国民年金の社会保険料控除証明書が届かないときは、発送時期を確認したうえで、ねんきんネット・ねんきん加入者ダイヤル・年金事務所のいずれかで再交付を申請できます。電子データはマイナポータルで3~5営業日で受け取れ、年末調整や確定申告に利用できます。

まず確認すること

社会保険料控除証明書は日本年金機構から全国一律で発送されます。2026年8月26日時点の公式情報で確認しています。届かない原因は「まだ発送時期前」「電子データで送付されている」「そもそも対象ではない」のいずれかであることが多く、再発行の前に該当するかを確認します。

発送時期を確認する(電子データと書面で違います)

令和7年分(2025年1月1日~12月31日に納付した国民年金保険料)は、納付時期によって発送日が2つに分かれます。電子データの送付対象の方には書面の郵送は行われません。

発送時期の早見表
対象者電子データ書面(ハガキ・A4)
令和7年1月1日~9月30日に納付した方令和7年10月16日(木)から10月下旬に順次令和7年10月24日(金)から11月上旬に順次
令和7年10月1日~12月31日に初めて納付した方(1の対象者を除く)令和8年1月29日(木)から順次令和8年2月9日(月)

届かない主な原因とチェックリスト

次のいずれかに当てはまると、手元に書面が届きません。

届かない原因

  • 電子送付を希望しており、書面ではなくマイナポータルに電子データが届いている(書面は送付されません)
  • 令和7年中に国民年金保険料の納付実績がない(厚生年金・共済組合のみ加入、未納、全額免除など)
  • 13月以上の前納で、令和7年分の証明書がすでに前年以前に分割して送付されている
  • 登録住所と現住所が異なり、転送不要郵便で返戻されている
  • 10月1日以降に初めて納付したため、2回目の発送(2月)を待つ必要がある

確認チェック

再交付の手続きと受け取りまでの目安

紛失・未着・住所相違で書面が必要な場合は、次の3つのルートで再交付できます。いずれも手数料はかかりません。

再交付ルートの比較
手続きルート申請方法受け取り方法と目安必要なもの
ねんきんネット24時間オンラインで再交付申請郵送:約1週間で登録住所へ/電子:3~5営業日でマイナポータルのお知らせへねんきんネットの利用登録(マイナポータル連携またはユーザID)
ねんきん加入者ダイヤル電話で依頼郵送:約1週間で登録住所へ基礎年金番号またはマイナンバー、照会番号
年金事務所(窓口)窓口で申請書を提出窓口で相談のうえ郵送または当日案内(混雑状況による)本人確認書類・マイナンバーが分かるもの、代理人は委任状

ねんきんネットで再交付を申請する。マイナポータルと連携している場合はマイナポータルから「ねんきんネット」を開き、「通知書の再交付申請」から控除証明書を選択します。電子送付を希望する場合は「電子送付」、書面が必要な場合は「郵送」を選びます。電子は3~5営業日、郵送は約1週間で届きます。

ねんきん加入者ダイヤルに電話する。国民年金加入者向けは0570-003-004(050からは03-6630-2525)へ、月~金8:30~19:00・第2土曜9:30~16:00に連絡します。オペレーターに基礎年金番号を伝え、再交付を依頼します。登録住所へ約1週間で郵送されます。

年金事務所の窓口で申請する。お近くの年金事務所に本人確認書類を持参し、控除証明書の再交付を申し出ます。代理人が手続きする場合は委任状と代理人の本人確認書類が必要です。急ぎの場合は窓口が最も早い選択肢です。

マイナポータルで電子データを受け取る方法

電子データはマイナポータルのお知らせで受け取り、e-Taxや年末調整で利用できます。

電子送付の手順

  1. STEP1:マイナポータルから「ねんきんネット」の利用登録をする(マイナンバーカードと数字4桁のパスワードが必要)
  2. STEP2:ねんきんネットで「電子送付希望」の登録をする
  3. STEP3:マイナポータルのお知らせで電子データを受け取る
  4. STEP4:e-Taxの確定申告書等作成コーナーに取り込む、または勤務先の年末調整システムに連携する

すでに書面で受け取った方でも、ねんきんネットから再交付申請をすれば電子データで受け取り直すことができます。この場合も3~5営業日でマイナポータルに届きます。令和3年分以前の電子データは確定申告書等作成コーナーで取り込むことができません。

年末調整と確定申告での使い方の違い

控除証明書の使い方は、勤務先で年末調整をするか、自分で確定申告をするかで異なります。

年末調整と確定申告の違い
区分提出先必要な書類電子データの利用
年末調整(会社員)勤務先給与所得者の保険料控除申告書に控除証明書(または電子データ)を添付勤務先が電子化対応なら電子データを連携、対応していない場合はQRコード付証明書等作成システムで印刷して提出
確定申告(自営業・副業・年末調整で申告しなかった場合)所轄税務署(e-Taxまたは書面)確定申告書に控除証明書または領収証書を添付・提示e-Taxなら電子データを確定申告書等作成コーナーで自動入力、書面なら印刷して添付

社会保険料控除は、その年に実際に支払った国民年金保険料の全額が対象です。控除証明書を紛失した場合でも、再交付された証明書や納付時の領収証書で申告できます。

住所が変わった場合の注意点

控除証明書はねんきんネットに登録されている住所あてに郵送されます。転居後に住民票の住所変更だけを行い、年金機構の登録住所が旧住所のままになっていると、新住所に届きません。ねんきんネットの登録住所を確認し、異なる場合は年金事務所またはマイナポータル連携で住所変更の手続きを行ってから再交付を申請してください。郵便の転送届を出していても「転送不要」で返戻されることがあります。

問い合わせ先

控除証明書の内容や再交付については、ねんきん加入者ダイヤル(国民年金加入者向け0570-003-004、050からは03-6630-2525)へお問い合わせください。受付は月曜日から金曜日8:30~19:00、第2土曜日9:30~16:00です。第2土曜以外は電話が大変混雑するため、夕方や週後半・月後半がつながりやすい傾向があります。電話の際は基礎年金番号が分かるものを用意してください。

よくある質問

厚生年金に加入していますが、控除証明書は届きますか?

令和7年中に国民年金保険料の納付がない場合は、国民年金の控除証明書は送付されません。厚生年金保険料は給与から天引きされ、年末調整では勤務先が把握しているため、国民年金の控除証明書は不要です。国民年金基金の掛金等を支払った場合は、別途基金等から証明書が送付されます。

再発行に手数料はかかりますか?届くまでどのくらいかかりますか?

手数料はかかりません。ねんきんネットの郵送は申請から約1週間、電子送付は3~5営業日でマイナポータルのお知らせに届きます。ねんきん加入者ダイヤルや年金事務所で依頼した場合も、郵送は同様に約1週間が目安です。年末調整に間に合わないときは電子送付が最も早い方法です。

控除証明書がなくても領収書で代用できますか?

はい、できます。国税庁の案内では、控除証明書または領収証書を確定申告書や給与所得者の保険料控除申告書に添付または提示することとされています。ただし、口座振替やクレジットカード納付では領収書が発行されないため、その場合は控除証明書の再交付が必要です。電子データを取得すれば、領収書がなくても申告できます。

届かないときは、まず発送時期と電子送付の有無を確認し、該当しない場合はねんきんネット・電話・窓口のいずれかで早めに再交付を申請してください。マイナポータル連携を済ませておくと、翌年以降は書面を待たずに電子データで手続きが完結します。当サイトの内容は参考情報です。手続きの詳細は日本年金機構や国税庁の最新案内もあわせてご確認ください。