戸籍の附票がコンビニで取得できないときは、本籍地の市区町村窓口または郵送で請求します。コンビニ交付は対応している市区町村でのみ利用でき、窓口は1通300円、郵送は定額小為替で請求できます。草加市のように令和8年3月27日でコンビニ取扱を終了する自治体もあります。
戸籍の附票とは?住民票との違い
戸籍の附票の写しは、その戸籍に記載されている人の住所の履歴を記録した書類です。本籍地の市区町村で戸籍とともに保管されます。住民票が住所地で管理されるのに対して、附票は本籍地で管理される点が大きく異なります。婚姻や転籍などで新しい戸籍が作られると、それ以降の住所は新しい本籍地の附票に記録されます。車庫証明や登記で「以前の住所からのつながり」を証明したいときに求められることがあります。相模原市や姫路市の公式案内でも、この本籍地管理の原則が明記されています。
コンビニで取れない主な理由
コンビニ交付で取得できないときは、次のいずれかに当てはまるか確認します。
- 本籍地の市区町村がコンビニ交付に対応していない(公式調査では162市区町村中119が対応)
- 本籍と住所が同一市区町村にないと取得できない自治体がある(例:相模原市は両方が市内の場合のみ)
- 利用者証明用電子証明書の登録や数字4桁の暗証番号の入力が必要で、未登録やロックされている
- 除票や改製原附票など、保存期間や電算化区分によりコンビニ対象外になっている
- 草加市のように令和8年3月27日17時で戸籍証明書・附票のコンビニ交付を終了した自治体である
取得方法の比較表
| 方法 | 条件 | 手数料(例) | 受付時間の目安 |
|---|---|---|---|
| 窓口 | 本籍地市区町村の区役所・支所等に本人確認書類を持参 | 1通300円 | 平日8:30〜17:00、第2・第4土曜は8:30〜12:00(相模原市)、大阪市は金曜19時や第4日曜もあり |
| 郵送 | 本籍地へ申請書・本人確認書類コピー・返信用封筒・定額小為替を送付 | 1通300円(複数枚になる場合あり) | 到着後、翌開庁日以降に返送(休日窓口は原則翌開庁日発送) |
| コンビニ交付 | マイナンバーカード+利用者証明用電子証明書(4桁)があり、対応市区町村・条件を満たす | 1通200円(窓口より100円安い:大阪市・姫路市例)または300円 | 6:30〜23:00、土日祝含む全国のマルチコピー機(姫路市) |
| 広域交付 | 戸籍証明書は本籍地以外の市区町村窓口でも取得可能(附票は自治体により対象外の場合あり) | 1通450円等の戸籍証明と同額の場合あり | 平日の窓口時間内、顔写真付き本人確認書類が必須(草加市案内) |
窓口で請求する方法
本籍地の市区町村の区役所区民課、支所、出張所、連絡所、サービスカウンターなどで請求します。大阪市では区役所窓口サービス担当課が平日9時〜17時30分(金曜は19時まで)、第4日曜も9時〜17時30分、サービスカウンター(梅田・天王寺)は平日9時〜19時・土日祝10時〜19時まで開いています。相模原市は各区役所区民課と一部のまちづくりセンター・出張所で平日8時30分〜17時、第2・第4土曜8時30分〜12時に受付しています。
窓口で必要なもの
- 本人確認書類(運転免許証、パスポート、マイナンバーカード等)
- 請求書(窓口備え付けまたは自治体サイトからダウンロード)
- 委任状(代理人の場合、委任者本人が全項目を記入、目隠し不要。姫路市は委任状の全記入を明記)
- 直系親族でも別戸籍で続柄が確認できないときは、関係が分かる戸籍等の提示を求められる場合があります
郵送で請求する方法
本籍地が遠方のときは郵送が便利です。相模原市のように、郵送は中央区役所区民課など集約窓口で一括受付する自治体もあります。
申請書を用意する。便箋でも可ですが、①タイトル「戸籍の附票の写し等交付申請書」②本籍・筆頭者③全部か一部か(一部なら氏名)④通数⑤本籍・筆頭者記載の要否⑥請求者の住所・氏名・生年月日・日中連絡先⑦請求理由(誰の何のためにどこへ提出するか)⑧証明したい住所の内容を具体的に記入します。
本人確認書類のコピーを同封します。運転免許証、パスポート、マイナンバーカード等の写しを入れます。
返信用封筒を用意します。請求者本人の住民登録地を記入し切手を貼ります。代理人請求は原則として代理人の住民登録地宛てです。
手数料分の郵便定額小為替を同封します。1通300円で、おつりが出ないように用意し、指定受取人欄は記入しません。現金や切手では受付できません。複数枚になる場合は2〜3通分が必要になることがあります(姫路市)。
本籍地市区町村の所定の送付先へ郵送します。相模原市は中央区役所区民課(〒252-5277 中央区中央2-11-15)へ、緑区・南区の附票でも中央区へ送付します。不明点は事前に戸籍班へ電話で確認します。
コンビニ交付を利用できる条件と注意点
