退職後も有効期限が残る資格確認書は、本人分と被扶養者分を含めて、速やかに勤務先へ返却します。退職日の翌日からは使えません。一方、有効期限が切れた資格確認書や「資格情報のお知らせ」は返却不要と案内されているため、まず書類の名前と有効期限を確認してください。

返却するか、破棄するかの判断

退職時は、資格確認書と似た名称の書類を分けて判断します。
手元の書類退職後の扱いすること
有効期限内の資格確認書退職日の翌日から使用できません。本人分・被扶養者分を含め、返却が必要です。勤務先へ速やかに返却する
有効期限が切れた資格確認書協会けんぽの案内では返却不要です。個人情報に注意して自分で破棄する
資格情報のお知らせ資格確認書とは別の書類で、退職時の返却は不要と案内されています。返却せず、適切に破棄する

「資格情報のお知らせ」は、マイナ保険証の登録情報を知らせる書類で、医療機関で資格確認書の代わりに使うカードではありません。資格確認書と一緒に届いていても、書類名を分けて扱います。

返却先は日本年金機構ではなく、まず勤務先です

協会けんぽの資格確認書を使っていた従業員は、退職時に資格確認書等を事業主(事務担当者)へ返納します。事業主が回収した資格確認書等を資格喪失届に添付して日本年金機構へ提出し、その後、協会けんぽへ返納する流れです。従業員が最初から日本年金機構へ直接送る手続きではありません。

退職後に返却する手順

退職日と、手元の書類が「資格確認書」か「資格情報のお知らせ」かを確認します。資格確認書は券面の有効期限も見ます。

有効期限内の資格確認書があれば、本人分だけでなく被扶養者分もまとめます。期限切れの資格確認書や資格情報のお知らせは、勤務先へ送る前に書類の扱いを確認します。

勤務先の人事・総務などへ連絡し、会社が指定する方法で有効期限内の資格確認書を速やかに返します。郵送を指定された場合の宛先や封筒の扱いも勤務先に確認します。

退職日の翌日以降に資格確認書を使って受診してしまった場合は、そのままにせず、勤務先や加入していた保険者へ連絡して対応を確認します。

退職後に使ってしまった場合の注意

資格確認書は、券面の有効期限内であっても退職日の翌日から使用できません。協会けんぽの案内では、誤って使用した場合、協会けんぽが負担した医療費(総医療費の7~9割)を後日返還することになるとされています。次の健康保険の資格確認書がまだ届いていない場合でも、在職中の資格確認書を使い続けず、受診先と加入先へ確認してください。

健康保険組合に加入していた場合

健康保険組合や共済組合など、協会けんぽ以外の保険者では、返却先や会社への提出方法に個別の案内がある場合があります。ただし、退職後に在職中の資格確認書を使わないことは共通するため、加入先と勤務先の指示を優先して手続きしてください。

次にすること

まず退職日と資格確認書の有効期限を確認します。有効期限内なら本人分・被扶養者分を勤務先へ返却し、期限切れまたは資格情報のお知らせなら、返却不要の案内を確認して適切に破棄します。退職後の健康保険の切り替えを含む全体の順番は、次の案内で確認できます。

退職後の手続き完全ガイドを見る退職後に必要な健康保険・年金・失業手当・税金の手続きを、全体の順番で確認できます。