母子健康手帳を紛失しても、住所地の市区町村で再発行できます。再交付の手帳は未記入で渡されるため、予防接種記録は別に取り戻します。
この記事では再発行の窓口と持ち物、代理人の相談、予防接種記録を戻す3つの方法を整理します。2026年9月10日時点の公式情報で確認しています。
まず確認すること
紛失した手帳が見つかる可能性と、次の健診や予防接種の予定を確認します。直近の予防接種が迫っている場合は、記録の確認と再発行の相談を並行して進めます。
再交付の手帳にはこれまでの記録は引き写されません。葛飾区の公式案内では、再交付は最新版の未使用の手帳を渡すものと説明されています。必要な記録は担当課や実施した医療機関へ相談します。
再発行の窓口と持ち物
再交付の窓口は住所地の市区町村です。全国共通の原則です。担当窓口の名称や場所は自治体により異なります。
一例として葛飾区では、子ども総合センターまたは保健センターで手続きし、区役所本庁では手続きできないと案内されています。お住まいの市区町村の保健センターや子ども関連窓口へ事前に確認します。
持ち物の目安を確認します。自治体により必要書類が異なります。
- 申請する方の本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証など)
- 対象のお子さんの本人確認書類(出生済みの場合)
- 母子健康手帳再交付申請書(窓口で記入できる場合があります)
- 代理人が行く場合は委任状などの代理権確認書類(可否と様式は事前相談が必要です)
申請できる方は状況で分かれます。葛飾区の例では、妊娠中は妊婦さん本人または手帳を使う成人本人が申請し、出生済みのお子さんが使う場合は母が申請します。母と子が住民票上同一世帯であることなどが条件に含まれる場合があります。
代理人による申請の可否や持ち物は自治体で扱いが異なります。葛飾区では生活状況で用意するものが異なり、代理人申請は事前に母子保健係へ相談するよう案内されています。本人確認書類と委任関係の確認方法を電話で確認してから来庁します。
手順1:住所地の窓口へ事前確認する
住所地の市区町村の保健センターや子ども関連窓口へ連絡し、受付場所、受付時間、持ち物、代理人の可否を確認します。他自治体で交付された手帳を紛失した場合も、現在住民票がある市区町村で申請します。
手順2:再交付を申請する
本人確認書類を持参して窓口で再交付を申請します。紛失の理由や経緯、お子さんの氏名や生年月日、元の手帳の交付自治体を聞かれることがあります。手数料の有無は自治体により異なるため、事前に確認します。
手順3:予防接種記録を戻す
再交付の手帳は未記入のため、予防接種記録は別に取得します。次の3つの方法を上から順に確認します。
予防接種記録の戻し方
方法A:マイナポータルで自分で確認する
マイナンバーカードがある方は、マイナポータルで予防接種記録を自分で確認できます。一宮市の公式案内(2026年2月19日更新)では、マイナンバーカードを用いて確認できると説明されています。接種前の確認や不足分の洗い出しに使います。
方法B:市区町村で記録証明の発行を申請する
市区町村が保有する定期予防接種の記録は、窓口や郵送、電子申請で記録証明として発行できます。一宮市では保健予防課で電子申請、窓口、郵送の申請があり、発行に2週間ほどかかると案内されています。18歳以上の方の記録は本人申請が必要で、市の記録に残っているもののみ発行でき、他市町村の記録は発行できません。
宇都宮市の例では、市に住民登録のある間に受けた定期予防接種の記録は5年間保管され、保護者の印鑑と身分証明書を持って保健予防課の窓口で申請すると記録を発行できると案内されています。保管期間や持ち物は自治体により異なるため、住所地の担当課へ確認します。
方法C:実施した医療機関や担当課へ相談する
市区町村の記録にない接種や、母子健康手帳の健診記録が必要な場合は、接種や健診を実施した医療機関や事業担当課へ相談します。再交付の手帳へ転記できるか、別紙の証明で足りるかを予防接種や健診の予定に合わせて確認します。
予防接種が迫っているときの受け方
手帳が手元になくても、予防接種記録証明やマイナポータルの記録、母子健康手帳以外の接種履歴の分かる資料で相談できます。接種医療機関と市区町村の担当課へ、手帳紛失中であることと持っている記録を伝えます。任意接種や古い記録は自治体に残っていない場合があるため、早めに確認します。
自治体差と確認先
再交付の受付場所、持ち物、代理人の扱い、記録の保管期間、発行日数は自治体により異なります。全国共通の原則として、再交付は住所地の市区町村、記録証明は接種時に住民登録のあった市区町村が保有分のみ発行します。個別事情によって判断が異なるため、管轄窓口へご確認ください。
よくある質問
再発行した手帳に以前の記録を書き写してもらえますか。
市区町村で過去の記録を書き写す対応は一般的ではありません。再交付は未記入の手帳の交付で、記録が必要な場合は予防接種記録証明の発行や医療機関への相談で対応します。詳しくは住所地の担当課へ確認します。
代理人が再発行と記録証明の両方を一度に頼めますか。
代理人の可否は手続きごとに異なります。再交付は事前相談が必要な自治体があり、記録証明は18歳以上の本人申請が必要な場合があります。それぞれの担当課へ事前に確認します。
他市で受けた予防接種の記録も今の住所地で出ますか。
今の住所地では、その市区町村が保有する記録のみ発行できます。他市町村の記録は接種時の市区町村へ請求します。転入が多い方は接種地ごとに確認します。