賃貸駐車場で保管場所使用承諾証明書がもらえないときは、記載事項がそろった駐車場賃貸借契約書の写しや領収書等で代用できる場合があります。まず契約書に駐車場使用の記載と区画・期間の特定があるかを確認し、管轄警察署へ相談します。

症状と前提を確認します

この記事は、普通車の保管場所証明申請で、他人名義の月極駐車場やアパート付属駐車場を保管場所にする方を対象にします。軽自動車の保管場所届出や、普通車の車庫だけの変更は別の手続のため対象外です。まず車検証が登録車か、保管場所が自己所有か他人所有かを確認します。全国共通の原則と都道府県警察の運用差を分けて説明します。

まず確認する3点

申請前に次の3点を確認します。

  • 駐車場賃貸借契約書に駐車場使用の明記があるかを確認します
  • 駐車位置番号や配置図で保管場所が特定できるかを確認します
  • 申請先が保管場所の位置を管轄する警察署かを確認します

回復手順

契約書の写しを用意し、駐車場使用の記載、駐車位置、使用期間が読み取れるかを確認します。写しは要件を満たすものが必要です。

管理会社・大家さんへ保管場所使用承諾証明書の発行を依頼します。発行に数日から1週間程度かかる場合があるため、納車日や登録期限から逆算します。

発行が難しいときは、契約書の写しや駐車場料金の領収書等で代替できるかを管轄警察署へ相談します。区画が不明確なときは補足説明を求められる場合があります。

保管場所証明申請書、所在図・配置図、使用権原書面の3種類をそろえて管轄警察署の車庫証明窓口へ提出します。

賃貸借契約書の写しで代用できる条件

警察庁は、他人の土地や建物を保管場所にする場合、駐車場賃貸借契約書の写し、契約書の写しがない場合の駐車場料金の領収書等、保管場所使用承諾証明書、公法人の確認証明書のいずれかを添付すると案内しています。警視庁は、記載事項が充足されていれば契約書の写しでも可と案内しています。最終判断は管轄警察署が行うため、事前確認をします。

代用可否の確認表
確認項目目安次の行動
駐車場使用の明記賃貸契約書に駐車場利用の記載があることです記載がなければ管理会社へ承諾証明書を依頼します
区画の特定駐車位置番号や配置で場所が特定できることです特定できないときは管轄署へ補足方法を確認します
使用期間使用権原が有効な期間であることです期間前は有効日以降の交付になるため日程を調整します

承諾書がもらえないときの依頼順と代替

承諾書の発行先と代替の順序は次のとおりです。

  • 管理会社・大家さんへ承諾証明書の発行を依頼します
  • 発行が難しいときは契約書の写し・領収書等で要件を満たすかを管轄署へ確認します
  • 分譲マンションは管理組合等、社宅は管理権者への依頼に切り替えます
  • 駐車場付きアパートは賃貸契約書に駐車場使用の明記があれば写しを用意します

申請先・受付時間・手数料・交付

申請先と手数料・交付の目安
項目内容
申請先保管場所の位置を管轄する警察署の車庫証明窓口です
受付時間(警視庁の例)平日午前8時30分から午後4時30分までです
申請手数料(警視庁の例)2,400円です。都道府県の条例により異なります
交付まで申請から3日から7日間を要します
証明書の有効期間証明日から概ね1か月以内に運輸支局へ提出します

よくある質問

賃貸借契約書の写しがあれば必ず申請できますか。

記載事項が承諾証明書の要件を満たす場合に代用できます。区画や期間が不明確なときは補足説明や承諾証明書を求められるため、管轄警察署へ確認します。

管理会社が発行に時間がかかる・有料と言われました。

発行に数日から1週間程度かかる場合があります。納車日や登録期限が決まっているときは早めに依頼し、間に合わないときは契約書の写し等の代替可否を管轄署へ相談します。

分譲マンションや社宅の駐車場は誰に頼みますか。

分譲マンションは管理組合等、社宅は管理権者からの承諾証明書が必要です。個人の大家さんと異なるため、契約形態を確認します。