公的年金等の受給者の扶養親族等申告書をマイナポータル(e-OSS)で電子申請する途中で、連絡先メールアドレス宛のワンタイムパスワードが届かないときは、迷惑メールフォルダとドメイン指定受信(@mail.oss.myna.go.jp)の許可、メールアドレスの入力誤りをまず確認し、「戻る」で再入力して再送してください。期限を過ぎても提出自体は可能ですが、当年分の源泉徴収に間に合わない場合は確定申告で精算します。2026年8月26日時点の日本年金機構などの公式情報で整理します。
この記事でわかること・対象者
この記事では、老齢年金や退職年金を受給している方が、マイナポータルからねんきんネットを経由して扶養親族等申告書を電子申請するときに、「ワンタイムパスワードを入力する」画面でメールが届かず先へ進めない場合の確認手順と再送方法をまとめます。紙の申告書が届かない場合ではなく、電子申請の途中でメールが届かない場合が対象です。
対象と対象外
- 対象:マイナポータルで扶養親族等申告書を電子申請する方(スマホ・PC)
- 対象:e-OSSの申請画面で連絡先メールアドレスを入力し、ワンタイムパスワード入力画面で止まっている方
- 対象外:紙の申告書(はがき)が自宅に届かない方 → 紙の再送や電子申請への切替が別手続きです
- 対象外:ねんきん定期便や年金証書など別の通知が届かない方
扶養親族等申告書の電子申請とは
公的年金等の受給者の扶養親族等申告書は、老齢年金(雑所得)から源泉徴収される所得税・復興特別所得税で各種控除を受けるために提出する書類です。提出しないと控除が反映されず、所得税が高めに源泉徴収されたままになります。日本年金機構の案内では、マイナポータルからねんきんネットを利用している方は、スマホやPCで電子申請でき、紙の申告書を郵送する手間や切手代が不要と案内されています。
| 区分 | 令和7年分まで | 令和8年分以降 |
|---|---|---|
| 65歳未満の方 | 108万円以上 | 155万円以上 |
| 65歳以上の方 | 158万円以上 | 205万円以上 |
| 退職共済年金(老齢基礎年金あり) | 年金額80万円以上 | 年金額127万円以上 |
令和8年分から税制改正で対象金額が引き上げられたため、これまで毎年申告書が届いていた方でも令和8年分は送付されない場合があります。対象外でも住民税の控除で申告が必要になることがあるため、市区町村へ確認してください。
ワンタイムパスワードが届かないときに多い原因
e-OSSマイナポータルのマニュアルでは、ワンタイムパスワードは前画面で入力した連絡先メールアドレス宛に送付されると説明されています。メールが届かない場合は次のいずれかが考えられます。
| 原因 | 確認ポイント | 次の行動 |
|---|---|---|
| メールアドレスの入力誤り | スペル・@前後・ドメイン(gmail.com / yahoo.co.jp など)の誤り、全角・半角の混在 | 「戻る」ボタンで入力欄に戻り、正しいアドレスを半角で再入力する |
| 迷惑メールフォルダへの振り分け | 迷惑メール・プロモーション・その他フォルダ、ゴミ箱を検索、「mail.oss.myna.go.jp」を検索 | 見つかった場合は「迷惑メールではない」を選択し、受信トレイへ移動する |
| ドメイン指定受信・拒否設定 | 携帯キャリアや独自ドメインのフィルタで @mail.oss.myna.go.jp が拒否されている | 受信許可リストに「@mail.oss.myna.go.jp」を追加する(キャリアはmy docomo / My au / My SoftBankなどで設定) |
| 受信ボックスの容量不足・通信遅延 | サーバーの一時的な遅延、数分待っても届かない | 5〜10分待って再読み込みし、再送を1回試す。短時間に何度も再送を連打しない |
| メールアドレスの変更・解約済み | 以前使っていたプロバイダメール(@docomo.ne.jp 等)を変更後に旧アドレスを入力 | 現在受信できるメールアドレスを入力し直す。フリーメールでも受信可能です |
