産業医選任報告を出し忘れたら、気づいた時点で速やかに様式第3号で所轄労働基準監督署へ報告します。常時50人以上の事業場は選任事由発生日から14日以内に選任し、遅滞なく報告する決まりです。医師免許の写しと産業医資格証を添え、原則電子申請で出し直します。
まず確認する対象・期限・提出先
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象となる事業場 | 常時使用する労働者が50人以上の事業場は衛生管理者と産業医の選任が必要です。 |
| 選任と報告の期限 | 選任すべき事由が発生した日から14日以内に選任し、遅滞なく所轄労働基準監督署へ報告します。 |
| 使う様式 | 総括安全衛生管理者・安全管理者・衛生管理者・産業医選任報告(様式第3号)を使います。 |
| 提出先と方法 | 事業場を管轄する所轄労働基準監督署へ提出します。原則は入力支援サービスを使った電子申請です。 |
出し忘れ後の立て直し手順
労働者数の数え間違いが多いため、事業場単位で常時使用する労働者が50人以上かを確認します。50人以上になった日や前任の産業医が辞めた日など、選任すべき事由が起きた日を特定します。
産業医の氏名、選任年月日、事業場情報を整理します。医師免許の写しと産業医の資格を証する書面を用意します。衛生管理者を同時に出す場合は免許の写し等も用意します。
厚生労働省の入力支援サービスで様式第3号を作成します。令和7年1月1日から選任報告は電子申請が義務化の対象です。サービスの案内に沿って入力し、添付漏れの注意表示を確認します。
完成した報告を速やかに提出します。東京労働局の案内では提出部数は2部で1部が控え、提出先は事業場を管轄する監督署です。電子申請の控えや受付記録とともに、選任日と提出日を記録します。
産業医だけ出して終わりにしません。衛生管理者の報告漏れ、衛生委員会の設置漏れ、定期健康診断結果報告やストレスチェック報告の遅れがないかを確認します。関連する報告も遅れている場合は順番に立て直します。

添付・部数・作成の注意
東京労働局の案内では、産業医選任報告には医師免許の写しと産業医の資格を証する書面の添付が必要です。提出部数は2部で1部が控えです。厚生労働省の様式案内では、印刷する用紙は白色度80パーセント以上を使い、印刷した用紙をコピーして使わないよう案内しています。入力支援サービスで作ると誤入力や添付漏れの注意が表示されます。
注意点:遅れた場合の考え方
遅れた日数分だけ期限が延びる扱いではありません。選任が遅れた期間は義務が果たされていない状態です。探している最中や引継ぎ中を理由に提出を先延ばしにしません。報告日を実際の提出日より前に遡って記入しません。古い様式の在庫を使い回しません。提出方法は入力支援サービスの最新案内と所轄署の案内で確認します。古い案内に郵送や持参だけが書かれていても、現在の電子申請の扱いを優先して確認します。
提出直前に次を確認します。
よくある質問
14日を過ぎたらどうすればよいですか。
速やかに選任して報告します。期限を過ぎても報告義務はなくなりません。選任事由の発生日、選任年月日、添付2点をそろえ、入力支援サービスで様式第3号を作成して提出します。提出後は選任日と提出日、控えを記録します。
紙で出してもよいですか。
原則は電子申請です。令和7年1月1日から選任報告は電子申請義務化の対象です。入力支援サービスで作成し、案内に沿って提出します。端末や操作で困る場合は、入力支援サービスの案内と所轄労働基準監督署の案内で提出方法を確認します。
50人以上かは会社全体で数えますか。
事業場単位で数えます。会社全体の合計ではなく、働く場所ごとの常時使用する労働者で判断します。パートやアルバイトを含めるか迷う場合は、所轄労働基準監督署へ確認します。
公式情報と確認日
当記事の期限、様式、添付、部数、提出先、電子申請の扱いは2026年9月11日時点の公式情報で確認しています。具体的な手続きや条件は管轄する労働基準監督署の最新案内をご確認ください。
次にすること
提出後は控えと受付記録を保管し、衛生管理者や衛生委員会、定期健康診断結果報告やストレスチェック報告の提出状況を確認します。担当変更に備えて、選任日と報告日の記録を事業場で共有します。