基礎年金番号通知書を紛失した場合は、「基礎年金番号通知書再交付申請書」を提出します。提出先は、現在または最後に加入していた年金制度で変わります。第1号被保険者なら市区町村役場・年金事務所など、第2号被保険者なら勤務先経由または年金事務所、第3号被保険者なら配偶者の勤務先を管轄する年金事務所などが基本です。
再発行される書類は「基礎年金番号通知書」です
年金手帳は2022年3月31日で廃止され、2022年4月1日以降は基礎年金番号通知書が発行されています。日本年金機構の現行案内では、年金手帳と基礎年金番号通知書のどちらを紛失・き損した場合も、再交付申請に対して基礎年金番号通知書が発行されます。
古い年金手帳を手元に保管している場合は、紛失していない限り、改めて基礎年金番号通知書を請求する必要はありません。入社先などから番号の提出を求められた場合は、手元の年金手帳に記載された基礎年金番号を確認してください。
提出先は加入している年金制度で決まります
提出先を間違えやすい手続きです。現在も被保険者である場合は現在の制度、すでに退職などで資格を失っている場合は最後に加入していた制度を基準に選びます。
| 加入状況・最後に加入していた制度 | 主な提出先 |
|---|---|
| 国民年金第1号被保険者・任意加入被保険者 | 事務センター、最寄りの年金事務所、住所地の市区町村役場 |
| 厚生年金保険・船員保険の被保険者(第2号) | 勤務先を経由するか、事務センターまたは管轄の年金事務所へ直接 |
| 国民年金第3号被保険者 | 配偶者の勤務先所在地を管轄する事務センターまたは年金事務所 |
| 厚生年金保険の第四種被保険者 | 事務センターまたは最寄りの年金事務所 |
| 資格を失った後で、最後が国民年金第1号・任意加入 | 事務センターまたは最寄りの年金事務所 |
| 資格を失った後で、最後が厚生年金保険・船員保険 | 事務センターまたは最寄りの年金事務所 |
| 資格を失った後で、最後が国民年金第3号 | 事務センターまたは最寄りの年金事務所 |
申請書と必要書類を準備します
申請に使うのは「基礎年金番号通知書再交付申請書」です。日本年金機構のページからPDF、Excel、記入例を取得できます。Excelは端末設定によって印刷位置がずれる場合があるため、印刷前に余白とレイアウトを確認します。
基礎年金番号通知書再交付申請書(日本年金機構)申請書の様式、記入例、詳細説明は日本年金機構の公式ページで確認できます。事業主を経由せず、個人番号を記載して提出する場合は、本人確認の書類も準備します。
- マイナンバーカードを提示または提出する場合は、同カードを用意します
- マイナンバーカードがない場合は、個人番号を確認できる書類と、運転免許証・パスポート・在留カードなどの身元確認書類を組み合わせます
- 個人番号確認書類の例は、個人番号が表示された住民票の写し、住民票の記載と氏名・住所などが一致する通知カードです
- 郵送の場合は、マイナンバーカードの表裏両面、または個人番号確認書類と身元確認書類のコピーを添付します
- 入社時に申請する場合は、申請書に記入する直前の被保険者の勤務先情報を確認します
申請書には個人番号または基礎年金番号を記載します。個人番号を使う場合の本人確認書類は提出先や提出方法で指定が異なることがあるため、郵送前に日本年金機構または提出先へ確認してください。
再交付申請の手順
ねんきん定期便や勤務先の社会保険加入状況などを手がかりに、現在の年金制度または最後に加入していた制度を確認します。第1号・第2号・第3号で提出先が変わります。
日本年金機構の「基礎年金番号通知書再交付申請書」を取得し、個人番号で提出する場合は番号確認書類と身元確認書類を準備します。入社時の申請では、直前の勤務先情報も確認します。
年金事務所や市区町村役場の窓口、郵送、勤務先経由など、加入状況に合う方法で提出します。日本年金機構の案内には電子申請も記載されていますが、利用できるオンライン経路は手続きする人の状況や事業所経由かどうかで異なるため、先に提出先へ確認します。
原則として日本年金機構が管理する住所あてに送付されます。海外居住者などは事業所あてに送付される場合があります。急ぐ場合は、本人確認書類を持参した年金事務所で窓口交付が可能な場合があるため、訪問前に対応可否と必要書類を確認します。
入社直前に紛失に気づいた場合の注意点
入社時に再交付を申請する場合でも、申請書の「現に被保険者として使用されている、または最後に被保険者として使用された事業所」の欄には、入社する直前に被保険者として使用されていた事業所の名称・所在地などを記入します。新しい勤務先の情報と混同しないようにします。
共済組合だけに加入している場合
共済組合にのみ加入している方は、一般の基礎年金番号通知書ではなく「基礎年金番号通知書(共済組合用)」の再交付を請求する扱いです。手続き先に迷う場合は、近くの年金事務所へ相談します。
よくある質問
市区町村役場で再発行できますか?
国民年金第1号被保険者または任意加入被保険者であれば、住所地の市区町村役場が提出先の一つです。厚生年金の第2号被保険者や第3号被保険者は、市区町村役場ではなく、勤務先または年金事務所などが基本です。
年金手帳を紛失した場合も同じ手続きですか?
はい。2022年4月以降、年金手帳または基礎年金番号通知書の紛失による再交付申請では、基礎年金番号通知書が再交付されます。
オンラインで再発行を申請できますか?
日本年金機構の手続き案内には電子申請が記載されています。ただし、事業所向けオンラインサービスや勤務先経由の扱いが関係するため、個人が使える方法は加入状況と提出先に確認してください。郵送や窓口持参も案内されています。
再発行には何日かかりますか?
日本年金機構の全国向け案内には一律の処理日数は示されていません。通常は登録住所へ送付されます。入社期限などで急ぐ場合は、本人確認書類を持参した年金事務所で窓口交付が可能か、事前に問い合わせてください。