結論:HUBH457Eは申告等データに添付した電子証明書が失効しているため正常に受け付けされていません。市区町村窓口で新しい電子証明書を取得し、e-Taxの「利用者情報登録→電子証明書登録・更新」で再登録してから再送信してください。スマホ用電子証明書をご利用の場合はマイナアプリでの再開も必要です。

HUBH457Eが表示される意味とタイミング

HUBH457Eは、e-Taxで申告・申請等データを送信した後に返される「受信通知」のメッセージ欄に表示されるエラーです。申告書等データに添付した電子証明書が、発行を受けた認証局(J-LIS)で失効となっている場合に通知されます。国税庁によると令和6年1月4日以降、e-Taxの失効確認機能の改修により、失効している電子証明書が添付された場合にメッセージボックスでエラーが通知されるようになりました。受信通知にこのエラーが表示されている間は、申告等データは正常に受け付けされていません。

電子証明書が失効する主な原因(4類型)

確定申告書等作成コーナーの公式案内では、電子証明書は次の場合に失効すると説明されています。いずれも氏名・住所などの変更や手続きが起点になるため、引越しや結婚などで氏名・住所を変えた直後にHUBH457Eが出ることがあります。

失効する4つの原因と確認ポイント
失効原因具体例確認先と次の行動
電子証明書の失効申請をした場合本人が市区町村窓口で失効の届出をした場合市区町村窓口で再発行手続き
住民票の基本4情報が修正された場合氏名・生年月日・性別・住所の変更(転入・転居・婚姻等)※利用者証明用は失効しない場合あり市区町村窓口で電子証明書の更新
電子証明書の有効期間が満了した場合発行から5回目の誕生日を迎えた(有効期限切れ)市区町村窓口で更新。顔写真付き本人確認が必要
本人が死亡した場合相続に伴う手続き相続人による手続き
スマホ用電子証明書の連動失効マイナンバーカード本体の電子証明書が失効するとスマホ用も自動失効マイナアプリで「利用を再開」

補足:スマホ用電子証明書は、マイナンバーカード本体の電子証明書が失効すると自動的に失効します。カード本体を更新した後に、マイナアプリでスマホ用の再開操作が必要です。全国共通の原則ですが、市区町村の窓口で本人確認が必要な点は共通です。

まず確認すること:受信通知と失効区分の切り分け

送信直後に確認するチェックリスト

全体の復旧フロー(3つのケース)

HUBH457Eは「失効」によるエラーですが、対処は「有効期限切れ」の場合と同様に新しい電子証明書の取得と再登録が基本です。申告の方法により登録・更新の要否が分かれます。国税庁の有効期限切れ案内(qa/yokuaru03/15.htm)の考え方を、失効の場合にも当てはめて整理すると次のとおりです。

申告形態別の再登録要否
申告形態失効時の要否操作箇所
本人がe-Taxソフト/作成コーナーで送信必要:新規取得後に「利用者情報登録→電子証明書登録・更新」で再登録e-Taxソフトのメニューまたは作成コーナー
所得税徴収高計算書・納付情報登録依頼・署名省略の納税証明書交付請求のみ不要:利用者識別番号と暗証番号のみで送信可能なため再登録不要該当なし
税理士が本人証明書で代理送信税理士のみの電子署名で送信する場合は本人の失効後も再登録なしで送信可能税理士側のe-Tax
税理士自身の電子証明書が失効必要:税理士が認証局で新規取得し再登録税理士の利用者情報登録

手順1:新しい電子証明書を取得する(市区町村窓口)

原因に心当たりがある場合は、住民票のある市区町村窓口で電子証明書の更新・再発行手続きを行います。有効期限切れの場合は更新、住所・氏名変更による失効の場合も同様に窓口での再発行が必要です。

窓口では顔写真付き公的証明書による本人確認が必要です。マイナンバーカードの有効期限切れと同時に更新する場合は、カード本体の更新も併せて行います。代理人による手続きは原則できません。

スマホ用電子証明書を併用している方は、カード本体の更新が完了してからマイナアプリで再開操作に進みます。事前にカード本体を更新せずにスマホ用だけを再開しても利用できません。

手順2:e-Taxで電子証明書を再登録する

e-Taxソフトをお使いの方は、メニューボタンの「利用者情報登録」→「電子証明書登録・更新」から、新たに取得した電子証明書を登録します。

確定申告書等作成コーナー(Web版)をお使いの方は、作成コーナーの案内に従い電子証明書を登録・更新します。失効前と異なる認証局の証明書でも登録可能です。

ポイント:新旧電子証明書の認証局の種類は問いません。マイナンバーカードの公的個人認証サービスによる電子証明書であれば登録できます。登録後は、e-Taxの利用者識別番号と紐付けが新しい証明書に切り替わります。

手順3:申告書等データを再送信し、受信通知を再確認する

申告書等データを再度作成し直すのではなく、電子証明書の再登録後に「再度送信」します。送信後は必ずメッセージボックスの最新受信通知を開きます。

受信通知に「HUBH457E」等のエラーが表示されていないか確認します。エラーが消え、「受付されました」等の正常受付メッセージが表示されれば手続きは完了です。

スマホ用電子証明書を利用している場合の再開手順(Android)

