要点:3回間違えるとロック、解除は原則窓口、条件によりコンビニでも可能

コンビニ交付で暗証番号を3回連続で間違えるとロックがかかり、その証明書は取得できなくなります。原則として住所地の市区町村窓口で再設定が必要ですが、もう一方の電子証明書パスワードが利用できる場合に限り、スマートフォンのJPKI暗証番号リセットアプリとコンビニのキオスク端末で初期化できます。手数料はかかりません。

症状と前提を確認する

住民票の写し、印鑑登録証明書、戸籍の証明書などをコンビニのマルチコピー機(キオスク端末)で取得する「コンビニ交付」では、マイナンバーカードの「利用者証明用電子証明書」の4桁の暗証番号を使います。3回連続で間違えると安全対策としてロックがかかり、以降は正しい番号を入れてもコンビニ交付を利用できません。横浜市の案内では「3回連続で間違えるとロックがかかり、ロック解除及び初期化の申請が必要」とされています。

どの暗証番号がロックされたかを確認する

マイナンバーカードには主に4種類のパスワードがあります。コンビニ交付で使うのは「利用者証明用」です。ロック回数は用途で異なります。

4種のパスワードとロック回数
種類桁数・形式ロック回数主な用途
利用者証明用電子証明書4桁の数字3回連続で誤入力コンビニ交付、健康保険証のオンライン資格確認、マイナポータルのログイン等
署名用電子証明書6~16文字・英大文字と数字の混在5回連続で誤入力e-Tax等の電子申請での署名付与
券面事項入力補助用4桁の数字3回連続で誤入力住所・氏名等のテキスト入力補助
個人番号カード用(住民基本台帳用)4桁の数字3回連続で誤入力住民票の異動等の窓口手続きでの本人確認

JPKI(公的個人認証サービス)ポータルの説明では、利用者証明用は3回、署名用は5回でロックされ、ロック解除はスマホアプリ+コンビニ端末または市区町村窓口のいずれかで行うとされています。コンビニで住民票を取ろうとして表示されたエラーが「暗証番号が間違っています」から「ロックがかかりました」に変わった場合は、利用者証明用のロックを疑います。

コンビニと窓口どちらで解除できるか

ロックされた種類と、もう一方のパスワードが利用できるかで、解除できる場所が分かれます。JPKIの「パスワードの失念」ページでは次のように整理されています。

解除場所の分岐

  • 署名用パスワードがロック:利用者証明用パスワードが利用可能なら、スマホアプリ+コンビニのキオスク端末で初期化できます。利用できない場合は窓口で再設定します。
  • 利用者証明用パスワードがロック:署名用パスワードが利用可能なら、スマホアプリ+コンビニのキオスク端末で初期化できます。利用できない場合は窓口で再設定します。
  • 両方のパスワードを忘れた・両方ロックされた:コンビニでの初期化はできず、住所地の市区町村窓口での再設定が必要です。

コンビニ(キオスク端末)で初期化する手順

もう一方のパスワードが利用できるときは、コンビニのマルチコピー機とスマートフォンで手続きできます。詳細はJPKIの「パスワードの初期化(コンビニをご利用の方)」で案内されています。

スマートフォンに「JPKI暗証番号リセットアプリ」をインストールし、事前予約を行う

コンビニのキオスク端末のメニューから「マイナンバーカードの暗証番号初期化」を選び、画面の案内に沿ってカードをかざす

アプリの指示に従って、利用可能なもう一方のパスワードで本人確認し、新しい4桁(または6~16桁)のパスワードを設定する

初期化が完了すれば、再びコンビニ交付を利用できます。操作に不安がある場合やエラーが続く場合は、無理に繰り返さず窓口へご相談ください。

市区町村窓口で再設定する手順

窓口での再設定は全国共通で住所地の市区町村の窓口(区役所区民課、市民課等)で行います。手数料はかかりません。受付時間や取扱場所は市区町村により異なります。

窓口で必要なもの(本人の場合の例:川崎市)

