見つかったマイナンバーカードの一時停止解除は、電話やオンラインではできません。住民票のある市区町村の窓口へ、見つかったカードと数字4桁の暗証番号(住民基本台帳用)を持参してください。再交付手続き前で有効期限内のカードであれば解除でき、電子証明書は自動で失効するため再発行が必要です。一時停止自体はマイナンバー総合フリーダイヤル0120-95-0178で24時間365日受け付けています。

手続きの概要と全体の流れ

マイナンバーカードを紛失または盗難に遭ったときは、悪用防止のため次の順序で対応します。紛失時の対応と、見つかったときの対応は手続き先が異なります。

紛失時の3ステップと見つかったときの分岐

  • 1. 最寄りの警察署・交番で遺失届(盗難届)を提出し、受理番号を控える
  • 2. マイナンバー総合フリーダイヤル 0120-95-0178(24時間365日、音声ガイダンス2番)に電話し、カード機能の一時停止を依頼する
  • 3-1. カードが見つかった場合:再交付前であれば、住民票のある市区町村窓口で一時停止解除の手続きを行う(電話での解除は不可)
  • 3-2. カードが見つからなかった場合:市区町村窓口で再交付申請を行う(手数料1,000円または800円、顔写真などが必要)

対象者

一時停止解除の手続きは、カードの名義人本人だけでなく、年齢や後見の状況により代理人でも行えます。手続きできる人は自治体の案内で共通しています。

手続きできる人の区分

  • 15歳以上:本人が窓口で手続き、または任意代理人(委任を受けた方)が2回来庁で手続き
  • 15歳未満:法定代理人(親権者)の同行が必要。15歳以上でも未成年は法定代理人が手続き可能(自治体により区分が細かく分かれます)
  • 成年被後見人・被保佐人・被補助人・任意被後見人:成年後見人や保佐人等が法定代理人として手続き。本人が被保佐人等の場合は代理行為目録に「個人番号に関する手続」の記載が必要です

先に行うこと:警察への届出と一時停止(24時間365日)

紛失・盗難時は、まず警察へ遺失届を提出します。次にマイナンバー総合フリーダイヤルへ連絡し、一時停止を依頼します。江戸川区と船橋市の公式案内では「24時間365日受付」と明記され、連絡先は全国共通の0120-95-0178(無料)です。IP電話等でつながらない場合は0570-783-578(有料)または050-3818-1250が案内されています(世田谷区)。

一時停止時に伝えること・控えること

  • 警察署名・担当者名・遺失届受理番号がわかる書類は再交付時に必要になるため保管する
  • マイナンバーカード総合サイトでは、ICチップのロック機能や不正読取り時の自動破壊などセキュリティ対策も説明されています
  • 外国語対応(英語・中国語・韓国語・スペイン語・ポルトガル語)もコールセンターで対応可能です

見つかったときの解除可否と期限

一時停止したカードが見つかった場合は、新しいカードの交付(再交付)を行う前であれば解除して継続利用できます。再交付申請後は元のカードは使えません。カードの有効期限内であることが条件で、電子証明書は一時停止と同時に自動で失効します。解除後に電子証明書を継続して使うには、窓口で暗証番号を入力して再発行する必要があります。暗証番号がわからない場合は再設定します。

解除手続きができる窓口(市区町村により異なります)

解除の受付場所は住民票のある市区町村の指定窓口に限られ、電話・郵送・コンビニではできません。支所では受付できない自治体もあるため、事前に公式サイトで確認してください。

市区町村別の主な受付窓口例
市区町村受付窓口受付時間の例
江戸川区マイナンバーコールセンター・本庁舎・葛西・小岩・小松川・東部・鹿骨の各事務所区コールセンター等に要確認。解除は窓口のみ、電話不可
松山市本館1階 市民課 または マイナンバーカードセンター(支所不可)平日・第2土曜 8:30~17:00(木曜は19時まで)/センターは10:00~19:00
船橋市戸籍住民課・各出張所・マイナンバーカード臨時交付会場(FACEビル不可)平日9:00~17:00/臨時会場は平日9:00~19:00・第2第4土曜と翌日曜も対応
世田谷区マイナンバーカードセンター・各総合支所くみん窓口・各出張所(10か所)窓口により異なる。IP電話等の代替番号も案内あり

本人が窓口へ行く場合の必要なもの

本人が手続きする場合(15歳以上)

  • 見つかった本人のマイナンバーカード(有効期限内のもの)
  • 住民基本台帳用暗証番号(数字4桁)
  • 暗証番号がわからない・ロック時は別途本人確認書類1点(運転免許証、パスポート、資格確認書、医療受給者証、年金手帳など有効期限内のもの)で再設定

松山市と江戸川区の案内では、本人はカードと4桁の暗証番号が原則とされ、照合できない場合は再設定で対応すると案内されています。

任意代理人が手続きする場合の必要なもの(原則2回来庁)

