年金振込通知書は毎年6月に日本年金機構から6月から翌年4月分までの支払額をまとめて年1回送付されます。6月以外は金額や口座に変更がない限り届かないのが正常で、全額支給停止中は送付対象外です。紛失時は最新の通知書のみをねんきんネット(1週間程度)、ねんきん自動音声050-3319-3152(1週間〜10日)、年金事務所窓口(緊急時即日可)で再発行できます。

手続きの概要

年金振込通知書は、金融機関の口座振込で年金を受け取っている方へ、6月から翌年4月(2か月に1回、偶数月15日支払)まで毎回支払われる金額と控除額、振込先を知らせる通知です。記載されるのは控除前の年金額、介護保険料・後期高齢者医療保険料または国民健康保険料(税)、所得税・復興特別所得税、個人住民税・森林環境税、控除後振込額、振込先金融機関などで、8月以降の社会保険料は6月時点の予定額として記載されます。詳しくは日本年金機構「年金振込通知書」(2026年6月3日更新)で確認できます。

送付の原則

  • 原則は毎年6月上旬に年1回、日本年金機構に登録された住所へ送付されます
  • 6月以降は年金支払額や受取金融機関に変更があったときに限り、その都度送付されます。変更がなければ6月以外に届かなくても正常です
  • 年金から天引される介護保険料等の社会保険料や税額、前回支払額(令和3年10月分から併記)なども記載されています

なぜ届かないのか — 主な3つの理由

届かない主な理由

  • 時期の問題:6月以外は変更がなければ送付されません。6月にまとめて1年分を通知する仕組みのため、7月以降に「届かない」と感じても正常な場合があります
  • 支給がないため送付対象外:会社にお勤めなどで年金が全額支給停止となっている期間は、年金振込通知書は送付されません。鳥取市コールセンターFAQが明記しており、ねんきんダイヤルや年金事務所で対象か確認できます
  • 住所の不一致・送達不能:日本年金機構に登録された住所が現住所と異なる、転居後の住所変更届が出ていないなどで戻っている場合があります。戻りが記録で確認できる場合は電話での再発行が可能です

確認手順 — 届かないときにまず確かめること

確認のステップ

  1. ステップ1:直近の年金支払額や受取口座に変更があったか思い出します。変更がなければ6月以外に届かないのは正常です
  2. ステップ2:現在、全額支給停止になっていないか確認します。在職中で厚生年金と給与の調整がある方は送付対象外となることがあります
  3. ステップ3:日本年金機構に登録された住所が現住所と一致しているか確認します。マイナポータル連携済みならねんきんネットで住所や最新の振込額を閲覧できます(過去1年以内の通知書は表示・印刷が可能です)
  4. ステップ4:ねんきんネットや日本年金機構の年金振込通知書に関するQ&Aで、最新の送付状況を確認します

再発行の3つの方法と所要日数

年金振込通知書は最新のもののみ再交付が可能です。過去の通知書や死亡した方の通知書は再交付できません。次の3つの方法から状況に合うものを選んでください。いずれも送付先は日本年金機構に登録された本人の住所です。

再交付方法の比較(2026年8月27日確認)
方法受付窓口所要日数代理人備考
ねんきんネットマイナポータル連携済みまたはねんきんネットID取得者申請後1週間程度可(本人住所へ郵送)24時間いつでも申請可。過去1年以内の通知書は閲覧・印刷も可
電話ねんきん自動音声送付受付サービス 050-3319-3152/ねんきんダイヤル1週間〜10日程度可(本人住所へ郵送)基礎年金番号・年金コード・生年月日・郵便番号・電話番号が必要。振込通知書は対象年分の入力不要
窓口年金事務所または街角の年金相談センター緊急時に限り即日交付の場合あり(通常は後日郵送)可(委任状と本人確認書類が必要)本人確認書類と基礎年金番号が分かる書類を持参。街角センターは後日郵送となる場合あり

詳細① ねんきんネットで再交付

マイナポータルとねんきんネットを連携している方、またはねんきんネットIDを取得している方は、ねんきんネットのトップページ「その他の便利機能を利用する」→「通知書の再交付申請」→「年金振込通知書」を選択し、電話番号・年金コード・再交付理由を入力して申請します。発送まで1週間程度かかります。登録がまだの方は日本年金機構の「ねんきんネットの登録方法」から登録してください。

