まずは結論:見つかったカードは市区町村窓口で一時停止解除、電話・コンビニでは不可

マイナンバーカードを紛失して一時停止したあとカードが見つかったときは、電話やコンビニでは解除できません。見つかったマイナンバーカードを持って住民票のある市区町村窓口で一時停止解除の手続きをします。マイナンバー総合フリーダイヤルへの再度の連絡は不要です。

一時停止と解除の全体像

紛失時の対応は全国共通の流れと、市区町村窓口での手続きに分かれます。全体像を把握してから次の手続きへ進みます。

一時停止と解除の窓口・可否
手続き受付窓口受付時間可否
一時利用停止の依頼マイナンバー総合フリーダイヤル/コールセンター24時間365日電話のみ(窓口では不可)
一時停止解除(見つかったとき)住民票のある市区町村窓口市区町村の開庁時間窓口のみ(電話・コンビニ不可)
再交付申請(見つからない/廃止後)住民票のある市区町村窓口市区町村の開庁時間窓口のみ、約1〜2か月・手数料1,000円

手順1:一時利用停止を直ちに連絡する

紛失や盗難に気づいたら、すぐにコールセンターへ連絡して一時停止を依頼します。第三者の悪用リスクを最も早く低減できます。

一時停止の連絡先(24時間365日)

  • マイナンバー総合フリーダイヤル 0120-95-0178(無料・音声ガイダンス2番)
  • 個人番号カードコールセンター 0570-783-578(有料)
  • IP電話等で繋がらない場合 050-3818-1250
  • 聴覚障がい者専用FAX 0120-601-785、国外からは03-6734-0170

自宅外で紛失・盗難にあった場合は、警察署・交番で遺失届または盗難届の提出も検討します。盗難で警察に届け出て確認が取れた場合、後の再交付手数料が無料になることがあります。

手順2:見つかったカードは市区町村窓口で解除する

カードが見つかったら、住民票のある市区町村のマイナンバーカード窓口で一時停止解除を申請します。電話での解除はできません。市区町村により窓口数は異なりますが、原則としてカードセンターや市民課、出張所・支所で受け付けます。

見つかったマイナンバーカードを用意する。カードが破損・汚損していないか、券面の写真と氏名を確認する。

住民票のある市区町村窓口の受付時間を確認し、本人が来庁する。暗証番号(数字4桁)の入力を求められることがあります。

窓口で一時停止解除を申請し、その場で利用が再開できるか確認する。電子証明書が使えない場合は同時に再発行手続きを申し出る。

本人が解除するときの持参物

代理人が解除するときの持参物と照会書の流れ

本人が来庁できない場合は代理人による解除が可能ですが、市区町村により書類が異なり、特に任意代理人は照会書兼回答書の事前送付が必要です。

法定代理人が来庁する場合

  • 本人のマイナンバーカード
  • 法定代理人の本人確認書類(A書類2点またはA1点+B1点)
  • 代理権確認書類(戸籍謄本・登記事項証明書等)※本籍が市区町村内で公簿確認できる場合は省略可
  • 暗証番号不明時は本人の本人確認書類(A1点またはB1点)を追加

任意代理人の場合は、事前に照会書兼回答書をご自宅へ郵送してもらう3ステップが必要です。松戸市の例では次の流れで案内されています。

照会書兼回答書の送付を依頼する。電話(市コールセンター)または代理人が窓口で本人確認書類(A2点またはA1点+B1点)を提示して申請し、自宅へ転送不要郵便で送付してもらう。

自宅に届いた照会書兼回答書を本人が記入する。必要事項を本人が自筆し、暗証番号欄に記入して同封の目隠しシールを貼る。不備があると受付不可です。

代理人が窓口へ提出する。持参物は「本人のマイナンバーカード」「本人の本人確認書類A1点またはB1点」「代理人の本人確認書類A2点またはA1点+B1点」「記入済みの照会書兼回答書」です。

電子証明書が使えないときは同時に手続きを

一時停止の手続きをした場合、電子証明書(署名用・利用者証明用)は使えない状態になります。松戸市の案内でも「必要であれば一時停止解除の際に合わせて電子証明書の手続きを再度行ってください」とされています。e-Taxやマイナポータル、コンビニ交付で電子証明書を使う予定がある方は、窓口で電子証明書の再発行(暗証番号の再設定を含む)を併せて申し出ます。