コンビニ交付は、マイナンバーカードと利用者証明用電子証明書(数字4桁)の登録が前提です。全国のコンビニのマルチコピー機で6時30分〜23時まで利用でき、土日祝も含みます。手数料は窓口より100円安い200円の自治体(大阪市・姫路市)と、同額300円の自治体があります。
コンビニ交付の主な条件
- マイナンバーカードを持っていること
- 利用者証明用電子証明書が登録され、暗証番号(4桁)を覚えていること
- 本籍地がコンビニ交付に対応していること(162中119)
- 自治体の条件を満たすこと(例:相模原市は本籍と住所が両方市内の場合のみ)
- 最新の附票のみが対象で、除票や改製原附票、電算化されていない附票は窓口のみの場合があります
広域交付とコンビニ交付の違い
令和6年3月1日から全国で戸籍証明書の広域交付が始まり、本籍地以外の市区町村窓口でも戸籍全部・個人事項証明書などをまとめて取得できます。本籍地が遠方でも最寄りの市区町村で請求できる便利な制度です。ただし顔写真付きの官公署発行の本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード等)が必須で、本人や同一戸籍・直系血族に限られる等の制限があります。草加市は令和8年3月27日17時で戸籍証明書・戸籍の附票のコンビニ交付を終了し、「今後は広域交付をご活用ください」と案内しています。附票については自治体により広域交付の対象可否が分かれるため、本籍地へ確認します。
請求できる人と必要書類
| 請求できる人 | 主な必要書類 | 備考 |
|---|---|---|
| 本人・同一戸籍の配偶者・直系尊属(父母・祖父母)・直系卑属(子・孫) | 本人確認書類、請求書 | 同じ戸籍でない直系親族は続柄確認資料が必要な場合あり(大阪市・相模原市) |
| 任意代理人 | 本人確認書類、委任状(委任者本人が全記入) | 委任状は全項目を本人が記入。姫路市は委任状の全記入を強調 |
| 法定代理人(親権者・成年後見人等) | 本人確認書類、戸籍全部事項証明書または登記事項証明書等 | 大阪市の戸籍で親権者確認できる場合は省略できる場合あり |
| 第三者(法人含む) | 本人確認書類、請求理由を明らかにする契約書等の資料、法人は登記事項証明書・社員証等 | 自己の権利行使や官公署提出など正当な理由が必要。正当性に疑義があるときは補足資料を求められる場合あり |
手数料と支払い方法
手数料は1通300円が原則です(大阪市・相模原市・姫路市)。コンビニ交付は1通200円で窓口より100円安い自治体と、同額の自治体があります。郵送は郵便定額小為替で支払い、現金や切手は不可です。住所の異動が多く附票が複数枚に分かれるときは、2〜3通分の手数料が必要になることがあります。最新の手数料は本籍地の手数料一覧で確認します。
よくある質問
コンビニで戸籍の附票が取れないのはなぜですか?
本籍地がコンビニ交付に未対応、相模原市のように本籍と住所が同一市内でないと不可、利用者証明用電子証明書が未登録や暗証番号を忘れてロックされている、除票や改製原附票などコンビニ対象外の種類である、草加市のように令和8年3月27日でコンビニ取扱を終了した、といった理由が考えられます。住民票と違い附票は本籍地管理のため、まず本籍地の対応状況を公式サイトで確認します。
本籍地が遠方で窓口に行けません。どうすればよいですか?
郵送で請求できます。相模原市の例では、申請書に本籍・筆頭者・必要事項と請求理由を記入し、本人確認書類コピー、返信用封筒、定額小為替を同封して中央区役所区民課へ送付します。姫路市のようにオンライン申請・決済で郵送受取ができる自治体もあります。戸籍全部・個人事項証明書であれば広域交付で最寄りの市区町村窓口でも取得できますが、附票は対象可否を本籍地へ確認します。
除票の附票が交付できないと言われました。
附票の除票と改製原附票は150年保存ですが、平成26年3月31日以前に除票等となったものは既に廃棄され交付できません(大阪市)。相続などで古い住所のつながりが必要なときは、戸籍謄本や除籍謄本と組み合わせて証明する方法を、提出先の法務局や金融機関と相談します。どの期間の附票が必要か「どの住所からどの住所まで」を備考欄に明記します。
次の行動と問い合わせ先
まずは本籍と筆頭者を確認し、本籍地の公式サイトで「戸籍の附票の写し」のページを開き、コンビニ対応、窓口、郵送のいずれが使えるか、受付時間と手数料を確認します。コンビニが不可なら、窓口か郵送のチェックリストを準備し、委任状が必要なときは委任者本人が全項目を記入します。提出先から「どの住所を証明したいか」を事前に聞き、備考欄に記入します。不明点は本籍地市区町村の戸籍班(相模原市は区役所区民課戸籍班、大阪市は区役所窓口サービス担当課、姫路市は本庁・飾磨支所)へ電話で確認します。