基礎年金番号通知書や年金手帳を紛失した場合は、基礎年金番号通知書の再交付を申請できます。提出先は、現在または最後に加入していた年金制度で変わります。まず加入区分を確認し、日本年金機構の現行の「基礎年金番号通知書再交付申請書」を使って、郵送・窓口・勤務先経由のいずれかで手続きします。
再交付の提出先は年金の加入区分で決まる
| 加入区分・状況 | 主な提出先 |
|---|---|
| 国民年金第1号被保険者・任意加入被保険者 | 事務センター、近くの年金事務所、住所地の市区町村役場 |
| 厚生年金保険・船員保険の被保険者 | 勤務先を経由、または事務センター・管轄の年金事務所へ直接 |
| 国民年金第3号被保険者 | 配偶者の勤務先所在地を管轄する事務センターまたは年金事務所 |
| 退職などで現在は加入していない方 | 最後に加入していた制度に応じて、事務センターまたは近くの年金事務所へ確認 |
| 共済組合だけに加入している方 | 「基礎年金番号通知書(共済組合用)」について、近くの年金事務所へ相談 |
国民年金第1号被保険者であれば、市区町村役場で受け付ける場合があります。ただし、自治体によって窓口名や受付範囲が異なるため、住所地の案内も確認してください。年金事務所の場所は、日本年金機構の「全国の相談・手続き窓口」から検索できます。
申請方法は郵送・窓口・勤務先経由
日本年金機構が案内する提出方法は次のとおりです。
- 郵送:申請書と、マイナンバーを記載する場合に必要な本人確認書類の写しを提出する
- 窓口持参:年金事務所などへ申請書を持参する。本人確認書類を持参した場合に限り、窓口で交付できることがあります
- 勤務先経由:厚生年金保険・船員保険の被保険者は、勤務先を経由して提出できる
- 電子申請:事業所向けオンラインサービスの利用条件や対象手続きは、勤務先と日本年金機構の案内を確認する
必要書類はマイナンバーを記載するかで変わる
基本となるのは、現行の「基礎年金番号通知書再交付申請書」です。個人が事業主を経由せず、申請書に個人番号(マイナンバー)を記載して提出する場合は、マイナンバーカード、またはマイナンバーを確認できる書類と身元確認書類を用意します。
| 状況 | 確認するもの |
|---|---|
| 申請書 | 日本年金機構の現行様式「基礎年金番号通知書再交付申請書」 |
| 個人が事業主を経由せず、マイナンバーを記載して提出 | マイナンバーカード、またはマイナンバー確認書類と身元確認書類 |
| 郵送でマイナンバーを記載して提出 | マイナンバーカード表裏両面のコピー、または上記2種類の書類のコピー |
| 代理人が手続き | 本人が作成した委任状と代理人の本人確認書類。提出先にも確認 |
マイナンバー確認書類の例は、個人番号が表示された住民票の写しや、氏名・住所などが住民票の記載と一致する通知カードです。身元確認書類の例は、運転免許証、パスポート、在留カードなどです。提出先が指定する本人確認書類の案内を、提出前に確認してください。
基礎年金番号が分からない場合の確認方法
再交付申請書の記入や就職先への提出で基礎年金番号が必要でも、メールや電話で番号そのものを教えてもらうことはできません。まず、次の方法で確認します。
日本年金機構が案内する確認方法です。
- マイナンバーカードがあれば、マイナポータルにログインして「年金」から確認する
- ねんきんネットにログインし、トップページで確認する
- 基礎年金番号通知書、青色の年金手帳、国民年金保険料の納付書・領収書、年金証書、各種通知書を確認する
- 上記で確認できない場合は、ねんきん定期便・ねんきんネット専用番号や年金事務所に相談する
- 通知書や年金手帳が手元にない場合は、基礎年金番号通知書の再交付について、ねんきんダイヤルまたは年金事務所に相談する
申請から交付までの注意点
再交付を申し込む前に、次の点を確認してください。
- 再交付の申請時期は、紛失またはき損したときです。法定の締切日を自己判断で設定せず、就職など提出期限がある場合は勤務先にも事情を伝える
- 再交付後は、原則として日本年金機構で管理している住所へ送付される
- 海外居住者などは事業所あてに送付される場合がある
- 本人確認書類を年金事務所の窓口へ持参した場合に限り、窓口交付が可能と案内されている
- 年金手帳を持っている場合は、廃止後も引き続き有効なので、紛失していなければ保管しておく
交付方法や送付先に個別事情がある場合は、申請先の年金事務所へ確認してください。特に就職直前で番号が必要な場合は、オンラインで確認できるか、勤務先経由で申請できるかを先に相談すると手戻りを減らせます。
紛失時の手続きチェックリスト
提出前に、次の項目を確認します。
よくある質問
年金手帳を再発行してもらえますか?
2022年3月31日で年金手帳の発行は終了しています。年金手帳や基礎年金番号通知書の紛失・き損による再交付申請では、基礎年金番号通知書が再交付されます。
会社員は市区町村役場で手続きできますか?
厚生年金保険・船員保険の被保険者は、勤務先を経由するか、事務センターまたは管轄の年金事務所へ提出します。市区町村役場が主な提出先となるのは、国民年金第1号被保険者などの場合です。
急いでいる場合、窓口でもらえますか?
日本年金機構は、再交付を受けたい方が本人確認書類を年金事務所の窓口に持参した場合に限り、窓口で交付できると案内しています。対応可否や必要書類は訪問前に年金事務所へ確認してください。
番号だけを電話で教えてもらえますか?
個人情報保護の観点から、メールや電話で基礎年金番号そのものを教えてもらうことはできません。確認方法の相談や再交付については、ねんきんダイヤルまたは年金事務所へ相談してください。
公式様式と相談窓口
申請書のPDF・Excel・記入例は、日本年金機構の「基礎年金番号通知書の再交付を受けようとするとき」から確認できます。年金事務所は全国の相談・手続き窓口で検索できます。
日本年金機構:基礎年金番号通知書の再交付を受けようとするとき基礎年金番号通知書再交付申請書、詳細説明、記入例を確認する日本年金機構:基礎年金番号通知書や年金手帳を紛失またはき損したとき提出先と紛失時の添付書類を確認する日本年金機構:全国の相談・手続き窓口年金事務所の所在地や相談窓口を検索する次にすること
いま番号が必要なら、まずマイナポータル・ねんきんネット・手元の年金関係書類を確認します。見つからなければ、現在または最後の加入区分に合う提出先を選び、現行の再交付申請書と本人確認関係の書類を準備して申請してください。提出先や窓口交付の可否に迷う場合は、最寄りの年金事務所へ相談するのが確実です。