まずは結論:誕生月を過ぎても届かなければ専用ダイヤルか年金事務所へ

ねんきん定期便は毎年誕生月に発送されます。誕生月が終わっても届かないときは、年齢によるハガキ・封書の区分、住民票に登録されている住所、海外在住の送付先を順に確認し、ねんきんネットの電子版で記録を代替確認したうえで、ねんきん定期便・ねんきんネット専用ダイヤルまたはお近くの年金事務所へ問い合わせます。電話では基礎年金番号または照会番号があるとスムーズです。

ねんきん定期便が届く人・いつ届く・ハガキか封書かを確認

日本年金機構は、年金制度への理解を目的に毎年誕生月に年金記録を記載したねんきん定期便を送付しています。視覚障害により障害年金等を受給している方には点字を付した封筒で送付されます。年齢により形式と通知内容が異なります。

年齢・区分別の送付形式と通知内容(令和8年度基準)
区分送付形式主な通知内容
50歳未満(35歳・45歳以外)ハガキ保険料納付額/月別状況(直近13月)/年金加入期間/加入実績に応じた年金額
50歳以上(59歳以外)ハガキ保険料納付額/月別状況(直近13月)/年金加入期間/老齢年金の種類と見込額
受給者(直近1年に被保険者期間あり)ハガキ月別状況(直近13月)/保険料納付額/年金加入期間
35歳・45歳封書保険料納付額/年金加入期間/加入実績に応じた年金額/年金加入履歴/月別状況(全期間)
59歳封書保険料納付額/年金加入期間/老齢年金の種類と見込額/年金加入履歴/月別状況(全期間)

35歳・45歳・59歳は封書で全期間の月別状況と加入履歴が同封され、年金加入記録回答票が入っている場合があります。その他の年齢はハガキです。50歳未満と50歳以上でも年金額の表示が「加入実績に応じた年金額」か「老齢年金の見込額」かに分かれます。

届かないときに考えられる主な原因

届かない原因の候補

  • 誕生月の前後ズレ:誕生月内に発送されるため、誕生月前や誕生月半ばではまだ届かない
  • 登録住所の相違:住民票の住所が日本年金機構の登録住所と一致していない、転居後の届出漏れ
  • 海外在住の送付先:国内住所が原則のため、海外住所への送付は別途申込みが必要で約3か月要する
  • 加入区分・対象外:海外居住や特定の共済組合加入など、送付元が日本年金機構以外になる場合
  • 郵便事情:海外への国際郵便遅延や国内の配達遅延、長期不在による一時保管・返戻

原因別に切り分ける確認手順

上から順に一つずつ確認し、当てはまる分岐で止めて対処します。原因を一つに決めつけず、確認と再現性のある次の手続きを優先します。

ステップ1:自分の誕生月と年齢区分を確認する。35歳・45歳・59歳は封書、その他はハガキであること、毎年誕生月送付であることを再確認する。誕生月内であれば到着を待つ。

ステップ2:住民票の住所と登録住所を確認する。転居直後で市区町村に転入届を出したばかりの場合、年金記録の住所が旧住所のままになっていないか確認する。家族の住所を登録している場合はそちらも確認する。

ステップ3:海外在住かどうかを確認する。厚生年金加入者や第3号被保険者が居住国を届け出ており、海外住所への送付を希望する場合は、ねんきん定期便の海外送付申込みが必要。国内住所への送付には対応していない。申込みから到着まで約3か月かかる。

ステップ4:ねんきんネットの電子版で代替確認する。紙の到着を待つ間でも、ねんきんネットに登録すれば電子版ねんきん定期便をいつでも確認できる。海外在住で登録する場合はアクセスキーなしでユーザID発行を申し込み、海外住所にハガキでユーザIDが届くのを待つ。

ステップ5:誕生月を過ぎても届かない場合は問い合わせる。ねんきん定期便・ねんきんネット専用番号または年金事務所・街角の年金相談センターへ連絡する。受付時間内に基礎年金番号または照会番号を用意して問い合わせる。

問い合わせ前に用意するもの

自分では解決しないケース・再発行ではない点に注意

ねんきん定期便は申込みで再発行されるものではなく、届かないときはまず記録の照会と送付先の確認が中心です。加入記録に「もれ」や「誤り」があった場合は、35歳・45歳・59歳の封書に同封の年金加入記録回答票を返信用封筒で年金事務所へ提出します。海外在住の場合は海外住所をアルファベットで記入し、国内代理人経由または帰国時に提出できます。

