の上、再度送信してください」と案内される
  • 更新・再発行したマイナンバーカードで初めて送信したときに発生しやすい

HUBH138EとHUBH139Eの違いを整理する

似たコードで混同しやすいため、まずどちらに該当するかを確認します。

HUBH138EとHUBH139Eの違い
エラーコード意味主な状況
HUBH138E本人の電子証明書が未登録e-Taxに本人の電子証明書が一度も登録されていない、または交付請求などで登録が必須なのに未登録の場合
HUBH139E登録されている電子証明書と異なる登録済みだが今回付与した証明書が別のものである。更新・再発行後の再登録漏れや、別カードの利用、代理送信時のID誤りが典型

原因を切り分ける

国税庁のFAQ(令和6年5月20日更新)では、納税者本人が送信している場合と税理士等が代理送信している場合で原因が分かれています。

ケース1:納税者本人が送信している場合

本人送信でHUBH139Eが出る主な原因

  • 事前登録した電子証明書と異なる電子証明書を添付している(例:旧マイナンバーカードの証明書で署名した)
  • マイナンバーカードの電子証明書を更新・再発行したが、e-Taxへの再登録をしていない
  • 家族のカードや別の電子証明書ファイル(.p12)を誤って選択した

この場合は、正しい電子証明書(現在有効なマイナンバーカードの署名用電子証明書)をe-Taxに再登録した上で、再度送信します。再登録方法は次章の手順をご確認ください。

ケース2:税理士等が代理送信している場合

代理送信でHUBH139Eが出る主な原因(国税庁FAQより)

  • 基本情報の税理士等の利用者識別番号欄等に税理士等の情報が入力されていない
  • 納税者本人の利用者識別番号でe-Taxにログインしたまま代理送信している(税理士等の利用者識別番号でログインし直す必要があります)
  • 税理士等が事前登録した電子証明書と異なる電子証明書を添付している

代理送信では「誰の利用者識別番号でログインしているか」と「誰の電子証明書を付与しているか」の不一致が原因になります。税理士等の利用者識別番号でログインし直し、登録済みの正しい証明書で署名して再送信します。基本情報を変更した場合は、e-Taxソフトで全帳票を「作成完了」にし直す必要がある点にも注意が必要です。

電子証明書をe-Taxに再登録する手順(マイナンバーカード更新時)

電子証明書を更新・変更した場合は、国税庁が案内する「更新した電子証明書をe-Taxに再登録するには、どうすればいいですか。」(令和8年5月25日更新)の手順で再登録します。e-Taxソフトを利用する場合の流れは次のとおりです。

e-Taxソフトでの再登録手順

  1. e-Taxソフトを起動し、利用者ファイル(拡張子.ncc)を開く
  2. メニューの「利用者情報登録」から「電子証明書登録・更新」をクリックする
  3. 「電子証明書の登録・更新(1/4:利用者情報)」で所轄税務署を選択し、住所又は所在地(納税地)等を入力して「次へ」をクリックする
  4. 「電子証明書の登録・更新(2/4:方法の選択)」で電子証明書の利用方法(ICカードまたはGビズIDアプリ/電子証明書ファイル)を選択する
  5. ICカードの場合は認証局サービス名を選択して「次へ」、ICカードリーダライタにカードを挿入しパスワードを入力する
  6. 「電子証明書の登録・更新(4/4:登録・更新内容確認)」で表示される電子証明書に間違いがないか、有効期限が切れていないかを確認して「OK」をクリックする
  7. 「受付システムログイン用暗証番号入力」で利用者識別番号を確認しパスワードを入力して送信する
  8. 送信後、e-Taxのメッセージボックスに格納された情報で再登録されたことを確認する

再送信するときの手順(e-Taxソフトを利用している場合の参考)

再登録後は、申告データを訂正して再び電子署名を付与し、送信します。国税庁FAQの参考手順は次のとおりです。

e-Taxソフトでの再送信の参考手順

  1. 「申告・申請等一覧」画面から再送信するデータを選択する(送信済みデータは「状態」欄が「送信完了」と表示される)
  2. 訂正する帳票を開き内容を訂正した後で「作成完了」をクリックする(基本情報を変更した場合は全帳票を「作成完了」にする必要がある)
  3. 「別名保存確認」画面で申告・申請等名を30文字以内で入力し「別名で保存」をクリックする
  4. 「署名可能一覧」画面から再送信するデータを選択し、正しい電子証明書で電子署名を付与する
  5. 「送信可能一覧」画面から送信する

直らないときに確認すること

HUBH139Eが解消しないときのチェックリスト

  • 別のマイナンバーカードや古いカードを使っていないか(家族のカードとの取り違えに注意する)
  • ICカードリーダライタが正しく認識されているか、スマートフォンの場合は読取位置とケースの有無を確認する
  • e-Taxにログインしている利用者識別番号が、再登録した利用者識別番号と一致しているか(本人と税理士等のIDを取り違えていないか)
  • 電子証明書の有効期限が切れていないか(署名用電子証明書の有効期限は5年間です)
  • 代理送信の場合は、税理士等の情報が基本情報に入力され、税理士等のIDでログインしているか

よくある質問

HUBH138EとHUBH139Eはどう違いますか?

HUBH138Eは本人の電子証明書が未登録のときに表示され、まず登録が必要です。HUBH139Eは登録済みだが今回付与した証明書が登録済みと異なる場合に表示され、正しい証明書を確認して再登録した上で再送信します。どちらもe-Taxに登録されている証明書と送信時に付与した証明書の関係で判定されます。

マイナンバーカードを更新したら必ずe-Taxで再登録が必要ですか?

はい、必要です。署名用電子証明書は更新すると新しい証明書に切り替わるため、e-Taxに登録済みの古い証明書のままではHUBH139Eになります。国税庁の案内では、更新・変更した場合は新しい電子証明書をe-Taxへ再登録する必要があるとされています。e-Taxソフトの「利用者情報登録」→「電子証明書登録・更新」から手続きしてください。

税理士に依頼している場合、自分の電子証明書は不要ですか?

納税者本人の電子署名を省略して税理士等が代理送信する場合は、税理士等の電子証明書で署名します。ただし、基本情報に税理士等の利用者識別番号が入力されていること、税理士等の利用者識別番号でログインしていること、税理士等が登録した証明書と一致していることが必要です。いずれかが異なるとHUBH139Eになります。依頼先の税理士等と連携して、送信方法を確認してください。

手続きの概要と次の行動

HUBH139Eは、e-Taxに登録済みの本人の電子証明書と今回の電子署名が一致しないことが原因です。本人送信の場合は正しいカードの証明書を再登録し、代理送信の場合はログインIDと基本情報の入力を正しく切り替えてから再署名・再送信します。マイナンバーカード更新直後は再登録を忘れやすいため、更新後はe-Taxのメッセージボックスで登録結果を確認してから申告を送信してください。解決しない場合は、所轄税務署またはe-Taxヘルプデスクへ利用者識別番号とエラーコードを添えてお問い合わせください。