令和8年8月1日から使う国民健康保険の資格確認書・資格情報のお知らせは、7月中旬から下旬に世帯主宛で発送されます。8月上旬までに届かないときは、まず「届かないのが正常な5つのケース」に当てはまるかを確認し、該当しない場合のみ市区町村へ問い合わせ・再交付を進めます。慌てて再発行を急ぐ前に、封筒の宛先と家族分の別送、返戻の可能性を切り分けることが近道です。
8月更新が届かないときにまず確認すること
国民健康保険は市区町村が運営し、令和8年度より更新時期が従来の10月から7月に早まっています。発送は7月中旬〜下旬に集中し、郵便事情で7月末頃までずれる場合があります。次のいずれかに当てはまると、届かないことが正常な扱いになります。
届かないのが正常な5パターン
- 70歳未満で、すでに資格情報のお知らせ(A4・有効期限なし)の交付を受けている方:年次更新での再送付はありません(豊中市・宝塚市が公式案内)
- 75歳に到達する方(令和8年8月1日時点で75歳以上):国民健康保険を自動脱退し、後期高齢者医療制度へ移行するため国保からは送付されません。後期高齢の資格情報等は誕生日前月20日頃に届きます(渋谷区・奈良市が案内)
- 世帯内にマイナ保険証あり・なしが混在している場合:資格情報のお知らせと資格確認書は別封筒で別日程に届くため、一方の封筒だけ先に届きます
- 登録住所の表札がない・転送不要で返戻された場合:郵便受けに投函されず区役所へ戻っていることがあります。特に資格確認書は特定記録等で追跡可、資格情報のお知らせは普通郵便で追跡不可の場合があります
- 令和8年6月下旬以降に就職等で他健保へ加入した方:国保の資格が終了しているため送付対象外です。国保脱退手続きが必要です
送付物と有効期限の違いを表で整理
同じ世帯でもマイナ保険証の有無で届く書類と有効期限が異なります。お手元に「資格情報のお知らせ」か「資格確認書」のどちらが届くべきかを確認します。
| 対象 | 送付されるもの | 様式・発送方法 | 宛先 | 有効期限の原則 |
|---|---|---|---|---|
| マイナ保険証をお持ちの方 | 資格情報のお知らせ | A4・白色・普通郵便(転送可) | 世帯主宛 | 70歳未満は期限なし/70〜74歳は最長令和9年7月31日(渋谷区・宝塚市) |
| マイナ保険証をお持ちでない方 | 資格確認書 | カード型(うぐいす色/藤色)・特定記録郵便(転送可) | 世帯主宛 | 最長令和9年7月31日、70歳未満は最長令和10年7月31日とする自治体もあります |
| 70歳未満ですでに資格情報交付済みの方 | 今回の年次更新では送付なし | — | — | 交付済みの資格情報のお知らせを70歳まで使用(豊中市・宝塚市) |
| 翌年7月31日までに75歳到達の方 | 国保からは送付なし(後期高齢へ自動移行) | 後期高齢の資格情報等が誕生日前月20日頃に届く | 本人宛 | 誕生日前日まで国保、その後後期高齢 |
届かないときの確認チェックリスト
7月末〜8月上旬に確認する手順
問い合わせ・再交付が必要なケースと手続き
上記5パターンに当てはまらず、令和8年7月末(自治体により7月31日)までに届かない場合は、住民登録のある市区町村の国民健康保険担当課へ連絡します。渋谷区は7月31日までに届かない場合に電話等で発送状況を確認できると案内し、宝塚市・奈良市も7月末届かない場合の連絡を案内しています。
住民登録のある市区町村の国保担当課へ、住所・氏名・生年月日を伝えて発送状況と返戻有無を確認します。資格情報のお知らせは普通郵便のため追跡できない場合がありますが、再交付は可能です。
再交付を急ぐ場合は、区役所本庁舎の国保窓口、出張所、区民サービスセンター等で手続きします。有効期限内の本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証、パスポートなど)があれば、その場で資格情報のお知らせまたは資格確認書を再発行できます(渋谷区が即日再発行を案内)。
受け取った書類の氏名・住所・負担割合・有効期限に誤りがないか確認します。70〜74歳の方は負担割合が毎年8月に再判定されるため、同封の負担割合を確認します。誤りがあれば窓口へ申し出ます。
転送不要郵便で返戻されている場合は、再送付ではなく窓口受取になることがあります。郵便受けの表札や集合ポストの表示も併せて整えておくと次回以降の返戻を防げます。
自治体で異なる点と全国共通の原則
発送開始日(7月初旬か中旬か)、郵便種別(普通郵便か特定記録か)、再交付窓口の名称や受付時間は自治体により異なります。ただし次の原則は全国共通です。
全国共通の原則
- 令和6年12月2日に紙の保険証の新規発行は終了し、マイナ保険証を基本とする仕組みへ移行しています
- 国民健康保険の資格確認書・資格情報のお知らせは毎年8月に一斉更新し、原則翌年7月31日まで有効です(70歳未満の資格情報のお知らせは有効期限なしとする運用が一般的です)
- 送付物は住民登録の住所の世帯主宛に全員分をまとめて送付し、世帯内でマイナ保険証の有無が異なると別封筒で届きます
- 75歳到達で後期高齢者医療制度へ自動移行し、国保の資格確認書等は誕生日前日までで終了します
ご自身の市区町村の最新案内も併せて確認します。豊中市は6月25日更新で10月から7月への変更を、奈良市は7月13日更新で世帯主宛・別々送付を、渋谷区は転送可・再交付即日対応を、宝塚市は藤色の新証と70歳未満の資格情報は再送付なしを案内しています。
よくある質問
資格情報のお知らせだけで受診できますか?
できません。資格情報のお知らせはマイナ保険証の読み取りエラー等の例外時に、マイナ保険証と併せて提示するための書類です。医療機関ではマイナ保険証を提示します。資格確認書をお持ちの方は資格確認書のみで受診できます。
家族の分は届いたのに自分の分だけ届きません。なぜですか?
世帯内でマイナ保険証の有無が異なると、資格情報のお知らせと資格確認書は別封筒で別日程に届きます。また70歳未満ですでに資格情報のお知らせを持っている方は今回の更新では送付対象外です。75歳到達の方は後期高齢者医療制度から届きます。該当しないのに届かない場合は市区町村へ確認します。
8月1日前に病院へ行くときはどれを使いますか?
7月31日までは旧資格確認書(若竹色など7月31日が有効期限のもの)またはマイナ保険証を使います。8月1日からは新しい資格確認書(藤色等)またはマイナ保険証に切り替えます。70〜74歳で負担割合が変わる方は、8月1日から新しい負担割合が適用されます。
他社の健康保険に入ったのに国保の資格確認書が届きました。
勤務先の手続きだけでは国保は自動脱退しません。住民登録のある市区町村で国保脱退手続きが必要です。そのまま国保の資格確認書を使うと医療費の返還を求められる場合があります。
次の手続きと関連情報
資格確認書や資格情報のお知らせの記載に誤りがある場合や、要配慮等の理由でマイナ保険証ではなく資格確認書の交付を希望する場合は、市区町村の申請窓口へ相談します。要配慮者やマイナ保険証の利用登録解除を希望する方は、各市区町村の申請ページで要件を確認します。
本記事は令和8年8月1日からの更新分を対象に、豊中市・奈良市・渋谷区・宝塚市の公式情報を基に作成しています。発送日や窓口名称は自治体で異なるため、必ず住民登録のある市区町村の最新案内も併せて確認してください。