  • マイナンバーカード(必須)
  • 本人確認書類(顔写真付き公的証明書等、市区町村により案内が異なります)

川崎市の案内では、コンビニ交付に使う利用者証明用パスワードの再設定は、住所地の区役所区民課で受け付け、平日午前8時30分から午後5時まで、第2・第4土曜日は午前8時30分から12時30分まで、支所・出張所・行政サービスコーナーでは手続きできないとされています。横浜市や杉並区でも「区民事務所または区役所の窓口で変更・再設定の申請をしてください」と案内されています。お住まいの市区町村の受付時間と窓口を事前にご確認ください。

代理人が手続きする場合

本人が窓口へ行けない場合の代理人手続きは、法定代理人と任意代理人で扱いが異なります。川崎市のFAQでは次のように区分されています。

代理人区分と手続き

  • 法定代理人(15歳未満の方、成年被後見人の方):本人のマイナンバーカード、本人の本人確認書類、法定代理人の本人確認書類2点、代理権の確認書類(戸籍謄本または成年後見登記事項証明書)を持参し、窓口で即日再設定できます。
  • 任意代理人:まず任意代理人が本人のマイナンバーカード、自身の本人確認書類、委任状を持って窓口で申請します。その後、本人宛に「照会兼回答書」が郵送され、回答書等を持って再度窓口へ来庁する必要があります。申請当日に完了しないため、日数に余裕をもって手続きしてください。

注意点・よくある失敗

失敗を防ぐポイント

  • 暗証番号は3回連続でロックされるため、2回間違えたら一度落ち着いて正しい番号を確認してから再試行してください。
  • 正しい番号を入力すると誤入力カウントはリセットされます。
  • 支所や出張所では暗証番号再設定を取り扱わない市区町村があります。案内を確認して本庁・区役所の本課へお越しください。
  • スマホ用電子証明書が搭載されたスマートフォンをご利用の場合は、区民事務所等ではなくマイナポータルアプリからの操作が必要な場合があります。
  • 暗証番号を変更したいだけの場合も、同じ窓口で再設定できます。

よくある質問

コンビニ交付で暗証番号を3回間違えると、すぐに窓口へ行かないとカードが使えなくなりますか?

ロックがかかるとコンビニ交付や利用者証明用電子証明書を使うサービスは利用できなくなりますが、マイナンバーカード自体や他の機能が直ちに失効するわけではありません。市区町村窓口で再設定すれば再び利用できます。もう一方のパスワードが利用できる場合はコンビニのキオスク端末とJPKI暗証番号リセットアプリでも初期化できます。

暗証番号を忘れた場合も同じ窓口で再設定できますか?

はい、忘れた場合もロック時と同じ窓口で再設定できます。マイナンバーカードを持って住所地の市区町村窓口へお越しください。手数料はかかりません。本人確認のため顔写真付き公的証明書を求められることがあります。

コンビニのキオスク端末で再設定する場合、何が必要ですか?

JPKI暗証番号リセットアプリを入れたスマートフォンと、もう一方のパスワード(利用者証明用がロックなら署名用、署名用がロックなら利用者証明用)が必要です。アプリで事前予約してからコンビニのマルチコピー機で手続きします。両方忘れた場合は窓口での手続きが必要です。

まとめと次にすること

住民票のコンビニ交付で暗証番号を3回間違えたら、まずは「利用者証明用4桁」がロックされたと考え、もう一方の署名用パスワードが利用できるかを確認します。利用できる場合はスマホアプリとコンビニのキオスク端末での初期化、できない場合は住所地の市区町村窓口での再設定へ進みます。窓口へ行く際はマイナンバーカードを忘れず、受付時間と取扱窓口を事前に確認します。暗証番号を再設定した後は、コンビニ交付で住民票の取得を再試行できます。