結論:利用者証明用電子証明書の有効期限切れが原因です
住民票の写しなどをコンビニ交付で取得する際に「電子証明書の有効期限が切れています」などと表示されて取得できない場合は、マイナンバーカードに搭載されている利用者証明用電子証明書の有効期限(原則発行から5回目の誕生日まで)が切れていることが主な原因です。有効期限が切れると、キオスク端末での本人確認(4桁の暗証番号によるログイン)ができず、コンビニ交付は利用できません。期限の3か月前から住民票のある市区町村の窓口で無料で更新でき、更新後は再び6:30~23:00の時間帯でコンビニ交付が利用できます。お急ぎの場合は市区町村窓口で住民票の写しを直接請求してください。
症状と前提条件を確認する
次のいずれかに当てはまる場合は、電子証明書の有効期限切れを疑ってください。
当てはまる症状のチェックリスト
- キオスク端末でマイナンバーカードを置いた後、「電子証明書の有効期限が切れています」「有効期限切れのため利用できません」等のメッセージが出る
- 暗証番号(4桁)は正しく入力しているのに、証明書選択画面に進めない
- マイナポータルへのログインも「電子証明書が失効しています」と表示される
- マイナンバーカード自体の有効期限(10年)はまだ残っているが、5年目の誕生日を過ぎている
- 有効期限通知書(有効期限の2〜3か月前に郵送)が届いていたが手続をしていなかった
原因を切り分ける:期限切れか、未搭載・暗証番号違いか
有効期限切れ以外でもコンビニ交付は利用できません。次の表で切り分けてください。
| 症状 | 考えられる原因 | 次の行動 |
|---|---|---|
| 「有効期限が切れています」と表示 | 利用者証明用電子証明書の有効期限切れ | 市区町村窓口で更新手続き(無料) |
| 「暗証番号が違います」と表示(3回でロック) | 4桁の利用者証明用暗証番号の入力誤り・ロック | JPKIアプリ+コンビニのキオスク端末で再設定、または窓口で再設定 |
| 「電子証明書が搭載されていません」と表示 | 利用者証明用電子証明書の未搭載 | 住民票のある市区町村窓口で搭載申請(無料) |
| 戸籍証明書だけ取得できない | 本籍地の利用登録が未完了または更新後の再登録漏れ | 本籍地市区町村へ利用登録申請(5日以内に登録) |
コンビニ交付は利用者証明用電子証明書によるログインが前提です。署名用電子証明書(6〜16桁の英数字)はコンビニ交付では使いません。混同しないようにしてください。
手順:市区町村窓口で電子証明書を更新する
更新は住民票のある市区町村のマイナンバー担当窓口で行います。全国共通で手数料は無料です。多くの市区町村では予約不要ですが、混雑時は待ち時間があります。
有効期限を確認する
マイナンバーカードの表面やマイナポータルで有効期限を確認します。有効期限通知書が届いている場合は持参してください。期限の3か月前から更新可能で、期限切れ後でも無料で再発行できます。
窓口へ行き更新を申請する
本人(15歳未満や成年被後見人は法定代理人)がマイナンバーカードを持って窓口へ行きます。代理人が行く場合は委任状や代理人の本人確認書類が追加で必要になることがあり、事前に市区町村へ確認してください。窓口では新しい利用者証明用電子証明書と署名用電子証明書が同時に再発行されます。
暗証番号を再設定する
利用者証明用(4桁の数字)と署名用(6〜16桁の英数字)の暗証番号を窓口で再設定します。従来と同じ番号も設定できます。3回(利用者証明用)や5回(署名用)間違えてロックしている場合も、この手続きで解除・再設定できます。
更新後のコンビニ交付を再試行する
更新手続きは即時反映され、多くの場合その日のうちにコンビニ交付が利用可能になります。大田区の案内では、マイナンバーカード交付直後は2日後から利用可能とされていますが、電子証明書の更新は原則即日利用可能です。念のため当日中にキオスク端末で一度お試しください。戸籍証明書を本籍地以外で取得する方は、有効期限更新後に戸籍の利用登録の再申請が必要です。
急ぎで住民票が必要なときの代替手段
すぐに必要な場合の取得方法
- 市区町村窓口で住民票の写しを直接請求する(本人確認書類と手数料を持参、多くの窓口は平日8:30〜17:00)
- 同一世帯員であれば委任状なしで取得できる市区町村が多いです。別世帯の代理人が取得する場合は委任状が必要です
- 電話やオンラインで郵送請求ができる市区町村もあります。返送まで数日かかるため急ぎには向きません
よくある質問
有効期限通知書が届かないまま期限切れになりました。放っておくとどうなりますか?
期限切れのままでも罰則はありませんが、コンビニ交付やマイナポータル、健康保険証としての利用など電子証明書を使うサービスがすべて使えなくなります。期限切れ後でも市区町村窓口で無料で新しい電子証明書を発行できますので、早めに手続きしてください。通知書は住民票の住所へ普通郵便で届きます。転送不要や不在で返戻されている場合もあるため、届かない場合は市区町村へ確認してください。
電子証明書だけ更新すれば、マイナンバーカードの10年の有効期限も延びますか?
延びません。電子証明書は5年、カード本体は10年で別管理です。電子証明書の更新ではカードの有効期限は変わりません。カード本体の有効期限が近づくと、別途カードの再交付申請(申請書ID・QRコード)が必要です。両方の期限をそれぞれ確認してください。
代理人でも電子証明書の更新はできますか?
病気や身体の障害などやむを得ない理由がある場合は代理人による更新も認められることがありますが、原則は本人が窓口へ行く手続きです。代理人手続きは委任状、代理人の本人確認書類、申請者のマイナンバーカードや診断書などが追加で必要になる場合があり、市区町村により取扱いが異なります。必ず事前に住民票のある市区町村へ電話で確認してください。
まとめと次の行動
住民票がコンビニで取得できないときは、まずキオスク端末のエラーメッセージが「有効期限切れ」かどうかを確認してください。有効期限切れであれば、住民票のある市区町村窓口でマイナンバーカードを持参して電子証明書を無料で更新すれば、再びコンビニ交付が使えます。更新は3か月前から可能で、期限切れ後でも手続きできます。急ぎの証明書は窓口で直接取得し、時間外や休日は6:30〜23:00の範囲で更新後のコンビニ交付を利用してください。