e-Govで雇用保険被保険者資格取得届に補正通知が出たら、対象案件を開き、①「部分補正」か「再提出」か、②補正期限日時、③追加・差し替えを指示された添付書類、の順に確認します。資格取得届は添付書類を省略できるのが原則ですが、省略できないケースがあります。一般的な書類一覧を自己判断で全部添付するのではなく、補正通知と管轄ハローワークの指示に合わせて直してください。

最初に確認する3点

ファイルを作り直す前に、対象案件の通知で次の項目を確認します。

e-Gov公式案内に基づく補正種別の違いです。
画面・通知の状態対応資格取得届での注意
部分補正通知で指定された申請内容の一部を訂正します。対象外の項目は非活性となり、変更できない場合があります。添付欄を操作できないときは、通知で補正対象になっているかを確認します。
再提出申請内容一式を通知の指示に沿って確認し、再提出します。再提出後は元の申請が「手続終了(再提出済み)」となり参照できません。必要な通知情報を先に保存します。
[補正]ボタンがない期限と案件の状態を確認し、手続の相談窓口へ問い合わせます。補正期限後はボタンが消えて再提出できません。新規申請を重ねる前に管轄ハローワークへ確認します。

添付書類は「原則省略」でも、通知の指示を優先します

厚生労働省が現在の電子申請マニュアル一覧に掲載している「雇用保険被保険者資格取得届 電子申請手順」では、資格取得届の添付書類は、所定の例外を除いて省略できると案内しています。一方、補正通知で資料の追加・差し替えを求められた場合は、その指示が今回の案件に必要な資料です。「通常は省略できる」という理由だけで、補正通知の添付指示を無視しないでください。

資格取得届の添付書類を判断する順序です。
状況提出前の判断
補正通知に資料名や確認内容が明記されている通知で指定された資料を準備します。資料名、対象期間、対象者、ファイルの差し替えか追加かを確認します。
補正通知に「確認資料を添付」などの記載だけで資料が特定できない一般的な一覧から推測せず、到達番号と通知内容を用意して管轄ハローワークへ確認します。
添付書類の省略対象外に当てはまる可能性がある確認資料の種類を管轄ハローワークへ確認します。例外に該当しても、必要な資料をこの記事だけで一律には決められません。
省略対象外に当たらず、補正通知にも添付指示がない入力項目の訂正だけを求められている可能性があります。通知の指定範囲以外を増やさず、部分補正・再提出の区分に沿って進めます。

添付書類を省略できない主なケース

厚生労働省の資格取得届電子申請手順では、次の場合は添付書類の省略対象外とされています。該当するか迷う場合や、どの確認資料を付けるか分からない場合は、事業所を管轄するハローワークへ確認してください。

厚生労働省マニュアルに示された省略対象外のケース

  • 事業主が新たに適用事業を開始したことに伴う、初めての資格取得届
  • 資格取得の事実があった日の属する月の翌月10日という届出期限を過ぎた届出
  • 過去3年間に不正受給に関連して返還・納付を命じられたことがある事業主、または命じられる可能性がある事業主による届出
  • 届出内容に著しい不整合がある場合
  • 前年度または前々年度の労働保険料を滞納している事業主による届出
  • 過去3年間に雇用保険法その他の労働関係法令について著しい違反があった事業主による届出
  • 株式会社などの取締役で、従業員としての身分も有する方に関する届出
  • 事業主と同居している親族に関する届出
  • 在宅勤務者に関する届出

社会保険労務士会の会員である社会保険労務士が審査事項を付記して提出する場合や、労働保険事務組合から提出する場合には別の省略扱いがあります。ただし、著しい期限超過や著しい不整合などは例外です。代理提出の案件は、厚生労働省マニュアルの付録と管轄ハローワークの指示を確認してください。

「翌月10日」と「補正期限」は別の期限です

混同しやすい2つの期限を分けて確認します。
期限意味対応
資格取得届の届出期限被保険者資格の取得の事実があった日の属する月の翌月10日までです。この期限を過ぎた届出は、添付書類の省略対象外に含まれます。必要な確認資料を管轄ハローワークへ確認します。
補正通知の期限行政機関が補正通知のメッセージに示す、今回の補正・再提出の期限です。通知に表示された日時までに補正します。期限後は[補正]ボタンが表示されず、再提出できません。

