券面事項入力補助AP(券面入力補助AP)の暗証番号(数字4桁)を3回連続で間違えるとロックがかかり、コンビニ等のキオスク端末では解除できません。住民票のある市区町村の窓口でマイナンバーカードを持参し、暗証番号の初期化・再設定が必要です。市区町村により受付時間や必要書類の細部は異なりますので、必ずお住まいの市区町村の最新案内をご確認ください。

症状と前提を確認する

マイナンバーカードには暗証番号が4種類あります。どの暗証番号でエラーが出たかで解除できる場所が変わります。券面事項入力補助APはe-Taxで氏名や住所等の4情報(氏名・住所・生年月日・性別)や個人番号を読み取るときなどに使われ、数字4桁で構成されます。交付時に設定し、設定暗証番号記載票などで渡されている場合があります。

4種類の暗証番号の違い
種別桁数用途ロックまでの回数コンビニでの初期化
署名用電子証明書6〜16桁(英字大文字+数字)e-Tax等の電子署名5回可(条件あり)
利用者証明用電子証明書4桁(数字)マイナポータル・コンビニ交付・e-Taxログイン等3回可(条件あり)
住民基本台帳用(住基AP)4桁(数字)カード・電子証明書手続き、広域交付住民票の本人認証3回不可
券面事項入力補助AP4桁(数字)ICチップの4情報・個人番号読取(番号法に基づく事務)3回不可

上記は練馬区の公式一覧(2025年11月現在)およびデジタル庁の説明に基づきます。券面事項入力補助APと住民基本台帳用は、コンビニ等での初期化・再設定の対象外です。

なぜ券面事項入力補助APだけコンビニで解除できないのか

デジタル庁の公式FAQでは「コンビニで券面事項入力補助用暗証番号をリセットできますか」という問いに「できません。住民票のある市区町村の窓口でリセットできます」と明記されています。同じページで、利用者証明用(数字4桁)と署名用パスワード(英数字6〜16文字)は「お近くのコンビニでもリセットできます」と案内され、明確に区別されています。市区町村の案内でも、コンビニで手続きできるのは電子証明書(署名用・利用者証明用)の暗証番号のみで、住基AP・券面補助APは窓口でのみ手続き可能と説明されています。

窓口での解除手順と必要な持ち物

解除は住民票のある市区町村の窓口で行います。全国共通の原則ですが、窓口の名称(区民事務所・市民課等)や受付時間は市区町村により異なります。練馬区の例では平日8時30分〜18時30分、土曜は本庁のみ9時〜16時で、予約は不要です。混雑時は認証局システムのアクセス集中で当日中に完了しない場合もあるため、時間に余裕を持ってお越しください。

窓口で「暗証番号の初期化・再設定(ロックの解除)をしたい」と伝える

本人確認とカード確認を受ける

新しい暗証番号(数字4桁)を入力し、再設定を完了する

手続きは原則即日で完了します。郵便局やインターネット(オンライン)では手続きできません。手数料はかかりません。

ケース別の必要書類

窓口でのケース別必要書類

  • 【本人が来所】本人のマイナンバーカードのみ。
  • 【法定代理人が来所】本人のマイナンバーカード+来所する法定代理人の本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証、パスポート、在留カード等の顔写真付き官公署発行の有効なもの)+法定代理人であることを示す書類(18歳未満の子の親権者なら戸籍謄本等、成年後見人等なら登記事項証明書等)。戸籍で確認できる場合や市区町村により省略できる場合があります。
  • 【法定代理人以外の任意代理人が来所】即日手続き不可。事前に本人の住民票住所へ転送不要郵便で「照会書兼回答書」が郵送され、本人が必要事項を記入・封緘して代理人に預ける必要があります。当日は、封緘された照会書兼回答書+本人のマイナンバーカード+代理人の顔写真付き本人確認書類を持参します。代理人が顔写真付き官公署発行の本人確認書類を持っていない場合は手続きできません。

任意代理人の手続きは、【1】照会書兼回答書の送付依頼(窓口来所または電話)、【2】本人が記入・封緘、【3】代理人が窓口持参、の流れです。依頼から郵送・返送に日数がかかるため、日程に余裕を持ってください。詳細はお住まいの市区町村の案内でご確認ください。

コンビニで解除できる場合との切り分け方

コンビニ等のキオスク端末で電子証明書の暗証番号を初期化できるのは、次のいずれかに該当する場合のみです。

コンビニで電子証明書の暗証番号を初期化できる条件

  • 署名用パスワード(6〜16桁)がわからないが、利用者証明用(4桁)がわかる
  • 利用者証明用(4桁)がわからないが、署名用パスワード(6〜16桁)がわかる

署名用と利用者証明用の両方がわからない場合はコンビニでは手続きできず、窓口での手続きになります。券面事項入力補助APと住民基本台帳用は、いずれにしてもコンビニ対象外のため窓口へお越しください。スマホ用電子証明書を利用中の方の初期化は別手続きです。

再発を防ぐポイント

暗証番号管理のポイント

  • 交付時に渡された設定暗証番号記載票は自宅で大切に保管し、他人に見られない場所に保管します。
  • 利用者証明用・券面補助用・住基APは同じ4桁を設定できますが、混同しないよう用途をメモしておきます。
  • 3回間違える前に、記載票で番号を確認するか、市区町村窓口で再設定を検討します。
  • e-Taxやマイナポータルで連続エラーが出たら、推測で繰り返し入力せず、一度入力を中断します。

よくある質問

券面事項入力補助APの暗証番号を忘れただけでも窓口が必要ですか

はい、必要です。忘れた場合も3回間違えてロックされた場合も、住民票のある市区町村の窓口で初期化・再設定が必要です。コンビニ等のキオスク端末では手続きできません。

代理人に頼むとき、委任状だけで即日手続きできますか

法定代理人以外の任意代理人の場合は委任状だけでは即日手続きできません。本人の住民票住所へ照会書兼回答書が郵送され、本人が記入・封緘して代理人に預ける文書照会方式が原則です。法定代理人(親権者・成年後見人等)は戸籍謄本や登記事項証明書等の法定代理人確認書類で即日手続きできる場合があります。いずれも市区町村の案内をご確認ください。

暗証番号を再設定すると電子証明書はどうなりますか

券面事項入力補助APの暗証番号を再設定しても、署名用・利用者証明用電子証明書自体は失効しません。電子証明書の暗証番号を初期化した場合も、証明書は再発行されず暗証番号のみが再設定されます。電子証明書の有効期限切れや失効が別にある場合は、別途更新・再発行の手続きが必要です。

相談先と次の行動

まずはマイナンバーカードを持参し、住民票のある市区町村の窓口へお越しください。受付時間や窓口の場所は市区町村により異なるため、出発前に公式サイトでご確認ください。電子証明書の暗証番号(署名用・利用者証明用)でお困りの場合は、条件によりコンビニ等のキオスク端末でも手続きできる場合があります。判断に迷うときは市区町村のマイナンバー担当窓口へお問い合わせください。

当サイトの内容は参考情報です。手続きの詳細や必要書類は、管轄の市区町村の最新案内をご確認ください。