詳細② 電話で再交付

電話はねんきん自動音声送付受付サービス(050-3319-3152)またはねんきんダイヤルで受け付けます。自動音声では基礎年金番号、年金コード、生年月日、郵便番号、電話番号を案内に従い入力します(年金振込通知書は対象年分の入力は不要です)。受付から発送まで1週間から10日程度かかります。送達不能で機構本部に戻っていることが記録で確認できる場合は、より早く電話での再送が可能なこともあります。代理人が電話しても送付先は本人の登録住所です。

詳細③ 窓口で再交付

お近くの年金事務所または街角の年金相談センターで受け付けます。窓口交付は緊急性を要する理由がある場合に限ります。即日交付できない場合もありますので事前にご相談ください。持ち物は、年金手帳・年金証書・改定通知書など日本年金機構が送付した基礎年金番号が分かる書類と、マイナンバーカードや運転免許証などの本人確認書類です。代理人が来所する場合は、委任状と代理人の本人確認書類に加え、本人の基礎年金番号が分かる書類が必要です。

届くまでの代替と住所が原因のとき

再発行を待つ間、ねんきんネットでは過去1年以内に発行された年金振込通知書の内容を閲覧・印刷できます。急ぎで金額を確認したい方はこちらもご利用ください。住所が変わったのに届かない場合は、日本年金機構への住所変更手続きが必要です。送金通知書(ゆうちょ銀行の窓口で現金受取する方向けの「年金送金通知書」)とは別制度で、ゆうちょ窓口の「年金給付金送金通知書亡失(き損)届」とは手続き先が異なりますのでご注意ください。

注意点・よくある失敗

混同しやすい通知

  • 年金振込通知書と年金額改定通知書を混同しない:改定通知書は毎年6月に年金額の改定内容を通知するもので、過去5年以内の再交付が可能です。振込通知書は支払ごとの振込額の通知で最新のみ再交付です
  • 年金振込通知書と年金送金通知書を混同しない:送金通知書は郵便局(ゆうちょ銀行)で年金を現金受取する方向けで、紛失時は郵便局窓口で「亡失(き損)届」を提出し、機構到着から4週間程度かかります
  • 共済組合の方は名称と窓口が異なります:地方職員共済組合等の「年金支払通知書」は毎年6月に加え振込額が変わるたびに送付されますが、再発行は各共済組合が窓口です。日本年金機構では対応できません

よくある質問

年金振込通知書は6月以外にも届くことはありますか?

あります。年金支払額や受取金融機関に変更があった場合には、その都度送付されます。変更がなければ6月に1回のみが正常です。8月以降の介護保険料等の社会保険料は6月時点の予定額で記載され、確定額は市区町村からの通知でご確認ください。

年金が全額支給停止中でも再発行できますか?

全額支給停止中はそもそも年金振込通知書の送付対象外のため、再発行の対象となる最新の通知書自体が存在しません。支給再開後に送付が再開されます。ご自身が支給停止に該当するかは、ねんきんダイヤルまたは年金事務所でご確認ください。

ねんきんネットが使えないとき、最も早く再発行する方法は?

お急ぎの場合はお近くの年金事務所へご相談ください。緊急性を要する理由があれば窓口で即日交付できる場合があります。緊急性がない場合は、ねんきん自動音声送付受付サービス(050-3319-3152)での電話申請が1週間から10日程度で比較的早い方法です。いずれも送付先は登録住所のみです。

公式情報と検証日

本記事は2026年8月27日に次の公式情報を確認して作成しています。手続きの細部や共済組合の取扱いは窓口により異なるため、ご自身の年金種別に合わせて最新の案内をご確認ください。

参照した公式情報

  • 日本年金機構「年金振込通知書」:6月から翌年4月分まで毎回支払われる金額をお知らせ、支払額や受取金融機関に変更があった場合にその都度送付(2026年6月3日更新)
  • 日本年金機構「年金証書・年金額改定通知書・年金振込通知書の再交付を希望するとき」:再交付3ルート、所要日数、最新のみ再交付、代理人は委任状が必要(2026年6月3日更新)
  • 鳥取市「年金受給者ですが、振込通知書が届きません。どうしてでしょうか。また、振込通知書をなくした場合、再発行はできるのですか。」:毎年6月に1年分を通知、全額支給停止のときは送付対象外