国内と海外、年齢・加入区分による違い

国内在住は住民票住所が原則で、市区町村・年金事務所で住所変更が反映されているかが重要です。海外在住は原則国内住所宛てのため、海外住所へ送るには申込みが必要です。35歳・45歳・59歳は全期間履歴と回答票が封書で届く点が異なり、その他の年齢は直近13月の月別状況のハガキです。国家公務員共済・地方公務員共済・私学共済の加入者は送付元が各共済組合になるため、問い合わせ先も共済組合になります。

状況別の問い合わせ先と代替手段
状況確認・問い合わせ先代替手段
国内で誕生月を過ぎても届かないねんきん定期便・ねんきんネット専用番号 または 年金事務所ねんきんネット電子版で確認
海外在住で国内住所に届いている海外送付申込み(Webのみ)+専用ダイヤル(+81-3-6700-1144)ねんきんネット電子版(ユーザIDを海外住所へ郵送)
加入記録のもれ・誤りがある年金事務所へ回答票を提出ねんきんネットで記録照会
共済組合加入者各共済組合(国家・地方・私学)各共済の年金照会窓口

よくある質問

過去のねんきん定期便は再確認できますか?

紙の過去分が手元になくても、ねんきんネットの電子版ねんきん定期便で確認できます。また、日本年金機構サイトの「過去にお送りしたねんきん定期便」ページで過去の様式サンプルと見方ガイドを確認できます。紙自体の再送は問い合わせ時に相談してください。

電子版だけにして紙を止めることはできますか?

ねんきん定期便は原則毎年誕生月に紙でも送付されます。電子版ねんきん定期便は紙の代替確認として便利ですが、紙の送付を完全に停止する制度ではありません。電子版はパソコンにダウンロードして保存できるため、管理や試算に活用してください。

引っ越したばかりで住民票は新住所ですが、ねんきん定期便が旧住所に届くことはありますか?

登録住所の更新タイミングにより旧住所に配達される場合があります。まずは新住所と旧住所(家族住所を含む)の郵便物を確認し、誕生月を過ぎても届かなければ専用ダイヤルまたは年金事務所で登録住所を確認してください。海外在住で国内家族住所を登録している場合も同様です。

公式情報と問い合わせ先

本記事は2026年8月20日時点で日本年金機構の公開情報を確認して作成しています。制度や様式は年度により更新されるため、最新の送付形式は令和8年度サンプルと見方ガイドも併せて確認してください。

問い合わせ先一覧
窓口番号・URL受付時間
ねんきん定期便・ねんきんネット専用番号(国内)0570-058-555/050からは03-6700-1144月8:30-19:00、火-金8:30-17:15、第2土曜9:30-16:00(祝日・年末年始を除く)
ねんきん定期便・ねんきんネット等専用番号(海外から)+81-3-6700-1144(国際電話料金)日本時間で同上
年金事務所・街角の年金相談センターhttps://www.nenkin.go.jp/section/soudan/index.html予約相談も可能、委任状による代理人相談も可
ねんきんダイヤル(海外から年金記録を電話で確認)+81-3-6700-1165月8:30-19:00、火-金8:30-17:15、第2土曜9:30-16:00
ねんきんネットhttps://www.nenkin.go.jp/denshibenri_kojin/n_net/index.html24時間利用可(メンテナンス除く)

共済組合加入者は、国家公務員共済組合連合会、地方公務員共済組合連合会、私立学校振興・共済事業団など加入先の共済組合が送付元になります。該当する場合は各組合の案内を確認してください。

関連する手続きと次の行動

ねんきん定期便が届かない原因が住所や海外送付だった場合は、住民票・年金記録の住所を正しく登録し直すことが次の再発防止になります。届いた定期便で加入記録の「もれ」や「誤り」に気づいたら、回答票の提出や年金事務所での記録照会へ進んでください。ねんきんネットに登録しておくと、翌年以降は誕生月を待たずに電子版で記録を確認でき、将来の年金額試算や公的年金シミュレーターも利用できます。

次に確認したい手続き

  • ねんきんネットで年金記録と電子版ねんきん定期便を確認する
  • 住所変更があったら年金記録の登録住所を確認する
  • 海外転出時は居住国届出と海外送付申込みを検討する
  • 加入記録の訂正が必要なら年金加入記録回答票を提出する