結論:土日・祝日でも受け取れますが、原則予約が必要です

マイナンバーカードの受け取りは、多くの市区町村で土日・祝日の休日特別窓口や商業施設の出張窓口でも可能です。原則として事前予約が必要で、平日と同じ交付通知書・本人確認書類と4つの暗証番号設定が必要です。予約は市区町村のホームページまたはコールセンターで、交付通知書に記載の予約ID・パスワードまたはQRコード上の英数字を使って行います。

手続きの概要と休日受取の位置づけ

マイナンバーカードは申請から約1か月で市区町村から交付通知書(はがき)が届き、住民登録のある市区町村の窓口で本人が受け取るのが原則です。平日に窓口へ行けない方のために、多くの自治体で土日・祝日の休日特別窓口、出張窓口、サービスコーナーなどを設けています。いずれも交付通知書と本人確認書類、暗証番号の設定は平日と同様に必要です。

対象者

この記事が対象とする方

  • 交付通知書が届いたが、仕事や学業で平日の開庁時間に窓口へ行けない方
  • 土日・祝日や夜間にマイナンバーカードを受け取りたい方
  • 休日窓口の予約方法、受取時間、場所、持ち物を事前に確認したい方

平日と休日受取の違いを比較

平日窓口、休日特別窓口、出張窓口の主な違いを整理しました。いずれも市区町村が運営し、手数料はかかりません。

平日と休日の受取方法比較
区分開庁・開設日予約要否受取場所特長
平日窓口月~金(祝日・年末年始除く)多くの自治体で予約推奨(名古屋市は予約なしでも可だが待ち時間あり)住民登録のある区役所・支所・市役所通常の交付。暗証番号4種を設定します
休日特別窓口土日・祝日のうち自治体が指定する日(例:毎月第4日曜など)原則予約必須市役所本庁舎・東館など(西宮市は東館8階)平日に行けない方向け。9時~16時台が多く、昼休みを除く場合があります
出張窓口・サービスコーナー土日・祝日(商業施設等)予約必須(サービスコーナーは9日前まで)イオンモール等の商業施設、駅ビル内コーナー買い物ついでに受取可。出張窓口は受付後10営業日程度で自宅へ郵送される場合があります

3つの自治体で見る休日受取の具体例

全国共通の原則は「市区町村により異なる」ですが、実際の3市の公式情報をもとに、予約方法と開庁実例を具体的に確認します。お住まいの自治体の最新案内も必ず併せて確認してください。

名古屋市:出張窓口とサービスコーナーで土日祝対応

名古屋市では、区役所・支所のほか、マイナンバーカード出張窓口とサービスコーナーで土曜日・日曜日・祝日にも受け取れます。

名古屋市の休日受取ポイント

  • 出張窓口は土日祝に市内の商業施設等で交付受付を行い、手続き後10営業日程度で自宅へ郵送されます
  • サービスコーナー(イオンモールナゴヤドーム前2階)は事前予約が必須で、予約は9日前までに行い、予約後は区役所での受取に変更できません
  • 区役所・支所の受取もWEBまたは電話(050-3612-8553)で予約が可能で、交付通知書右上の番号(3桁-6桁)と誕生日が必要です
  • 日曜窓口は原則毎月1回の実施日に限られ、実施日と時間は区役所・支所の日曜窓口ページで確認します

西宮市:市役所東館8階の休日特別窓口

西宮市では、市役所東館8階とアクタ西宮ステーションで休日でも交付と電子証明書更新が可能です。

西宮市の休日受取ポイント

  • 休日特別窓口は令和8年9月13日(日)、9月23日(水)、9月27日(日)、10月12日(月)など、9時00分~16時45分(12時~13時除く)に開設されます
  • アクタ西宮ステーション(北口町1-1アクタ西宮西館5階)では土曜・日曜・祝日の9時15分~16時00分に交付しています(予約必須)
  • 予約は交付通知書に記載の予約ID・パスワードを使い、インターネット(個人番号カード交付予約受付システム)または西宮市マイナンバーコールセンターへの電話で行います
  • 所要時間は約30分ですが、混雑により待ち時間が生じる場合があります。休日は市役所前公共駐車場の60分無料サービスはありません

渋谷区:WEB・電話で予約し約1か月で交付通知

渋谷区では、申請後約1か月で交付通知書が届き、WEBまたは電話で日時と場所を予約して受け取ります。

渋谷区の休日受取に関連する基本

  • WEB予約は令和6年3月19日からシステムが変更され、はがき宛名面のQRコード上の英数字が必要です
  • 電話予約は0120-56-0523(平日8時30分~17時15分)で、同じ英数字が必要です
  • 受取時は交付通知書(はがき)、本人確認書類(A1点またはB2点)、個人番号通知カード(回収)、住民基本台帳カード(お持ちの方)が原則必要です
  • 15歳未満や成年被後見人は本人だけでは受け取れず、法定代理人の同伴と追加書類が必要です

予約から受取までの手順

交付通知書の内容と市区町村のホームページを確認します。交付通知書の右上の予約用番号やQRコード上の英数字、保管期限を確認し、お住まいの市区町村の「マイナンバーカード受け取り」または「休日窓口」の案内を確認します。

WEBまたは電話で受取日時と場所を予約します。名古屋市のように24時間WEB予約が可能な自治体、西宮市のように予約ID・パスワードが必要な自治体、渋谷区のようにQR上英数字が必要な自治体など方式が異なります。休日窓口は予約枠に限りがあるため早めに予約します。

予約した日時に必要書類と暗証番号のメモを持参して窓口へ行きます。受付で交付通知書と本人確認書類を提示し、4つの暗証番号を設定してカードを受け取ります。所要時間は15分~30分が目安です。

