Windowsパソコンで「マイナンバーカードを認識できませんでした」と出たときは、ICカードリーダの特定と無効化、スマホQR代替、有効性確認の順に確認します。

症状と前提を確認する

パソコンでe-Taxのマイナンバーカード方式を使おうとして「マイナンバーカードを認識できませんでした。ご利用のパソコンでマイナンバーカードの利用に必要な設定を確認の上、再度操作を行ってください。」と表示され、先へ進めない状態が対象です。WindowsパソコンでICカードリーダライタを使う場合と、スマートフォンをICカードリーダ代わりに使う場合で操作が分かれます。スマホを直接かざすNFCの位置ずれやケースの問題とは別の、パソコン固有の確認が必要です。iPhoneのNFC読み取りやMacのSafari固有の対処とは境界が異なります。

原因の切り分け

主な原因と確認の方向性です。

  • 複数台のICカードリーダが接続され、読み取る装置を特定できていない
  • マイナンバーカード方式の利用開始手順が未完了で、ICリーダ利用とスマホ利用を取り違えている
  • マイナンバーカードや電子証明書に問題があり、有効性の確認が必要な状態
  • 利用者証明用パスワードや券面入力補助用パスワードの入力誤りや失念

確認順の全体像

上から順に確認します。
順番確認内容目安
1ICカードリーダを1台に特定し、使わない装置を無効にするデバイスマネージャーで5分程度
2ICリーダ利用とスマホ利用のどちらで進むか決めるe-Taxの個人ログイン画面で選択
3スマホQR代替で進めるか試すマイナアプリとQR読取りで10分程度
4有効性の確認と暗証番号の種別を確認する総合サイトの案内で確認
5解決しない場合はe-Taxの窓口へ問い合わせるエラーメッセージを控えて連絡

手順1:ICカードリーダを1台に特定する

複数のICカードリーダがパソコンに接続されていると、読み取る装置を特定できずエラーになることが国税庁で確認されています。画面左下のWindowsマークを右クリックしてデバイスマネージャーを開き、「スマートカード読み取り装置」や「NFC Port」などの表示を確認します。型番からマイナンバーカードを読み込む装置を特定し、使わない装置は右クリックで「デバイスを無効にする」を選びます。特定が難しい場合は、使うリーダ以外を一時的に取り外して表示が消えるかで判断します。無効化後に再度読み取りを行います。

手順2:ICリーダ利用とスマホ利用を正しく選ぶ

e-Taxの個人ログイン画面では「ICカードリーダーで読み取り」と「スマートフォンを利用」のボタンが分かれています。国税庁の令和8年8月25日更新の案内では、ICカードリーダで読む場合とスマートフォンを利用する場合で、その後のQR表示やパスワード入力の流れが異なります。ICリーダを使う場合は入力方法で「マイナンバーカード情報を利用」と利用方法で「ICカードリーダーを利用」を選びます。スマホを使う場合は利用方法で「スマートフォンを利用」を選び、パソコンに表示されたQRをマイナアプリで読み取ります。ボタンの選び間違いは認識エラーのように見えるため、最初に戻って選び直します。

手順3:スマホをICリーダ代わりにして進める

ICリーダの特定が難しい場合や、リーダを持っていない場合は、スマートフォンを利用する方法へ切り替えます。パソコンの個人ログイン画面で「スマートフォンを利用」を選び、表示されたQRをスマートフォンのマイナアプリで読み取ります。利用者証明用パスワードを入力し、実物のカードを使う場合はスマートフォンにカードをかざして読み取ります。次に「マイナンバーカード・スマホ用電子証明書を利用」を選び、券面入力補助用パスワードの入力へ進みます。iPhoneのマイナンバーカードを利用できる場合も同じQRの流れです。

有効性と暗証番号を確認する

ICリーダを特定しても直らないときは、マイナンバーカード総合サイトの案内に沿って有効性の確認を行い、カードが正常に読み取れるかを確認します。有効である場合はカードや証明書の読み取り自体に問題はないため、e-Tax側の設定や手順の見直しへ進みます。利用者証明用パスワードと券面入力補助用パスワードはいずれも数字4桁ですが用途が異なります。失念やロックが疑われる場合は、市区町村窓口での再設定が必要になることがあります。安易に何度も入力せず、種別を確認してから進みます。

オンラインで解決しないときの相談先

有効性の確認で有効と出るのにe-Taxで読み取れない場合は、e-Taxの窓口へ問い合わせます。問い合わせ時は表示されたエラーメッセージ全文、Windowsであること、ICリーダ利用かスマホ利用か、複数台接続の有無、利用者識別番号の有無を伝えると話が早まります。カードの破損や電子証明書の失効が疑われる場合や、暗証番号の再設定が必要な場合は、住民登録のある市区町村窓口へ相談します。申告期限が近い場合は、書面提出への切替えも含めて早めに相談します。

このページと関連ページの使い分け

iPhoneでNFC読み取りができない場合や、スマホのケース・かざす位置が原因の場合は、iPhone向けの手順が参考になります。MacのSafariで送信自体ができない場合や、推奨環境やICリーダの適合が問題の場合は、Mac向けの確認手順が参考になります。このページはWindowsパソコンでICカードリーダの特定ができない場合と、スマホQR代替への切替えを中心にしています。

複数台のICカードリーダがつながっているとどうなりますか。

ICカードリーダを1台に特定し、使わない装置を無効にしてから再試行します。難しい場合はスマホ利用のQR手順へ切り替えます。

ICリーダ利用とスマホ利用を取り違えたらどう直しますか。

個人ログイン画面のボタンを選び直します。ICリーダを使う場合は「ICカードリーダーで読み取り」、スマホを使う場合は「スマートフォンを利用」です。その後の入力方法と利用方法の選択も合わせ直します。

有効性の確認はなぜ必要ですか。

マイナンバーカード総合サイトの有効性の確認でカードが正常かを確認します。有効なのにe-Taxで読めない場合はe-Taxの窓口へ、カード自体に問題がある場合は市区町村窓口へ相談します。