国民健康保険料の口座振替が残高不足で引き落としできなかったとき、再振替の有無と日程はお住まいの市区町村が定めます。多くの自治体では翌納期限日に2か月分を再振替、神戸市のように翌月14日に再振替、姫路市のように再振替なしで納付書・督促状で納付の3パターンがあります。引き落とし結果は通帳記帳で確認し、届いた通知書の納期限内に納付してください。
再振替の仕組みは自治体により異なります
国民健康保険料の口座振替は、市区町村が実施主体となって振替日と再振替の扱いを定めています。全国共通の再振替日はなく、自治体ごとに「翌納期限日にまとめて再振替」「翌月に単独で再振替」「再振替なしで納付書・督促状へ切り替え」のいずれかが採用されています。代表的な例を整理しました。
| 自治体 | 再振替の有無と日程 | 引き落としが続けてできなかったとき |
|---|---|---|
| 八王子市 | 翌納期限日に2か月分を再振替(1回のみ) | 翌納期限日にもできなければ納付書で納付。収納課へ連絡すれば納付書を再送します。 |
| 神戸市(分割納付) | 翌月14日に再振替(27日が振替日) | 引き落としが2回できないと納付書送付。全期一括納付は再振替なしで分割へ切り替わります。 |
| 目黒区 | 翌月期分とともに翌月末日に再振替 | 2回連続でできないと納付書を送付します。 |
| 姫路市 | 再振替なし | 納期限後10日頃の口座振替不能通知書または20日頃の督促状で納付します。 |
上記は例です。振替日自体も自治体により「毎月27日」「毎月末日」など異なり、休業日にあたる場合は翌営業日にずれます。杉並区のようにシステム入替に伴い再振替を終了した自治体もあります。ご自身の納期と振替日は、毎年送付される納入通知書や自治体ホームページでご確認ください。
まず確認すること:引き落とし結果と届く通知
引き落とし結果の確認ポイント
- 通帳記帳で引き落としがされているかを確認します。領収証書は発行されない自治体が多く、通帳が正式な記録になります。
- 口座振替開始前の期別は口座振替の対象外です。申し込みから1~2か月は納付書で納付します。
- 残高不足で引き落としできなかった場合、数日~20日程度で「口座振替不能通知書」「督促状」「納付書」のいずれかが届きます。
八王子市は納期限後も残高不足が続けば納付書で納付、神戸市は翌月14日の再振替、姫路市は再振替なしで不能通知書・督促状で納付と案内しています。いずれの場合も、届いた書類の裏面や同封案内に記載の金融機関・コンビニ・スマホ決済アプリなどで納付できます。通知書が届かない場合は、市区町村の国保担当課へお問い合わせください。
再振替がある自治体での流れ
再振替が用意されている自治体では、自動的に次回振替日に再試行されます。利用者が改めて申し込みをする必要はありません。
再振替ありのときの具体的な動き
- 八王子市の例:6月期が残高不足なら、7月期の納期限日に6月期分と7月期分の2か月分をまとめて引き落とします。再振替は1回限りです。
- 神戸市の例(分割納付):6月27日に引き落としできなければ、7月14日に6月期分のみを再振替します。成功すれば7月27日は7月期分のみ、失敗すれば8月以降は納付書での納付になります。
- 目黒区の例:6月末日に引き落としできなければ、7月末日に6月期と7月期の2期分をまとめて引き落とします。
再振替がない自治体での流れ
姫路市のように再振替を実施しない自治体では、引き落とし失敗後は速やかに書面で納付します。
再振替なしのときの納付ステップ
- 納期限の約10日後に「口座振替(払込)不能通知書」、約20日後に「督促状」が送付されます。いずれかで納付してください。
- 納付場所は通知書の裏面に記載された金融機関、ゆうちょ銀行、コンビニエンスストア等です。
- 全期一括納付を選択していて残高不足だった場合は、その年度は分割納付へ切り替わる自治体(神戸市・目黒区など)があります。翌年度以降の扱いは自治体の案内に従ってください。
残高不足を防ぐチェックリスト
口座振替前に確認する項目
延滞金や督促状の扱い
国民健康保険料を納期限までに納付しなかった場合、督促状が送付されます。多くの自治体では督促状の指定期限内に納付すれば延滞金はかかりませんが、期限を過ぎると地方税法の規定に基づき延滞金が加算されることがあります。督促状が届いたら、記載の期限内に必ず納付し、ご不明な点は市区町村の収納担当課へご相談ください。
よくある質問
残高不足で引き落としできなかった場合、すぐに延滞金はかかりますか。
すぐに延滞金がかかるわけではありません。多くの自治体では、督促状に記載された指定期限内に納付すれば延滞金はかかりません。ただし、期限を過ぎて納付が遅れると延滞金が加算される場合があります。再振替がある自治体でも、再振替に失敗して納付書・督促状での納付になったときは、書面の納期限を守って納付してください。
全期一括で申し込んでいます。残高不足で引き落としできなかったらどうなりますか。
自治体により扱いが異なります。神戸市や目黒区のように、その年度は自動的に分割納付(各期払い)へ切り替わる場合があります。八王子市のように、全期一括の第1期が振替できなかったときは第1期と第2期を第2期納期限日にまとめ、第3期以降は各期ごとに振替する自治体もあります。納入通知書と自治体の案内でご確認ください。
再振替日にも残高不足だったらどうすればよいですか。
再振替は原則1回限りです。再振替でも引き落としできなかった場合は、送付される納付書または督促状で納付してください。納付書を紛失した場合は、市区町村の収納課・保険年金課などへ連絡すれば再発行できます。コンビニやスマホ決済アプリで納付できる自治体も増えています。
公式情報と確認先
国民健康保険料の納期や口座振替日、再振替の有無は市区町村が定めます。お住まいの自治体のホームページで「国民健康保険料 口座振替」で検索するか、納入通知書に記載の担当課へお問い合わせください。八王子市、神戸市、目黒区、姫路市の案内は代表例です。ご自身の自治体の案内を優先してください。