ねんきん定期便は毎年誕生月に送付され、35歳・45歳・59歳は封書、それ以外はハガキです。届かないときは誕生月の翌月まで待つ、住所が住民票と一致しているか、直近13カ月に加入記録があるか、ねんきんネットの電子版で確認できるかを順に確かめます。
ねんきん定期便が届く時期と形式
ねんきん定期便は年金制度への理解を深めることを目的に、毎年誕生月にご自身の年金記録を記載して日本年金機構から送付されます。視覚障害により障害年金等を受給している方には点字を付した封筒で送付されます。年齢や受給の状況によって形式や記載内容が異なりますので、封書かハガキかの違いを正しく知っておくことが届かないと感じたときの判断に役立ちます。
| 区分 | 送付形式 | 通知内容 |
|---|---|---|
| 50歳未満(35歳・45歳以外) | ハガキ | 保険料納付額/月別状況(直近13月)/年金加入期間/これまでの加入実績に応じた年金額 |
| 50歳以上(59歳以外) | ハガキ | 保険料納付額/月別状況(直近13月)/年金加入期間/老齢年金の種類と見込額 |
| 35歳・45歳 | 封書 | 保険料納付額/年金加入期間/これまでの加入実績に応じた年金額/年金加入履歴/月別状況(全期間) |
| 59歳 | 封書 | 保険料納付額/年金加入期間/老齢年金の種類と見込額/年金加入履歴/月別状況(全期間) |
35歳・45歳・59歳の封書には年金加入履歴と全期間の月別状況が同封され、ご自身の記録の「もれ」や「誤り」を全期間で確認できます。ハガキは直近13カ月の記録に限られるため、節目年齢以外で全期間を確認したい場合はねんきんネットの利用が案内されています。
どのような人に送られるか
ねんきん定期便は国民年金および厚生年金保険の加入者(被保険者)に送付されます。ただし直近1年間のお知らせをするハガキについては、誕生月を含む4カ月より前の直近13カ月の間に年金加入記録がない場合には送付されません。一方、節目年齢である35歳・45歳・59歳の方には年金加入記録の全期間をお知らせする封書が送付されます。20歳以上60歳未満で年金未加入の方も含めて対象となる場合があります。
送付対象と例外の整理
- 対象:国民年金・厚生年金保険の被保険者(20歳以上60歳未満の未加入者を含む場合あり)
- ハガキは直近13カ月に記録がないと送付されないことがあります
- 35歳・45歳・59歳は封書で全期間の記録が届きます
- 視覚障害で障害年金等受給中の方は点字封筒で届きます
届かないときに考えられる原因と確認順
届かないと感じたときは、慌てて再発行を依頼する前に次の順で確認します。多くのケースは正常な不送付か、住所の不一致、配送時期のずれで説明できます。
確認する順序
- 1. 誕生月の翌月中旬まで待つ:誕生月に発送されるため、月末生まれや郵便事情で翌月にずれ込むことがあります
- 2. 住民票の住所を確認する:ねんきん定期便は原則として日本年金機構に登録された住所へ送付され、届かなかった場合は住民票の住所を基に再送されることがあります。引っ越し後に住所変更の届出が漏れていると届きません
- 3. 直近13カ月の加入記録を確認する:ハガキは直近13カ月に記録がないと送付対象外です。休職・海外在住・未加入期間が続いている方は該当する可能性があります
- 4. 郵送を希望しない設定にしていないか確認する:ねんきんネット上で郵送を希望しないと登録していても、節目年齢などの対象者には送付される場合がありますが、設定を確認します
- 5. 家族が誤って処分していないか確認する:ハガキは紛れやすいため、同居家族の郵便物と一緒に処分されていないか確認します
再発行ではなく電子版で確認する方法
紙のねんきん定期便は届かなかった年分を個別に再発行する手続きは案内されておらず、届かなかった場合の代替手段としてねんきんネットの電子版(PDF)の利用が公式に案内されています。郵送費用の削減とペーパーレス化の観点からも、電子版の利用とハガキの郵送停止の登録が推奨されています。
