廃車後に自賠責保険を解約すると、残り期間が1か月以上ある場合に返戻金が2~3週間程度で本人名義口座に振り込まれます。解約日は廃車日ではなく保険会社が書類を受け付けた日です。2026年9月17日時点の公式情報で確認しています。

手続きの概要

自賠責保険は公道を走る間の加入が義務の強制保険です。廃車(抹消登録)が完了して初めて解約できます。順序は必ず「抹消登録の完了→契約保険会社への解約申請」です。抹消登録前に解約申請はできません。解約手続きは契約している損害保険会社のOne-JIBAI(業界共通のWebシステム)または営業店舗で行います。

対象者と前提条件の確認

申請前に当てはまるか確認します

返戻金が出る条件と出ない境界

返戻金の有無は残り期間と手続き状態で決まります
条件扱い
残り保険期間が1か月以上ある解約で返還保険料が発生し、手続き完了後2~3週間程度で口座振込
残り保険期間が1か月未満返還保険料はありません(東京海上日動では返れいの案内送付なし)
保険の始期日前の解約全額の返金にはなりません
必要書類が揃っていない解約できません(書類到着・受付が解約日の基準のため)

返戻金の振込時期は契約保険会社により表現が異なります。損保ジャパンでは手続き完了後2~3週間ほどで口座へ振り込みと案内され、東京海上日動では手続き完了までに申請から2週間程度かかる場合があると案内されています。いずれも廃車日から自動で振り込まれる仕組みではなく、解約申請が必要です。

手順1:廃車が確認できる書類を揃える

普通車は登録識別情報等通知書、軽自動車検査対象車は自動車検査証返納証明書、軽自動車検査対象外車は軽自動車届出済証返納証明書、原付は軽自動車税廃車申告受付書など、車種に応じた抹消の証明を用意します。重複契約の解約では他の自賠責保険証明書が確認書類になる場合があります。詳細は契約保険会社の案内で確認します。

手順2:自賠責保険証明書を確認する

自賠責保険証明書を用意します。紛失している場合は本人確認書類を用意します。東京海上日動では証明書紛失時は本人確認書類で対応すると案内されています。証明書番号と車両番号はOne-JIBAIの入力で必要になるため控えておきます。

手順3:振込先と印鑑を用意する

振込先となる本人名義の銀行口座番号を用意します。東京海上日動では返戻先が契約者本人名義の口座の場合は本人確認書類は不要とされています。損保ジャパンの営業店舗で手続きする場合は本人の印鑑(法人は法人印)が必要です。マイナンバーカードや健康保険の資格確認書を本人確認で使う場合は番号部分のマスキングが必要です。

手順4:One-JIBAIまたは営業店舗で申請する

One-JIBAIでは利用登録のうえ、内容入力と必要書類のアップロードで自身で手続きできます。1書類1画像で撮影し、記載内容が読み取れるか確認します。店舗手続きでは書類一式を持参します。書類が揃っていないと解約できないため、不足がないか事前に確認します。

手順5:返戻の案内と入金を確認する

東京海上日動では手続き完了後に契約住所へ保険料返れいの案内が送付されますが、満期1か月未満など返戻金が発生しない場合は送付されません。損保ジャパンでは返還保険料は手続き完了後2~3週間ほどで口座へ振り込みとされています。通帳記帳で入金を確認し、届かない場合は契約保険会社へ問い合わせます。

必要書類の分岐

契約保険会社へ提出する主な書類

  • 自賠責保険証明書(紛失時は本人確認書類で代替)
  • 廃車または重複が確認できる書類(車種別の返納証明書等)
  • 振込先の本人名義口座情報
  • 営業店舗手続き時は印鑑(法人は法人印)
  • 権利譲渡や氏名変更と同時の場合は意思確認・変更確認書類

One-JIBAIと店舗の選び方

One-JIBAIは業界共通の共同システムで、入力と書類アップロードで自身で手続きできます。営業時間外でも申請準備がしやすい一方、画像不備では受付が遅れます。店舗手続きではその場で書類確認ができますが、印鑑や営業時間の制約があります。いずれも解約日は書類受理・Web受付日が基準です。

オンラインで完結しない場合

抹消登録前の解約、書類不備のままの解約はできません。手続き完了まで2週間程度かかる場合があるため、車検や売却と同時進行の方は先に抹消登録を済ませます。困ったときは契約保険会社のサポートへ連絡します。損保ジャパンは自賠責お客さまサポートデスク(0120-281-552、平日9時~17時、土日祝・12月31日~1月3日休業)を案内しています。

廃車したのに返戻金がないと言われたときの切り分け

まず残り期間が1か月未満でないか確認します。1か月未満は返還なしが原則です。次に解約日が廃車日ではなく受付日であるため、廃車から申請まで時間が空いていないか確認します。書類不備で受付が遅れた場合も解約日が後ろ倒しになります。始期前の解約も全額返金にはなりません。

解約日は廃車登録をした日になりますか

なりません。損保ジャパンと東京海上日動のいずれも、必要書類を受理した日またはOne-JIBAIで申請し会社が受け付けた日が解約日と案内しています。廃車登録日や電話連絡日に遡りません。

保険の始期前に解約したら全額戻りますか

全額の返金にはなりません。始期前でも手数料相当が差し引かれる仕組みで、両社の公式案内に明記されています。

自賠責保険証明書を紛失したら解約できませんか

解約できます。本人確認書類を用意し、契約保険会社の案内に沿ってOne-JIBAIまたは店舗で手続きします。マイナンバー部分等のマスキングが必要です。

車を売った場合も解約ですか

売却で車を使い続ける場合は解約ではなく権利譲渡(名義変更)が原則です。廃車で登録上使えなくなった場合や重複契約の場合に解約できます。譲渡と解約を同時に行う場合は意思確認書類が追加で必要です。

東京海上日動:廃車や重複契約で契約を解約したい東京海上日動の廃車・重複契約の解約案内で必要書類とOne-JIBAI手順を確認できます損保ジャパン:解約の手続きに必要な書類損保ジャパンの解約必要書類と返還時期・1か月境界を確認できます

全国共通の原則です。窓口や書類の細目は契約保険会社により異なります。個別事情によって判断が異なるため、契約先の案内をご確認ください。当サイトの内容は参考情報です。具体的な手続き・条件は管轄する行政機関や契約先の最新案内をご確認ください。