結論です。転入届を提出した日から90日以内にマイナンバーカードの継続利用(券面の住所等の書き換えと暗証番号入力)の手続きをしなかった場合、カードは失効してそのままでは使えなくなります。90日を過ぎた後は窓口での継続利用はできず、住民登録のある市区町村で再交付の申請が必要です。手数料は電子証明書ありで1,000円、電子証明書不要で800円、交付まで約1か月~1か月半かかります。

まず確認:あなたのカードは失効していますか?

引っ越し後に「カードが使えない」「券面の住所が旧住所のまま」「市区町村から失効と案内された」という場合は、次の3つのいずれかに該当していないか確認します。いずれも豊島区の公式案内で失効条件として明示されています。

失効判定のチェックリスト

転入届を出した日と、継続利用手続きをした日をそれぞれ確認します。90日は「転入届出日の翌日から90日」ではなく「転入届出日から90日以内」として案内する自治体が多く、起算日の数え方は市区町村で同一です。迷う場合は転入先の区役所・役場へお問い合わせください。

なぜ失効するのか:3つの期限の関係

マイナンバーカードの継続利用は、住民票の異動とカードの券面情報を一致させる手続きです。3つの期限は別制度ですが、いずれか1つでも過ぎるとカードは失効します。

失効の3条件と起算日
失効条件起算日期限と結果
転入届の遅れ(14日ルール)新しい住所に住み始めた日14日以内に転入届が必要。過ぎると特例での転入ができず失効扱い
転出予定日からの遅れ(30日ルール)転出予定日転出予定日の翌日から30日以内に転入届が必要。過ぎると失効
継続利用手続きの遅れ(90日ルール)転入届を出した日転入届出日から90日以内にカードを持参して継続利用が必要。過ぎると失効し再交付のみ

墨田区の案内でも「転入届の特例による転出入をした方は、転入届出日から90日以内にカードを提示して暗証番号を入力すると継続利用できる」と明示されています。杉並区も「90日以内に手続きしなかった場合は失効して使えなくなる」と注意喚起しています。全国共通の原則ですが、窓口の受付時間や代理人の扱いは市区町村により異なります。

90日過ぎて失効したときの直し方:再交付申請の手順

90日を過ぎて失効した後は、継続利用手続きでは直せません。再交付申請として新しいカードの発行を受けます。手続きは原則本人が住民登録のある市区町村の窓口で行います。

失効の事実と再交付の要否を窓口で確認します。手元にある失効カード、転入届の控え、本人確認書類を持参し、「90日を過ぎて失効した」と伝えます。職員が住民票とカードの状態を確認し、再交付が必要か案内します。

申請書と顔写真を提出します。窓口で「個人番号カード再交付申請書」を受け取り記入します。顔写真は縦4.5cm×横3.5cm、6か月以内、正面・無帽・無背景の規格です。区役所によっては申請時に無料で撮影するサービスがあります(葛飾区は平日15時まで実施)。

本人確認と手数料納付の案内を受けます。本人確認書類は運転免許証・パスポートなど顔写真付き1点、または資格確認書・年金手帳など2点で確認します。手数料は交付時に納付する自治体(例:千代田区はお渡し時に領収、特急は申請時)と、申請時に納付する自治体があります。

交付通知書(はがき)が届くのを待ち、受取に行きます。J-LISでカードを作成するため、申請から交付通知書の発送まで約1か月~1か月半かかります(千代田区は1か月~1か月半、葛飾区は約1か月と案内)。通知書が届いたら、記載された受取期限までに本人が窓口へ受け取りに行きます。

手数料と写真・本人確認書類

再交付手数料の目安(市区町村で共通)
区分手数料備考
電子証明書あり(通常)1,000円(カード本体800円+電子証明書200円)マイナ保険証として使う場合は必須です
電子証明書なし800円保険証利用は不可。後から200円で再搭載も可能ですが自治体に要確認
特急発行(電子証明書あり)2,000円1歳未満など対象限定。申請時に納付
特急発行(電子証明書なし)1,800円対象限定。詳細は窓口へ

上記金額は葛飾区・千代田区・志木市などで共通して案内されている全国共通の手数料です。マイナンバーカード総合サイトでも「紛失や破損等による再交付や旧カードを返納できない場合は有料」と説明されています。表面の追記欄満欄や有効期間満了による更新など「やむを得ない理由」は無料ですが、90日失効は「本人の責による失効」として有料に区分されます。

申請時に必要なものをもう一度整理します

  • 失効したマイナンバーカード(回収します。紛失時は不要、焼失時はり災証明書)
  • 本人確認書類(顔写真付き1点または顔写真なし2点)
  • 顔写真1枚(規格どおり。スマホ・郵送申請時は不要な自治体もあります)
  • 手数料1,000円または800円(交付時または申請時)
  • 15歳未満は親権確認の戸籍謄本、成年被後見人は登記事項証明書
  • 任意代理人は委任状と代理人の本人確認書類(委任状の書式は各市区町村サイトで入手可)

