公的年金等の源泉徴収票は毎年1月中旬頃に日本年金機構から登録されている住所へ発送されます。2月になっても届かない、紛失したときは、ねんきんネット(電子なら3~5営業日でマイナポータルのお知らせへ、郵送なら約1週間)、電話(ねんきんダイヤル・自動音声050-3319-3152で約2週間)、年金事務所または街角の年金相談センター窓口の3ルートで再交付できます。老齢基礎年金・老齢厚生年金が対象で、障害年金・遺族年金は非課税のため発行はありません。
まずはここを確認:発送時期と誰に届くか
発送時期と対象者を最初に切り分けると、再発行が必要か判断しやすくなります。日本年金機構と横浜市の案内を2026年8月26日に確認しています。
発送時期と対象者の原則
- 発送時期:毎年1月中旬頃から順次発送されます(横浜市は「毎年1月に届く」と案内)。1月下旬までは到着を待ってから再交付を検討します。
- 対象者:老齢基礎年金・老齢厚生年金を受給している方に送付されます。
- 対象外:障害年金・遺族年金は課税対象外のため源泉徴収票は発行されません。
- 共済年金・企業年金・国民年金基金などの源泉徴収票は、各共済組合や基金が別途発行します。日本年金機構では再交付できません。
- 送付先:日本年金機構に登録されている本人の住所あてに郵送されます。住所変更の届出が未提出だと届きません。
届かない・なくしたときの主な原因
主な原因の切り分け
- 時期が早い:1月中旬の発送直後のため配達途上。月末まで待ってから再交付を検討します。
- 登録住所が古い:転居後に年金機構への住所変更届が出ておらず、旧住所へ返戻されています。
- 対象外の年金:障害年金・遺族年金はそもそも発行されません。振込通知書と混同していないか確認します。
- 発行元が違う:共済年金や企業年金等は日本年金機構以外が発行元です。
- 紛失・破損:届いた後に紛失、破損、汚損した場合は再交付の対象です(過去5年分まで)。
- 準確定申告用の源泉徴収票が必要:亡くなった方の年金分は通常の源泉徴収票ではなく準確定申告用で、ねんきんネットの対象外です。
再交付の3つの方法と所要日数の比較
急ぎかどうかで最適な窓口が変わります。電子で確認したい方はねんきんネット、お急ぎでなければ電話、すぐに相談したい方は窓口が向いています。
| 方法 | 申請チャネル | 受け取り方法 | 目安 | 主な必要情報・持参物 |
|---|---|---|---|---|
| ねんきんネット | ねんきんネット(24時間) | 電子送付(マイナポータルのお知らせ)または郵送 | 電子3~5営業日/郵送約1週間 | 基礎年金番号・年金コード・電話番号・対象年(最大4年分) |
| 電話 | ねんきんダイヤル/自動音声 050-3319-3152 | 登録住所へ郵送 | 約2週間 | 基礎年金番号・年金コード・生年月日・郵便番号・電話番号・対象年 |
| 来訪 | 年金事務所/街角の年金相談センター | 登録住所へ郵送(窓口で申請) | 申請から約1週間~2週間 | 年金証書等+本人確認書類(代理人は委任状+代理人の本人確認書類) |
手順1:ねんきんネットで再交付を申請する(電子確認したい方向け)
マイナポータルと連携していれば、郵送を待たずに電子データで確認できます。確定申告書等作成コーナーで取り込むことも可能です(令和3年分以前は取り込み不可)。
ねんきんネットでの操作手順
- ねんきんネットに登録し、マイナポータル連携またはID取得を済ませます。未登録の方は登録方法ページから手続きします。
- トップページの「その他の便利機能を利用する」内「通知書の再交付申請」をクリックします。
- 届書「公的年金等の源泉徴収票」を選択し、電話番号・年金コード・再交付する年(最大4年分)・受け取り方法(電子送付または郵送)・申請理由を入力します。
- 「申請内容を確認する」→「通知書の再交付を申請する」で送信します。
- 電子送付を選択した場合は3~5営業日後にマイナポータルの「お知らせ」にPDFが届きます。郵送の場合は約1週間で登録住所に届きます。
手順2:電話で再交付を申請する
電話は日中忙しい方でも手続きできますが、郵送に約2週間かかります。お急ぎの場合はねんきんネット電子送付または窓口相談を検討します。