補正通知から再提出までの手順

e-Govに申請時のアカウントでログインし、「申請案件一覧」から対象の資格取得届を開きます。手続名、対象者、到達番号を照合します。

補正通知を開き、補正理由、補正種別、補正期限日時を確認します。メールの件名や「返戻」という表示だけで操作を決めず、案件内の通知本文を基準にします。

再提出の場合は、通知文書、到達番号、当初の申請内容など、後で確認する情報を先に保存します。e-Gov公式案内では、再提出後の元申請は参照できなくなります。

部分補正なら指定された項目だけを訂正します。再提出なら申請内容一式を見直し、指示された修正を反映します。補正対象外の項目を変更できないのは、部分補正の仕様である場合があります。

補正通知で指定された添付資料を追加・差し替えます。資料が特定されていない、添付欄を操作できない、ファイルの提出方法が分からない場合は、送信前に管轄ハローワークへ確認します。

対象者、資格取得日、被保険者番号、訂正箇所、添付ファイル、提出先を見直し、[提出]します。送信後は申請案件一覧で対象案件の状態を確認します。

補正期限を過ぎて[補正]ボタンが消えた場合

e-Gov公式FAQでは、補正通知に記載された補正期限日時を過ぎると[補正]ボタンが表示されず、申請を再提出できなくなると案内しています。資格取得届の場合は、対象事業所を管轄するハローワークへ問い合わせ、期限後の提出方法を確認してください。

問い合わせる前に次の情報をそろえると、案件を特定しやすくなります。

補正通知と似ている状態の切り分け

表示が似ていても、同じ操作をするとは限りません。
状態この記事の手順次にすること
送信前の入力チェックエラー対象外です。画面に表示された文字数、必須項目、日付などのエラーを直し、通常の申請として送信します。
申請案件に補正通知があり[補正]ボタンがある対象です。部分補正・再提出の区分、期限、添付指示に沿って対応します。
補正期限を過ぎて[補正]ボタンがない補正操作はできません。管轄ハローワークへ期限後の提出方法を確認します。
手続終了、審査終了、返戻などで補正通知の操作に入れない同じ扱いとは限りません。案件ステータス、通知文書、到達番号を用意し、管轄ハローワークへ確認します。

よくある質問

資格取得届は添付書類を省略できるのに、補正通知で添付を求められました。付ける必要がありますか?

厚生労働省のマニュアルは所定の例外を除いて添付省略を認めていますが、補正通知は今回の案件について行政機関が出した指示です。指定された資料を確認し、不明確なら到達番号を伝えて管轄ハローワークへ確認してください。

部分補正で添付欄や他の入力欄を変更できません。エラーですか?

必ずしもエラーではありません。e-Gov公式案内では、部分補正の対象外項目は非活性となり、変更できない場合があります。添付が必要なのに操作できない場合は、補正通知の対象と提出方法を管轄ハローワークへ確認してください。

再提出した後も、元の資格取得届と通知を確認できますか?

e-Gov公式案内では、再提出すると元の申請情報は「手続終了(再提出済み)」となり参照できません。補正通知や必要な通知情報は、再提出前に取得・保存してください。

翌月10日までに最初の申請を送っていれば、補正はいつでもできますか?

いいえ。資格取得届の届出期限とは別に、補正通知へ再提出の期限日時が示されます。e-Gov公式FAQでは、その期限を過ぎると[補正]ボタンが消えて再提出できないと案内しています。

補正期限を過ぎたら、新しい資格取得届を作ればよいですか?

自動的に新規申請へ切り替えるとは限りません。元の案件がどのように扱われるかを、到達番号と補正通知を用意して管轄ハローワークへ確認してから進めてください。

公式情報

補正する(e-Gov電子申請)部分補正と再提出の違い、再提出前の情報保存、補正後の提出手順を確認できます。補正に関するFAQ(e-Gov電子申請)補正期限を過ぎて[補正]ボタンが表示されない場合の公式回答です。e-Gov電子申請利用マニュアルの紹介(厚生労働省)雇用保険被保険者資格取得届のマニュアル、提出期限、提出先を確認できます。雇用保険被保険者資格取得届 電子申請手順(厚生労働省・PDF)資格取得届の添付操作と、添付書類を省略できないケースを確認できます。