受取に必要な持ち物と暗証番号

休日窓口でも平日と必要な持ち物は同じです。自治体により細部が異なるため、交付通知書同封の案内と市区町村ホームページで必ず再確認してください。

主な持ち物(本人が受け取る場合)

  • 交付通知書(はがき)
  • 本人確認書類:官公署発行の顔写真付きはA区分1点(運転免許証、パスポート、在留カードなど)、それ以外はB区分2点(資格確認書、介護保険証、年金手帳、学生証など)
  • 個人番号通知カード(お持ちの場合は当日回収します。紛失時はその旨を申し出ます)
  • 住民基本台帳カード(お持ちの場合は当日回収します)

設定する暗証番号(4種類)

  • 署名用電子証明書:英数字6~16文字(e-Tax等の電子文書送信に使用)
  • 利用者証明用電子証明書:数字4桁(マイナポータル、コンビニ交付に使用)
  • 住民基本台帳用:数字4桁(転入等の更新に使用)
  • 券面事項入力補助用:数字4桁(住所・氏名等の確認に使用)。後者3つは同じ番号に設定できます

15歳未満・成年被後見人の場合の注意

15歳未満の方や成年被後見人のマイナンバーカードは、本人だけで受け取ることができません。必ず本人と法定代理人(親権者や成年後見人)が一緒に窓口へ行く必要があります。

追加で必要な書類(渋谷区の例)

  • 15歳未満に親権者が付き添う場合:親権者であることを確認できる書類(戸籍謄本など。本籍が渋谷区または同一世帯の場合は不要)と親権者の本人確認書類(A1点またはB2点)
  • 成年被後見人に法定代理人が付き添う場合:登記事項証明書(発行3か月以内)と法定代理人の本人確認書類(A1点またはB2点)

代理人による受取を希望する場合

受取は原則本人が必要です。病気、身体の障がい、未就学児などやむを得ない理由で本人が来庁できない場合に限り、代理人による受取が認められることがあります。代理時は委任状、代理人の本人確認書類、本人の本人確認書類、交付通知書、顔写真などが必要ですが、認められる範囲や書類は自治体で異なります。必ず事前に市区町村へ相談してください。

よくある失敗と注意点

休日受取で多い失敗

  • 予約なしで行って当日受付できない:休日特別窓口や出張窓口は予約必須の自治体が多く、予約なしでは受付できません
  • 交付通知書の予約用番号を忘れる:WEB予約には交付通知書右上の番号やQR上英数字が必要です。はがきを手元に用意してから予約します
  • 昼休みを除く時間に注意:西宮市のように12時~13時を除く場合があります。受付時間を確認します
  • 本人確認書類の不備:顔写真付きでないものはB区分扱いとなり2点必要です。有効期限内のものを用意します
  • 有効期限通知書と混同:電子証明書の有効期限通知書は更新手続き用の通知であり、交付通知書とは別の手続きです

自治体により異なる点と確認方法

マイナンバーカードの交付は市区町村ごとに行われます。休日や夜間に受け取れるかどうか、予約方法、受取場所、受付時間、電話番号は市区町村により異なります。全国共通の原則として、住民登録のある市区町村のホームページの「マイナンバーカード受け取り」または「休日窓口」の案内を確認し、分からないときは市区町村のマイナンバー担当窓口またはマイナンバー総合フリーダイヤル(0120-95-0178、平日9時30分~20時・土日祝9時30分~17時30分)へお問い合わせください。

よくある質問

土日祝日はどの市区町村でも受け取れますか?

どの市区町村でも土日祝に受け取れるわけではありません。市区町村が休日特別窓口や出張窓口を設けている場合に限り、予約のうえで受け取れます。多くの政令市や中核市では月1回程度の日曜開庁や商業施設での出張窓口がありますが、町村部では平日のみの場合もあります。必ずお住まいの市区町村の案内で実施日を確認してください。

予約なしで休日に行っても受け取れますか?

休日特別窓口や出張窓口、サービスコーナーは原則予約必須です。名古屋市の区役所・支所のように平日は予約なしでも可能な場合がありますが、休日は予約なしでは受付できない自治体がほとんどです。当日枠があっても待ち時間が長くなるため、事前にWEBまたは電話で予約します。

夜間でも受け取れますか?

一部の自治体で平日の夜間(17時以降)や休日の夕方まで受付している場合があります。例えば西宮市は16時45分まで、名古屋市のサービスコーナーは商業施設の営業時間内が目安です。夜間対応の有無と時間は市区町村により異なるため、ホームページの受付時間を確認してください。

子供のカードを親だけで受け取れますか?

15歳未満の子のカードは、子本人と法定代理人(親権者)が一緒に窓口へ行く必要があります。親だけで代理受取することは原則できません。本人と親権者の本人確認書類、親権者であることを証する戸籍謄本などが必要です。本籍が同一市区町村または同一世帯の場合は戸籍謄本が不要な場合があります。

交付通知書を紛失しても休日に受け取れますか?

交付通知書を紛失しても、市区町村へ連絡すれば再発行や確認のうえで受け取れる場合があります。名古屋市のように交付通知書右上の番号が必要な自治体では、番号が分からないとWEB予約ができないため、まずは市区町村のコールセンターへ電話し、紛失の旨と本人確認情報を伝えて指示を受けてください。

まとめ:今日やること

マイナンバーカードを土日・祝日に受け取りたいときは、まず交付通知書の保管期限と予約用番号を確認し、住民登録のある市区町村のホームページで休日特別窓口や出張窓口の実施日と予約方法を確認します。WEBまたは電話で予約し、交付通知書・本人確認書類・暗証番号のメモを持参して予約日時に窓口へ行きます。15歳未満は法定代理人の同伴が必須です。予約枠は限られているため、早めの確認と予約が確実な受取につながります。