贈与税の申告を3月15日過ぎたら、気づいた時点で速やかに期限後申告をします。期限後でも申告書は受け付けられ、本税のほかに加算税と延滞税がかかります。住所地の所轄税務署へe-Tax・郵送・持参で提出します。
期限と遅れたときの扱い
贈与税の申告と納税は、原則として財産をもらった年の翌年2月1日から3月15日までに行います。提出期限が土曜日・日曜日・祝日等に当たるときは、その翌日が期限になります。2026年9月14日時点の国税庁情報で確認しています。全国共通の原則です。
申告期限までに申告しなかった場合や実際にもらった額より少ない額で申告した場合には、本来の税金のほかに加算税がかかります。また納税が期限に遅れた場合は、その遅れた税額に対して延滞税がかかります。期限を過ぎたことに気づいたら、調査を待たずに速やかに申告と納付へ進みます。
通常申告と期限後申告の境界
この記事は期限を過ぎた後の期限後申告を扱います。通常の申告要否・申告書の組み合わせ・110万円判定は、別記事の通常申告の手順で確認します。期限後も使う申告書や提出先は通常と同じですが、加算税・延滞税と納付までの進め方が追加されます。
まず確認すること
期限後申告の前に、次の3点を確認します。
- 贈与を受けた年と翌年2月1日から3月15日の期限を過ぎているか確認します
- 1年間の贈与合計が申告対象か、相続時精算課税や非課税特例の有無を確認します
- 該当年分の贈与税申告書の様式を使えるか確認します
手順1:該当年分の申告書と添付書類をそろえる
贈与税の申告書は該当年分の様式を使います。国税庁の申告手続案内では、令和7年分などの年分別の様式一覧が案内されています。申告内容によって使う第一表・第二表や添付書類が変わるため、確定申告書等作成コーナーまたは様式一覧で該当年分を選びます。申告書にはマイナンバーの記載と本人確認書類の提示または写しの添付が必要です。相続時精算課税を初めて選ぶ場合などは選択届出書も必要になるため、該当する方は事前に税務署へ確認します。
手順2:住所地の所轄税務署へ速やかに提出する
贈与税の申告書の提出先は、原則として贈与を受けた人の住所を所轄する税務署です。e-Taxで作成・送信するか、書面で持参または送付により提出します。税務署の開庁時間は8時30分から17時までです。閉庁日は受付していませんが、送付または時間外収受箱への投函により提出できます。e-Taxの利用可能時間は事前に確認します。
| 方法 | 内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| e-Tax | 確定申告書等作成コーナーで作成し自宅から送信します | 利用開始手続と利用可能時間の確認が必要です |
| 郵送 | 住所地の所轄税務署または業務センターへ郵便・信書便で送付します | 送付先が業務センターになる場合があるため案内で確認します |
| 持参・時間外収受箱 | 住所地の所轄税務署の受付へ持参し、閉庁時は時間外収受箱へ投函します | 開庁時間は8時30分から17時までです |
手順3:本税と加算税・延滞税を納付する
期限後申告では、計算した本税に加えて加算税と延滞税を納付します。延滞税は原則として法定納期限の翌日から納付する日までの日数に応じて計算し、本税だけを対象とします。具体的な割合は年によって変わります。令和8年1月1日から令和8年12月31日までの期間は、納期限の翌日から2か月を経過する日まで年2.8パーセント、2か月経過後以後は年9.1パーセントです。令和8年4月1日現在の国税庁情報で確認しています。加算税の割合は申告経緯や税額で変わるため、申告前に最新の案内と税務署で確認します。
納付方法は申告後も同じ国の案内を使えます。ダイレクト納付、インターネットバンキング、クレジットカード納付、スマホアプリ納付、コンビニ納付、現金に納付書を添えた納付があります。スマホアプリ納付とコンビニ納付は納付税額30万円以下の方が対象です。クレジットカード納付は決済手数料がかかり、納付可能額は1,000万円未満です。
税務署へ相談する目安
次のいずれかに当てはまるときは、申告前に所轄税務署または国税の相談窓口へ確認します。
- 相続時精算課税の初回選択や住宅取得等資金の非課税・配偶者控除を使うか迷うとき
- 特例税率や添付書類の要否が自分の申告に当てはまるか分からないとき
- 加算税・延滞税の見込みや納付方法を確定したいとき
国税の相談窓口は国税庁の案内で確認できます。個別の評価や特例の可否は案内だけでは判断できないため、贈与内容が分かる資料を用意して相談します。
よくある質問
期限を過ぎたら申告しても受け付けられますか。
受け付けられます。該当年分の贈与税申告書を住所地の所轄税務署へe-Tax・郵送・持参のいずれかで速やかに提出します。本税のほかに加算税と延滞税がかかります。
加算税と延滞税は必ずかかりますか。
申告期限までに申告しなかった場合や少なく申告した場合には、本来の税金のほかに加算税がかかります。納税が期限に遅れた場合は遅れた税額に延滞税がかかります。割合や計算は条件で変わるため、最新の国税庁情報と税務署で確認します。
所得税の確定申告とまとめて出せますか。
まとめられません。贈与税は贈与税の申告書を使い、納税地を所轄する税務署へ提出します。該当年分の様式一覧から選びます。
本記事は国税庁の贈与税の申告と納税、贈与税の申告手続、延滞税についての3点を2026年9月14日に確認して作成しました。制度の適用は贈与を受けた年分で判断します。個別の金額や特例の可否は国税庁の案内または所轄税務署へ確認します。当サイトの内容は参考情報です。具体的な手続き・条件は管轄の税務署などの最新案内をご確認ください。
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