令和8年分の月額表は、①社会保険料等控除後の給与額、②扶養控除等申告書の提出有無、③扶養親族等の数の順に確認します。申告書ありは甲欄、なしは乙欄です。
月額表を使う5つの手順
給与の支払日を確認し、2026年に支払うべき給与には令和8年分源泉徴収税額表を用意します。
課税対象となる給与から、健康保険料、厚生年金保険料、雇用保険料など給与から控除する社会保険料等を差し引きます。
従業員から扶養控除等申告書の提出を受けているか確認します。提出ありは甲欄、提出なしは乙欄です。雇用形態だけで決めません。
甲欄の場合は、申告書から源泉控除対象配偶者・源泉控除対象親族と障害者等の加算を確認し、税額表上の扶養親族等の数を算定します。
月額表で社会保険料等控除後の給与額が入る「以上・未満」の行を探し、甲欄の人数または乙欄との交点の税額を確認します。
甲欄と乙欄の違い
| 区分 | 使用する場合 | 確認点 |
|---|---|---|
| 甲欄 | その給与支払者へ扶養控除等申告書を提出している | 扶養親族等0人から7人までの該当欄を使います |
| 乙欄 | その給与支払者へ扶養控除等申告書を提出していない | 通常の扶養人数別の甲欄は使いません |
| 甲欄0人 | 申告書は提出しているが扶養親族等の数が0人 | 扶養が0人だから乙欄になるわけではありません |
国税庁の月額表甲欄の計算例
| 項目 | 金額・条件 |
|---|---|
| 給与支給額 | 420,000円 |
| 社会保険料等 | 63,400円 |
| 社会保険料等控除後の給与額 | 356,600円 |
| 扶養親族等の数 | 2人 |
| 使用する行 | 356,000円以上359,000円未満 |
| 源泉徴収税額 | 甲欄・2人の7,020円 |
2026年12月1日以後の確認
12月の給与と年末調整では次の点を分けて処理します。
- 2026年11月30日以前の給与は改正前の所得要件で扶養親族等の数を確認する
- 12月1日以後の給与は改正後の所得要件で新たに対象となる親族の異動申告を反映する
- 2026年12月の年末調整は改正後の給与所得と基礎控除額で年税額を計算する
- 2027年1月1日以後に支払うべき給与から令和9年分源泉徴収税額表へ切り替える
給与計算前のチェックリスト
月額表を使う前に確認します。