手順:届かないときの確認と再送方法
迷惑メールフォルダと検索を確認する:メールアプリの迷惑メールフォルダを全て表示し、「myna」「oss」「ワンタイム」「one-time」などで検索します。見つからない場合は次の手順へ進みます。
「戻る」でメールアドレスを再確認する:e-OSSのワンタイムパスワード入力画面で「戻る」ボタンを押し、前画面の連絡先メールアドレスが正しいか確認します。全角が混じっていないか、@の前後に余分なスペースがないかを確認し、正しいアドレスを半角で入力し直します。
ドメイン指定受信を許可する:迷惑メール対策でドメイン指定受信を使っている方は、「@mail.oss.myna.go.jp」からのメールを受信できるように設定します。携帯キャリアの場合は各社の受信許可設定(docomo:受信リスト設定、au:受信リスト・なりすまし規制、SoftBank:受信許可リスト)で追加します。設定後は再度「次へ」でワンタイムパスワードを再送します。
5〜10分待って再送する:入力を修正したら「次へ」または「再送」相当の操作で再送信します。すぐに届かない場合でも5〜10分待ってから再読み込みします。届いたワンタイムパスワードは有効期限があるため、届いたらすぐにコピーして入力し「次へ」を押します。
別のメールアドレスで試す:上記でも届かないときは、現在確実に受信できる別のメールアドレス(Gmail、Yahoo!メールなど)を入力して再送します。複数のアドレスを短時間で切り替えるときは、最後に入力したアドレス宛の最新コードのみが有効になります。
期限を過ぎた場合と紙での提出への切替
扶養親族等申告書は、日本年金機構が送付するお知らせに記載の期限(例年9月末頃)までに提出すると、当年分の年末の源泉徴収に反映されます。e-OSSマニュアルの案内どおり、期限を過ぎても電子申請や紙の申告書で提出自体は可能です。ただし期限後に提出した場合は、当年分の所得税の精算が年末調整に間に合わず、確定申告で還付や精算が必要になることがあります。紙での提出を希望する場合は、日本年金機構の「令和8年分公的年金等の受給者の扶養親族等申告書の紙の提出方法」の案内で提出先と書き方を確認してください。
提出前チェックリスト
電子申請前に確認する項目
よくある質問
ワンタイムパスワードのメールは何分で届きますか?再送は何回できますか?
通常は数分以内に届きます。届かないときは迷惑メールフォルダと @mail.oss.myna.go.jp の受信許可を確認し、「戻る」でメールアドレスを修正して再送してください。数分待っても届かない場合は5〜10分おいて1回再送し、別の受信できるメールアドレスでも試してください。短時間に何度も再送を連打すると最新のコードのみが有効になります。
ドメイン指定受信の設定が分からないときはどうすればよいですか?
携帯キャリアのマイページ(my docomo、My au、My SoftBank)やメールアプリの受信許可設定で「@mail.oss.myna.go.jp」を受信リストに追加します。フリーメール(Gmail、Yahoo!メール)では迷惑メールのフィルタと受信トレイの設定を確認します。設定方法が分からないときは、現在受信できる別のメールアドレスを入力して再送する方法も有効です。
期限を過ぎてから提出しても控除は受けられますか?
提出自体は期限後でも可能です。ただし当年分の源泉徴収(年末)に間に合わない場合、所得税の控除は確定申告で精算することになります。日本年金機構の案内では、提出がないと各種控除が受けられず確定申告が必要と説明されています。期限後の取扱いが不安なときは、年金事務所またはねんきんダイヤルへ確認してください。
電子申請ではなく紙で提出したいときはどうすればよいですか?
日本年金機構の「令和8年分公的年金等の受給者の扶養親族等申告書の紙の提出方法」のページで、紙の申告書の入手と記入・提出先を確認できます。電子申請で提出すると翌年以降は紙の申告書が送付されずマイナポータル等のお知らせのみになるペーパーレス化の登録も案内されています。紙を希望する場合は設定を確認してください。