ねんきんネットで電子版を確認する手順
- ねんきんネットに登録する:マイナポータルとの連携またはユーザIDの取得で登録できます
- ログイン後「通知書を確認する」をクリックします
- 電子版「ねんきん定期便」の「ダウンロードPDF」をクリックして表示・保存します
- ご利用対象は国民年金または厚生年金保険に加入中の方などで、郵送を希望しないと登録した方も電子版の対象に含まれます
電子版はパソコンやスマートフォンからいつでも確認でき、ダウンロードして保存や印刷が可能です。過去の定期便の形式(ハガキ/封書)に応じた内容をPDFで確認できます。操作方法の詳細はねんきんネットのご利用ガイドで確認できます。
それでも届かない・内容に心当たりがないときの問い合わせ先
上記を確認しても届かない場合や、記載内容に「もれ」や「誤り」がある場合は、ねんきん定期便・ねんきんネット専用ダイヤルへ相談します。手元に基礎年金番号または照会番号(各種通知書に記載)がわかるものを用意するとスムーズです。
ねんきん定期便・ねんきんネット専用番号
- 0570-058-555(ナビダイヤル)
- 050で始まる電話などでナビダイヤルを利用できない場合:03-6700-1144(一般電話)
- 受付時間:月曜日 8:30〜19:00、火〜金曜日 8:30〜17:15、第2土曜日 9:30〜16:00
- 月曜日が祝日の場合は翌日以降の平日の初日に19:00まで受付。第2土曜日以外の土日祝、12月29日〜1月3日は休業です
海外に居住中の方は専用の案内ページで電子版の確認方法が案内されています。共済組合加入期間がある方は、国家公務員共済組合連合会や地方公務員共済組合連合会などの案内もあわせて確認します。
よくある質問
誕生月に届かないのはなぜですか?
ねんきん定期便は誕生月に発送されますが、郵便事情や月末生まれの場合は翌月にずれ込むことがあります。まずは誕生月の翌月中旬まで待ってみます。直近13カ月に加入記録がない方はハガキが送付対象外となる場合があり、35歳・45歳・59歳以外の方はハガキ、節目年齢の方は封書で届く点も確認します。
35歳・45歳・59歳以外でも封書で届きますか?
原則として封書が届くのは35歳・45歳・59歳の節目年齢の方のみです。それ以外の方はハガキで送付されます。封書には年金加入履歴と全期間の月別状況が記載され、ハガキは直近13カ月の記録に限られます。全期間を確認したい場合はねんきんネットの電子版をご利用ください。
引っ越し後に届かなくなりました。どうすればよいですか?
ねんきん定期便は日本年金機構に登録された住所へ送付されます。届かなかった場合は住民票の住所を基に送付され、「<重要>住所確認のお願い」と記載されることがあります。住民票の住所でよければ連絡は不要で、その住所が登録されます。別の宛先を希望する場合のみ、記載の期限までに専用ダイヤルへ連絡します。日頃から住民票の住所変更と年金機構への届出状況を確認しておきます。
紙の定期便を紛失しました。再発行できますか?
紙の定期便の個別の再発行は案内されておらず、代替手段としてねんきんネットの電子版(PDF)で確認する方法が案内されています。ねんきんネットに登録すれば、毎年誕生月に送付される定期便を電子版でダウンロードして保存できます。郵送を希望しない設定の場合でも電子版の対象に含まれます。
まとめ:次に取るべき行動
ねんきん定期便が届かないときは、誕生月の翌月まで待つ、住民票の住所が正しいか、直近13カ月に加入記録があるか、家族が誤って処分していないかを確認し、届かなかった年分はねんきんネットの電子版で確認します。住所確認のお願いが記載されていた場合は指示に従い、解決しないときは基礎年金番号を用意してねんきん定期便・ねんきんネット専用ダイヤルへ相談します。封書とハガキの違いを理解しておくと、届かないことが正常なケースかどうかの判断がしやすくなります。