海外でパスポートを紛失・盗難したら、直ちに最寄りの在外公館へ連絡し、現地警察の証明を持って来館します。緊急帰国なら帰国のための渡航書、滞在継続なら新規旅券を選びます。2026年9月8日時点の外務省公式情報で確認しています。
症状と前提の確認
このページは、日本国外でパスポートを紛失・盗難・焼失し、在外公館で手続きする方が対象です。国内の都道府県窓口での再発行とは提出先と書類が異なります。紛失した旅券番号や発行年月日が分かれば控えます。コピーや写真があれば持参します。安全確保を最優先にします。
状況の切り分け
次の違いで選ぶ書類と相談先が変わります。まず当てはまる状況を確認します。
- 紛失・置き忘れと盗難・強奪・焼失の違い
- 旅行者と海外在住者の滞在資格の違い
- 数日で帰国する必要があるか滞在を続けるかの違い
- 戸籍謄本の原本を持っているかどうかの違い
- 同行の家族・未成年者がいるかどうかの違い
回復手順の全体像
安全を確保し、在外公館へ連絡してから紛失届と旅券・渡航書の申請へ進みます。
身の安全を確保し、紛失場所を確認します。必要なら宿泊先や航空会社へ連絡し、出発便の変更可否を確認します。現地警察署で紛失・盗難届を提出し、証明書または受理番号を控えます。外務省の案内では、紛失届に警察署の立証書類または罹災証明書等が必要です。
最寄りの在外公館へ直ちに連絡し、来館方法を確認します。
外務省の海外安全ホームページでは、直ちに最寄りの在外公館へ連絡し、必要書類を持参して来館すると案内しています。開館時間や予約要否、手数料の支払方法は公館により異なります。必ず事前に電話等で確認します。
紛失一般旅券等届出書を提出します。
紛失した旅券を失効させる届出です。紛失一般旅券等届出書1通、警察署の立証書類または罹災証明書等、6か月以内撮影の顔写真1葉、その他本人・国籍確認の参考書類が必要です。写真は縦45ミリメートル×横35ミリメートルです。届出後は失効するため、後で見つかっても使用できません。
帰国のための渡航書と新規旅券のどちらかを選びます。
緊急に日本へ直行帰国する場合は帰国のための渡航書、滞在継続や他国へ移動する場合は新規旅券を選びます。帰国のための渡航書は日本帰国時点で効力を失い、他国へ入国できません。日程が分かる航空券や予約確認書を用意します。判断に迷う場合は在外公館へ相談します。
来館して申請し、交付を受けます。
必要書類を持って本人が来館します。帰国のための渡航書の交付時期や新規旅券の所要日数は公館により異なります。IC旅券作成機がない公館では最大約1か月程度かかる場合があります。具体的な日数は在外公館へ確認します。
必要書類の比較
紛失届の後に追加で必要な書類は、選ぶ方法で異なります。全国共通の原則と公館別の違いを分けて確認します。
| 区分 | 帰国のための渡航書 | 新規旅券 |
|---|---|---|
| 使う場合 | 緊急に日本へ直行帰国する | 滞在継続や他国移動がある |
| 主な申請書 | 渡航書発給申請書1通 | 一般旅券発給申請書1通 |
| 戸籍 | 6か月以内戸籍謄抄本原本または国籍確認書類 | 6か月以内戸籍謄本原本 |
| 写真 | 6か月以内45×35ミリメートル1葉 | 6か月以内45×35ミリメートル1葉 |
| その他 | 日程確認書類、手数料は要確認 | 手数料・期間は要確認 |
来館前と時間外の対応
開館時間外や移動直前は、まず電話で状況と次の来館可能時間を相談します。警察証明、旅券のコピー、戸籍関係書類、写真、航空券情報を手元に集めます。未成年者は法定代理人の署名や同意書が別に必要な場合があります。追加書類を求められることがあるため、余裕を持って相談します。
在外公館・国による違い
受付時間、予約要否、手数料の金額と現金要否、写真の扱い、滞在資格や現住所の確認書類、交付までの日数は公館と国により異なります。全国共通の原則として警察証明と戸籍確認が必要ですが、細部は管轄公館の案内が優先します。個別事情によって判断が異なるため、管轄の在外公館へご確認ください。
よくある質問
帰国のための渡航書と新規パスポートはどちらを選べばよいですか。
数日で日本へ直行帰国する場合は帰国のための渡航書、滞在継続や他国へ移動する場合は新規旅券を選びます。渡航書は日本帰国時点で失効し他国へ入国できません。日程と滞在予定を整理して在外公館へ相談します。
戸籍謄本の原本を持っていません。申請できますか。
原本が原則ですが、国籍確認書類や写し・電子戸籍パスが認められる例があります。公館では取得できないため、本籍地役場への連絡方法も含め管轄公館へ確認します。渡航前の携行が推奨されています。
現地警察の証明が取れないときはどうしますか。
紛失届には警察署の立証書類または罹災証明書等が必要です。言葉や手続きに不安がある場合は、在外公館へ相談して必要な証明の形式を確認します。受理番号やコピーがあれば持参します。
公式情報と相談先
この記事は2026年9月8日時点の外務省および在外公館の公式情報で確認しています。具体的な手続き・条件は、管轄の在外公館の最新案内をご確認ください。当サイトの内容は参考情報です。
次にすること
帰国後は国内手続きへ切り替えます。国内で紛失した場合との違いも確認します。
国内の再発行手続きを確認する国内で紛失した場合の紛失届と再発行の流れを確認します。パスポートのオンライン申請手順を確認するオンライン申請の補正対応を確認します。