公的年金等の受給者の扶養親族等申告書が届いたら、まず源泉徴収の対象かと控除の該当を確認します。対象で控除がある方は記載の期限内に提出します。届いていない方や控除に該当しない方は提出の必要はありません。遅れた場合もなるべく早く提出し、再度のお知らせ後は最初の支払いまでさかのぼって再計算されます。
出す必要がある人・ない人の判断
日本年金機構は、源泉徴収の対象となる方へ申告書を送り、対象とならない方には送っていません。送られていない方は提出する必要はありません。
提出要否の分かれ目
- 申告書が届いた方は内容を確認し各種控除に該当するか判断します
- 受給者本人が障害者・寡婦等に該当せず控除対象の配偶者や親族がいない方は提出の必要はありません
- 退職手当等を受ける見込みのある配偶者や親族がいない場合も提出は不要です
- 申告書が届いていない方は原則として提出の必要はありません
- 年金が源泉徴収の対象でなくても住民税の課税対象の場合は市区町村へ確認します
| 区分 | 令和7年分まで | 令和8年分以降 |
|---|---|---|
| 65歳未満の方 | 108万円以上 | 155万円以上 |
| 65歳以上の方 | 158万円以上 | 205万円以上 |
| 退職共済年金で老齢基礎年金がある方 | 退職共済年金額80万円以上 | 退職共済年金額127万円以上 |
期限と再通知の扱い
国税庁は、その年最初に支払を受ける日の前日までに支払者へ提出すると案内しています。日本年金機構は記載の期限内の提出を求め、間に合わない場合もなるべく早い提出を求めています。
期限に関する確認点
- 令和8年分は令和7年9月10日から順次送付されます
- 届いたら記載の期限内に提出します
- 期限に間に合わない場合もなるべく早く提出します
- 令和7年9月から11月に送り未提出の方へ令和8年2月6日に再度のお知らせを送ります
- 再度のお知らせ後に提出すると令和8年最初の支払いまでさかのぼって再計算します
- すでに提出済みの方は行き違いのため再提出は不要です
紙とマイナポータル電子申請の分岐
手順1:紙で提出する場合は返信用封筒を確認する
同封の返信用封筒に切手を貼って投函します。普通郵便は110円です。返信用封筒の郵便番号は119-0314または119-0220で、扶養親族等申告書の提出専用です。記入は楷書体のわかりやすい文字で行い、押印は不要です。前年分を提出し内容に変更がない場合はアの前年から変更なしに丸をし氏名を記入します。他の項目の記入は不要です。
手順2:き損や紛失の場合はプリントアウトして提出する
申告書をき損や紛失した方は、日本年金機構のページから令和8年分扶養親族等申告書をプリントアウトし必要事項を記入して提出します。提出先は〒119-0314日本年金機構令和8年分申告書受付担当宛または〒119-0220東京都杉並区高井戸西3丁目5番24号日本年金機構令和8年分申告書受付担当宛です。119-0314で投函する場合は送付先住所の記入は不要です。
手順3:電子申請を使う場合はマイナポータルから提出する
日本年金機構からお知らせが届きマイナポータルとねんきんネットを連携している方は、スマートフォンやパソコンから電子申請できます。電子申請した場合は紙の提出は不要です。電子申請した方には翌年以降はマイナポータルのお知らせで案内し、紙は送りません。期限までに提出がない方へは別途書面でお知らせを送ります。
国外居住の配偶者や扶養親族等を申告する場合
国税庁は、非居住者に該当する旨を記載した場合に親族関係書類の添付を求めています。公的年金等の受給者の扶養親族等申告書は個人住民税の様式と統合されています。
国外居住に関する添付の考え方
- 源泉控除対象配偶者や扶養親族等が非居住者の場合は親族関係書類を添えます
- 30歳以上70歳未満で留学により住所等がなくなった親族は親族関係書類に加え留学ビザ等書類が必要です
- 住民税に関する事項は市区町村へ確認します
出さなかったとき・遅れたとき
申告書を出さないと配偶者控除等の各種控除が年金の源泉徴収に反映されません。該当するのに出していない可能性がある場合は、再通知を待たずに提出の要否を確認します。提出が遅れても最初の支払いまでさかのぼる再計算の案内があります。
よくある質問
申告書が届いていない場合は出さなくてよいですか
原則として提出の必要はありません。日本年金機構は源泉徴収の対象とならない方には申告書を送っていません。ただし住民税の課税対象の場合は申告が必要な場合があるため市区町村へ確認します。
期限に間に合わない場合はどうしますか
記載の期限を過ぎてもなるべく早く提出します。令和8年分では未提出の方へ令和8年2月6日に再度のお知らせを送り、提出後に最初の支払いまでさかのぼって再計算します。
申告書をなくした場合はどうしますか
日本年金機構のページから申告書をプリントアウトして必要事項を記入し、指定の受付担当宛に提出します。電子申請できる方はマイナポータルからの提出も可能です。電子申請後は紙の提出は不要です。
公式情報と確認日
次にすること
申告書の要否を判断したら、期限内に紙または電子申請で提出し、源泉徴収票や受取口座の手続きも確認します。
源泉徴収票の再交付を確認する公的年金の源泉徴収票が届かないときの再交付|電子3~5営業日・郵送約1週間年金の受取口座の変更を確認する年金の受取口座を変更する方法|マイナポータル・届書・1か月前