電話申請の流れ
- ねんきん自動音声送付受付サービス 050-3319-3152 に電話し、音声ガイダンスに従います。
- 基礎年金番号・年金コード・生年月日・郵便番号・電話番号・対象年分を入力します。
- 登録住所あてに約2週間で郵送されます。配達日数を含めて待ちます。
- 2週間を過ぎても届かない、急ぎで必要な場合は年金事務所または街角の年金相談センターへ連絡します。
手順3:年金事務所・街角の年金相談センターで申請する
窓口では職員に相談しながら申請できます。予約相談を利用すると待ち時間を減らせます。
窓口で必要なもの
- 本人:年金手帳・年金証書・改定通知書など日本年金機構が送付した書類いずれか、本人確認書類(マイナンバーカード・運転免許証など)
- 代理人:上記本人の書類+委任状+代理人の本人確認書類。委任状には委任日・代理人の氏名住所・委任者との関係・基礎年金番号・氏名・生年月日・性別・住所・電話番号・委任する内容・交付方法を具体的に記入します。
- 基礎年金番号が不明な場合は、委任者の本人確認書類の写しも用意します。
- 申請後、登録住所へ郵送されます。即日手渡しではありません。
届かないときに合わせて確認したいこと
事前チェックリスト
- 住所変更届は提出済みか:日本年金機構の登録住所が現住所と一致しているか確認します。異なる場合は住所変更届を提出します。
- 年金振込通知書と混同していないか:1月に届くのは源泉徴収票、振込通知書は別通知です。
- 共済・企業年金等の源泉徴収票は別途請求が必要か:該当する共済組合・基金へ問い合わせます。
- 確定申告で急ぎ源泉徴収票が必要か:ねんきんネットの電子送付(3~5営業日)が最速です。郵送や電話は1~2週間かかります。
- 過去5年分より古い年分が必要か:原則5年分まで再交付可能です。それ以前は年金事務所へ相談します。
確定申告・年末調整で使うときのポイント
公的年金等の源泉徴収票は確定申告で所得を証明する資料です。ねんきんネットで電子送付されたPDFは印刷して保管できます。確定申告書等作成コーナーでは令和4年分以降の電子データを直接取り込めますが、令和3年分以前は取り込めないため郵送の再交付を利用します。準確定申告用は未支給年金請求者あてに送付され、相続人等が請求する場合は相続関係を確認できる書類が必要で電話申請はできません。
よくある質問
2月になっても届かないときは、いつ再交付を申請すればよいですか?
毎年1月中旬頃の発送から2月上旬まで待っても届かない場合は再交付を申請します。横浜市の案内でも2月になっても届かないときは年金事務所で再発行可能とされています。住所変更直後は登録住所が旧住所のままになっていないかも確認します。
何年分まで再発行できますか?
原則として過去5年分の再交付が可能です。複数年必要な場合、ねんきんネットでは最大4年分を一度に申請できます。5年より古い年分が必要なときは年金事務所へ相談します。
マイナポータルと連携していなくても、ねんきんネットで再交付できますか?
はい、ねんきんネットのIDを取得していれば申請できます。ただし電子送付(マイナポータルのお知らせへPDF)はマイナポータルからログインした方のみ選べます。IDのみでログインした場合は郵送のみとなります。
家族が代理で再交付を申請できますか?
できます。窓口では本人の年金証書等+委任状+代理人の本人確認書類が必要です。電話の自動音声サービスは本人の情報で手続きします。ねんきんネットは本人のIDで申請します。亡くなった方の準確定申告用源泉徴収票を相続人が請求する場合は、相続人であることを確認できる書類が必要で電話では申請できません。
障害年金や遺族年金でも源泉徴収票は届きますか?
いいえ、障害年金・遺族年金は非課税のため源泉徴収票は発行されません。老齢年金のみが発行対象です。
困ったときの相談先
手続きで迷ったときは、登録住所を管轄する年金事務所または街角の年金相談センターへ相談します。電話での再交付は「ねんきん自動音声送付受付サービス 050-3319-3152」、一般的な年金相談は「ねんきんダイヤル 0570-05-1165(050-1165からも可)」が案内窓口です。共済年金・企業年金・国民年金基金の源泉徴収票は、各共済組合・連合会・基金へ問い合わせます。