手続き場所と受付時間の探し方

再交付は住民登録のある市区町村のマイナンバーカード窓口が受付先です。豊島区は区役所3階総合窓口と東西区民事務所、杉並区は区民課区民係と区民事務所、葛飾区は戸籍住民課と区民事務所など、自治体ごとに窓口名と時間が異なります。土曜日開庁や水曜延長を実施している自治体もありますが、システムメンテナンスで第3土曜日は取り扱い不可とする自治体(例:豊島区)もあるため、必ず公式サイトの開庁時間を確認してください。

全国共通の原則です。手続き場所や時間、委任状の要否、写真撮影サービスの有無は市区町村により異なります。自治体の公式サイトで「マイナンバーカード 再交付」または「継続利用」のページを検索し、最新の案内でご確認ください。

交付までの期間と待機中に使えるもの・使えないもの

再交付のカードが手元に届くまで約1か月~1か月半かかる間、マイナンバーカード自体は利用できません。マイナ保険証、コンビニ交付、電子証明書(e-Tax等)も使えません。

待機中の代替手段

  • 本人確認:運転免許証、パスポート、資格確認書、在留カードなどで代替します。マイナンバーが必要な手続きは、マイナンバーカードの写しではなく「個人番号が分かる書類(通知カードは廃止済みのため、マイナンバー入り住民票の写し等)」を求められる場合があります。
  • 健康保険の受診:マイナ保険証は使えないため、加入している健康保険の資格確認書や資格情報のお知らせで受診します。なければ健康保険者または市区町村へご相談ください。
  • コンビニ交付:住民票等のコンビニ交付はマイナンバーカードが必要なため利用不可。市区町村窓口で取得してください。
  • 電子申請(e-Tax等):署名用電子証明書は住民票異動で自動失効します。転入後の新しい住所で電子証明書を再発行する必要があります。再交付カードには新しい電子証明書が搭載されて交付されます。

暗証番号と署名用電子証明書の注意点

継続利用手続きでは数字4桁の暗証番号(券面事項補助用など)の入力が必要です。暗証番号を忘れた場合や3回間違えてロックがかかった場合は、窓口で暗証番号再設定の手続きが別途必要になります。杉並区の案内では「事前に暗証番号の確認を」と案内されています。

住民票の住所・氏名等の変更で、署名用電子証明書(e-Tax等で使う15歳以上の方の証明書)は自動的に失効します。転入後の継続利用と同時に、または再交付後に改めて発行手続きが必要です。同一世帯員が転入届と同時に代理申請する場合は、封緘した委任状での手続きが可能な自治体(杉並区など)もあります。詳細は窓口の案内をご確認ください。

よくある失敗と再発防止のポイント

手続きでつまずきやすい点

  • 転入届だけ出してカードを持参しなかった:転入届と継続利用は同じ来庁で済ませるのが原則です。カードを忘れると別途来庁が必要になり、90日を過ぎるリスクがあります。
  • 旧住所のカードを返納せずに再交付を希望した:回収できないと手数料がかかる場合があります。葛飾区は「旧カードを忘れると手数料1,000円がかかる」と案内しています。
  • 特例転出を利用したのに15日を過ぎた:墨田区は「15日を経過すると特例での転入ができず転出証明書が必要」と案内しています。郵送での特例転出は引っ越し前14日以内に手続きしてください。
  • 写真の規格が合わなかった:縦4.5×横3.5cm、6か月以内、無背景の規格を守ります。窓口で撮り直しを求められることがあります。

よくある質問

90日を1日でも過ぎたら本当に復活できませんか?

はい、豊島区や杉並区の公式案内のとおり、転入届出日から90日以内に継続利用しなかった場合はカードは失効し、継続利用手続きでは復活できません。再交付申請として新しいカードの発行が必要です。有料(1,000円/800円)で約1か月~1か月半かかります。

再交付中はマイナ保険証やコンビニ交付は使えますか?

失効中から新しいカードを受け取るまで、どちらも使えません。保険診療は資格確認書や資格情報のお知らせで受診し、住民票等は窓口で取得してください。新しいカードに搭載される電子証明書で、マイナ保険証とコンビニ交付が再び使えるようになります。

手数料はなぜ有料なのですか?特急発行は使えますか?

90日失効は「所定期間内に手続きせず失効した後の再交付」として本人の責による有料再交付に区分されます(千代田区・葛飾区の区分表)。有効期間満了の更新や追記欄満欄などやむを得ない理由は無料です。特急発行は1歳未満など限定された要件で利用でき、手数料は2,000円(電子証明書なし1,800円)で申請時に納付します。詳細は住民登録のある市区町村へご確認ください。

まとめ:次の行動

転入届出日から90日を過ぎてマイナンバーカードが失効した場合は、継続利用ではなく再交付申請が必要です。まずは住民登録のある市区町村の公式サイトで「再交付」のページを確認し、本人確認書類と顔写真、旧カード(あれば)を用意して窓口へお越しください。手数料は1,000円(電子証明書不要は800円)、交付まで約1か月~1か月半です。待機中は運転免許証や資格確認書で代用し、受診や証明書取得に支障がないよう備えてください。暗証番号や電子証明書の再設定も同時に案内を受けると、手戻りを防げます。

当サイトの内容は参考情報です。具体的な手続き・条件は、住民登録のある市区町村の最新案内をご確認ください。全国共通の原則です。自治体により受付窓口・時間・必要書類・撮影サービスの有無が異なります。