デジタル庁のAndroidスマホ用電子証明書マニュアルでは、氏名・住所変更や有効期限満了などで利用不可となった場合の「利用を再開」手順が示されています。実物のマイナンバーカードとマイナアプリが必要です。

スマホ用電子証明書「利用を再開」の主な流れ

  1. マイナアプリを起動し、画面下部の「カード」を開いて「スマホ用電子証明書」→「利用を再開」を選択
  2. 利用規約等に同意し、実物のマイナンバーカードの署名用パスワード(英数字6〜16文字)を入力
  3. 実物のマイナンバーカードの上にスマホ背面を当てて読み取り
  4. 新しいスマホ用利用者証明用電子証明書のパスワード(数字4桁)を設定
  5. 新しいスマホ用署名用電子証明書のパスワード(英数字6〜16文字)を設定
  6. マイナアプリからの通知を待つ(19時30分以降に操作した場合は翌朝8時以降に通知)
  7. 通知が届いたら本人確認を開始し、再び署名用パスワード入力とカード読取りを実施
  8. 端末のロック利用を設定し、追加完了後約5分で利用可能になる

税理士による代理送信を利用している場合

本人送信と代理送信では扱いが異なります。国税庁の有効期限切れ案内では、本人の電子証明書が失効・期限切れでも、税理士のみの電子署名で送信する場合は再登録なしで送信可能とされています。一方、税理士自身の電子証明書が失効した場合は、税理士が認証局で新規取得し再登録が必要です。

代理送信時の対応早見表
状況必要な対応誰が行うか
本人の電子証明書のみ失効・期限切れ、税理士が本人分を代理署名本人の再登録は不要(税理士のみの署名で送信可)税理士
税理士の電子証明書が失効・期限切れ税理士が認証局で新規取得し、e-Taxで再登録税理士本人
本人も税理士も失効双方が再取得・再登録各々

代理送信でHUBH457Eが出た場合は、誰の電子証明書が失効しているかを切り分けることが解決の近道です。税理士に「受信通知のエラー全文」を共有し、該当する証明書を特定してください。

よくある失敗と注意点

再送信前に避けたい失敗

  • 住所・氏名変更直後に古い電子証明書で送信してしまう(住民票の修正で即時失効するため、変更後は必ず窓口で更新してからe-Taxを利用する)
  • 新しい電子証明書を取得したのにe-Taxで再登録せず古い情報のまま再送信する(登録・更新操作を忘れると同じエラーが再発します)
  • 受信通知を確認せず「送信できた」と思い込む(HUBH457E表示時は税務署に到達していません。必ずメッセージボックスで正常受付を確認してください)
  • スマホ用だけを再開しカード本体の更新を忘れる(本体が失効したままではスマホ用も有効になりません)
  • 利用者識別番号を取り違えて別人の利用者情報に新しい証明書を登録する(複数IDをお持ちの方は登録先を要確認)

よくある質問

HUBH457Eと有効期限切れはどう違いますか。

どちらも電子証明書が使えない状態ですが、HUBH457Eは「失効」によるエラーで、住所・氏名変更や失効申請など4つの原因で発生します。有効期限切れは「5回目の誕生日」による期間満了です。いずれも市区町村窓口で新しい電子証明書を取得し、e-Taxで再登録して再送信する対処は共通です。

市区町村窓口では何を持参しますか。

マイナンバーカード本体と顔写真付き公的証明書による本人確認が必要です。署名用電子証明書の暗証番号(英数字6〜16文字)を求められる場合があります。詳細は住民票のある市区町村の案内をご確認ください。スマホ用を併用する場合はマイナアプリをインストールしたAndroid端末も用意します。

スマホ用電子証明書は窓口に行かずに再開できますか。

マイナンバーカード本体が有効であれば、マイナアプリで「利用を再開」できます。ただし本体の電子証明書が失効・期限切れの場合は、先に市区町村窓口で本体を更新する必要があります。デジタル庁の手順では、19時30分以降の操作は翌朝8時以降に通知が届き、完了後約5分で利用可能になります。

受信通知の確認はいつ行いますか。

申告等データを送信するたびに行います。HUBH457Eが表示されている間は正常受付されていないため、エラーが解消されるまで再送信と受信通知の確認を繰り返してください。正常受付メッセージが表示されれば手続きは完了です。

まとめ:次の行動

HUBH457Eは失効した電子証明書を再取得・再登録すれば解消できます。原因が住所・氏名変更か期限切れかを切り分け、市区町村窓口→e-Tax再登録→再送信→受信通知確認の順に進めてください。スマホ用をご利用の場合は本体更新後にマイナアプリでの再開を忘れずに行い、税理士の代理送信を利用している場合は誰の証明書が失効しているかを確認して対応してください。

今日できる次の3ステップ

  1. e-Taxのメッセージボックスで最新受信通知を開き、HUBH457Eの有無を再確認する
  2. 心当たりのある失効原因(住所・氏名変更、期限切れ等)を整理し、住民票のある市区町村窓口の電子証明書更新の案内を確認する
  3. 新しい電子証明書取得後にe-Taxの「電子証明書登録・更新」で再登録し、再送信後に受信通知で正常受付を確認する(スマホ用はマイナアプリで再開、19:30以降は翌朝通知)

当サイトの内容は参考情報です。具体的な手続き・条件は、管轄する税務署、市区町村窓口、マイナンバーカード総合サイトの最新案内をご確認ください。