見つからなかったとき・既に廃止したときは再交付へ

一定期間探しても見つからない場合や、既に紛失として廃止処理を行った場合は、一時停止解除ではなく再交付申請になります。

解除と再交付の違い
区分手続き窓口期間・手数料
見つかったとき一時停止解除市区町村窓口のみ即日〜窓口処理で再開・手数料無料
見つからないとき再交付申請市区町村窓口のみ申請から交付まで概ね1〜2か月・手数料1,000円(電子証明書含む)/盗難で警察届出確認時は無料の場合あり
廃止済み再交付申請市区町村窓口のみ同上、旧カードは返納または失効

再交付申請時は顔写真(縦4.5cm×横3.5cm・6か月以内)、本人確認書類、遺失届の受理番号の控え等が必要です。交付は原則として本人限定受取郵便で自宅へ郵送されます。

市区町村により異なる点

一時停止解除の全国共通の原則は「見つかったカードを持って市区町村窓口」ですが、細部は市区町村により異なります。全国共通の原則です、市区町村により異なりますという scope を区別して確認します。

確認が必要な差異

  • 受付窓口:カードセンター/市民課/支所・出張所のいずれか(例:世田谷区は11か所、松戸市は交付センター・市民課・各支所)
  • 受付時間:平日8時30分〜17時15分等が一般的だが市区町村で異なる
  • 持参物の細部:暗証番号が必須か、本人確認書類の点数(A2点/A1点+B1点/B3点等)
  • 代理人の照会書:事前送付の依頼方法(電話可否)と回答書の記入・封緘方法

よくある質問

電話で一時停止解除はできますか?

できません。一時停止はコールセンターで24時間365日可能ですが、解除は住民票のある市区町村窓口でのみ受け付けます。マイナンバー総合フリーダイヤルへ再連絡する必要はありません。見つかったカードを持参してください。

コンビニやスマホアプリで解除できますか?

できません。暗証番号の再設定(ロック解除)はコンビニやスマホアプリで可能な場合がありますが、一時停止の解除は窓口限定です。電子証明書の停止解除は機械では扱っていません。

任意代理人のとき委任状だけで解除できますか?

市区町村により委任状のみでは不可で、照会書兼回答書が必要です。松戸市の例では、事前に自宅へ郵送された照会書兼回答書を本人が記入・封緘し、代理人が窓口へ持参する3ステップです。本人の来庁が困難なことを証する書類を求められる場合もあります。事前に市区町村へ確認してください。

解除後すぐにマイナ保険証やe-Taxで使えますか?

カード自体の利用は窓口処理後に再開しますが、電子証明書は一時停止中に使えない状態のため、必要に応じて窓口で電子証明書の再発行手続きを併せて行ってください。署名用電子証明書(英数字6〜16桁)と利用者証明用電子証明書(数字4桁)の暗証番号を再設定すると、e-Taxやマイナポータルの利用が可能になります。

紛失したまま見つからないときはどうなりますか?

一時停止のまま再交付申請へ切り替えます。申請から交付まで概ね1〜2か月かかり、手数料は1,000円(電子証明書含む)です。盗難で警察へ届け出て確認できた場合は無料になることがあります。旧カードは見つかっても廃止済みのため利用できません。

公式情報と問い合わせ先

本記事は2026年8月26日時点の公式情報を確認して作成しています。手続きの細部は市区町村により更新されるため、必ず住民票のある市区町村の最新案内もご確認ください。

問い合わせ先一覧
窓口番号・URL受付時間
マイナンバー総合フリーダイヤル(無料)0120-95-0178(音声ガイダンス2番)24時間365日
個人番号カードコールセンター(有料)0570-783-578/IP電話等は050-3818-125024時間365日
聴覚障がい者専用FAX0120-601-78524時間365日
国外向けダイヤル03-6734-017024時間365日
住民票のある市区町村窓口各市区町村の公式ページ開庁時間に準ずる

関連する手続きと次の行動

一時停止解除後は、暗証番号が不明・ロックした場合の再設定、コンビニ交付やマイナ保険証の利用確認、見つからなかった場合の再交付申請へ進む準備をします。

次に確認したい手続き

  • 暗証番号を忘れたときの再設定(署名用5回・4桁は3回連続ミスでロック)は市区町村窓口または条件によりコンビニ・スマホで
  • マイナ保険証の利用登録が停止中に解除されたかの確認
  • 再交付申請時の顔写真・本人確認書類の準備