本人が来庁できないときは、任意代理人(委任を受けた家族等)が手続きできます。多くの市区町村で2回来庁が必要です。1回目で受付し、区市から本人宛に照会書兼回答書を転送不要郵便で送付、2回目に照会書を持参して解除します。即日完了はできません。

任意代理人 1回目の来庁時

  • 見つかった本人のマイナンバーカード
  • 任意代理人の官公署発行顔写真付き本人確認書類1点(マイナンバーカード・運転免許証・パスポートなど)

任意代理人 2回目の来庁時

  • 見つかった本人のマイナンバーカード
  • 本人の本人確認書類(江戸川区ではA~F1点など自治体基準による)
  • 任意代理人の本人確認書類(江戸川区ではA2点またはA1点+B~F1点、松山市では顔写真付き1点)
  • 照会書兼回答書(本人が必要事項を記入し、暗証番号を代理人に知られないよう封筒に入れて封緘したもの)

松山市では事前連絡が必須で、転居・入院・罹災等で転送サービス利用中の方は別途「転送希望届」と理由資料で通常郵便に切替可能です。江戸川区でも封筒に入れて封をすることが明記されています。

法定代理人が手続きする場合

法定代理人(親権者・成年後見人等)が手続きする場合

  • 見つかった本人のマイナンバーカード
  • 法定代理人の官公署発行顔写真付き本人確認書類1点(船橋市・松山市・江戸川区共通)
  • 代理権確認書類:15歳未満は戸籍謄本(本籍が同一市区町村または住民票上同一世帯なら省略可の自治体あり)、成年被後見人は登記事項証明書、被保佐人等は代理行為目録に個人番号手続の記載があるもの
  • 暗証番号がわからない場合は、法定代理人の別の本人確認書類1点が追加で必要な自治体があります

電子証明書の失効と再発行の注意点

一時停止を行うと、カードに搭載されている署名用電子証明書と利用者証明用電子証明書は自動で失効します。解除後も電子証明書を健康保険証利用やe-Tax等で使う場合は、窓口で暗証番号を入力して再発行手続きが必要です。暗証番号が不明な場合は再設定後に発行します。船橋市の案内では、解除処理後に失効させ新規発行すると説明されています。

カードが見つからなかった場合の再交付手続き

見つからず再交付を希望する場合は、警察の遺失届受理番号がわかる書類、顔写真(6か月以内・縦4.5cm×横3.5cm)、本人確認書類を持参し、市区町村窓口で再交付申請を行います。手数料は江戸川区の例で電子証明書あり1,000円、なし800円(盗難届が確認できれば無料)。申請から交付まで概ね1~2か月かかり、交付は本人限定受取郵便で住民票の住所へ送付されます(世田谷区)。

注意点・よくある失敗

手続きでつまずきやすい点

  • 転送不要郵便の照会書が届かない:郵便の転送サービス・私書箱利用中は配達されません。松山市では転送希望届と理由資料で対応可能です
  • 支所では受付できない:松山市は本館市民課またはセンターのみ、船橋市はFACEビル不可など、自治体で受付場所が限定されます
  • 暗証番号を代理人に知られないよう封緘せず持参した:江戸川区・松山市ともに封筒に入れて封をすることが必須です
  • 電話で解除しようとした:コールセンターは停止専用で、解除は窓口のみと明記されています
  • 有効期限切れ・廃止済みカードの解除は不可:新しいカードの申請が必要です

よくある質問

警察への遺失届は必須ですか?

紛失・盗難時は警察署・交番での遺失届(盗難届)が求められます。江戸川区と世田谷区の案内では「最寄りの警察署・交番で遺失届を提出」してから一時停止・再交付へ進む流れです。再交付時は受理番号がわかる書類が必要で、解除のみの場合も記録として保管しておくと安心です。

電話で一時停止解除はできますか?

できません。江戸川区、松山市、船橋市いずれも「お電話での手続きはできません」「窓口でのみ受付」と明記されています。一時停止はマイナンバー総合フリーダイヤル0120-95-0178で24時間365日可能ですが、解除は必ず窓口へお越しください。

暗証番号を忘れた場合はどうなりますか?

窓口で暗証番号の再設定を行ってから解除・電子証明書再発行へ進みます。江戸川区では本人確認書類1点、松山市ではマイナンバーカード以外の有効期限内の本人確認書類1点が必要と案内されています。任意代理人の場合は本人が照会書に記入する暗証番号を封緘して提出します。

解除後すぐに健康保険証として使えますか?

カード自体は解除で有効に戻りますが、電子証明書は失効しているため、健康保険証利用(マイナ保険証)やスマホ用電子証明書等を継続するには電子証明書の再発行が必要です。窓口で暗証番号を入力して再発行してください。

当サイトの内容は参考情報です。具体的な受付時間、必要書類の細則、支所での可否は住民票のある市区町村の最新案内をご確認ください。マイナンバーカード総合サイトと各市区の公式ページで2026年8月26日に確認しています。

次回は、見つからなかった場合の再交付申請の流れや、暗証番号再設定の詳細も併せてご確認ください。