マイナポータルでパスポートをオンライン申請中に戸籍情報を取得できないときは、まず「実物のマイナンバーカードでログインしているか」「戸籍の変更手続き中という表示が出ていないか」「申請をすでに送信していないか」を順に確認します。戸籍情報の取得を何度も試すより、表示内容を控えて本籍地の市区町村へ処理状況を確認し、急ぐ場合は戸籍謄本を使う窓口申請も検討します。
戸籍情報を取得できないときの確認順
エラー画面の文言を確認し、スクリーンショットや表示時刻を残します。「取得できない」だけでなく、「変更手続き中」「本籍・筆頭者の確認」「戸籍電子証明書提供用識別符号」など、どの段階で止まったかを確認してください。
スマートフォン用電子証明書やiPhoneのマイナンバーカードではなく、プラスチック製の実物のマイナンバーカードでマイナポータルにログインし直します。マイナポータルのパスポート申請操作は、実物カードでのログインを案内しています。
戸籍の本籍と筆頭者氏名を確認します。オンライン申請では戸籍の情報が行政機関間で連携されるため、入力した本籍・筆頭者の誤りや、戸籍の異動直後で情報が更新中の場合は、本籍地の市区町村に確認します。
申請を送信済みなら、マイナポータルの「やること」で補正通知を確認します。審査完了前に別の申請を重ねると重複申請となり、2回目以降が無効になるため、先に送信済みの申請状況を確認します。
渡航予定が近い、または戸籍の連携が解消しない場合は、申請先の都道府県の旅券窓口へオンライン申請から窓口申請へ切り替えられるか相談します。窓口申請では、通常、戸籍謄本の原本など紙の書類を用意します。
表示内容別の対処
| 画面や状況 | まず行うこと | 主な確認先 |
|---|---|---|
| 実物カードではなくスマホ用電子証明書・iPhoneのカードでログインしている | マイナポータルからログアウトし、実物のマイナンバーカードでログインし直す | マイナポータルの操作マニュアル |
| 「戸籍が変更手続き中」「異動処理中」などの表示が出る | 表示内容と本籍地を控え、戸籍の処理が完了したか本籍地の市区町村へ確認する | 本籍地の市区町村の戸籍担当窓口 |
| 本籍・筆頭者の確認画面で進めない | 戸籍に記載された本籍・筆頭者と入力内容を照合する。分からなければ戸籍担当窓口へ相談する | 本籍地の市区町村、マイナポータル |
| 申請後に補正通知が届いている | 「やること」から不備内容を読み、「修正して再度申請」または案内された補正手続きを行う | マイナポータルの「やること」 |
| 画面が空白になる、通信エラーが続く | 公式の障害・メンテナンス情報を確認し、時間を置いて再試行する。急ぐ場合は旅券窓口へ相談する | マイナポータル、外務省、申請先の旅券窓口 |
「変更手続き中」と表示された場合
戸籍の届出や本籍などの異動の直後にこの表示が出た場合、全国共通の処理時間を前提に待つことはできません。戸籍の処理状況は本籍地の市区町村に確認し、処理が完了したという案内を受けた後に、マイナポータルで戸籍情報の取得をやり直します。申請先の旅券窓口ではなく、本籍地の自治体が戸籍の状態を確認する窓口です。
急ぐときは窓口申請に切り替える
オンライン申請で戸籍情報の連携が進まない場合、パスポート申請自体を窓口で行う方法があります。外務省の必要書類案内では、国内の新規申請や戸籍上の変更がある申請で戸籍謄本(全部事項証明書)の原本が必要とされ、オンライン申請では戸籍電子証明書の連携により原本の提出を省略できると説明されています。オンライン申請を途中で送信済みの場合は、重複申請にならないよう先に申請先窓口へ相談してください。
窓口へ相談・申請するときに準備するもの
未成年者の代理申請で戸籍情報を使う場合
15歳未満の本人はパスポートを本人申請できず、法定代理人が代理人サービスを利用します。新規申請、記載事項変更、紛失届出と新規申請で代理人サービスを使う場合は、戸籍電子証明書提供用識別符号を事前に取得する案内です。通常の本人申請で戸籍情報が自動連携される場合と、代理申請で符号を入力する場合を混同しないようにしてください。
戸籍電子証明書提供用識別符号が取得できない場合
法務省の2026年2月資料では、電子戸籍パス(戸籍電子証明書提供用識別符号)はマイナポータルまたは市区町村の戸籍担当窓口で取得でき、オンライン取得は無料、市区町村窓口は手数料がかかる場合があると案内されています。符号の有効期間は発行から3か月です。オンラインで取得できないときは、代理申請の期限と窓口の取扱いを確認してください。
戸籍情報が取れないまま、マイナポータルで再申請してもよいですか?
すでに申請を送信して審査中なら、再申請しないでください。外務省は審査完了前の再申請を重複申請とし、2回目以降は無効と案内しています。未送信の事前準備段階なら、エラー原因を確認してから再開します。
戸籍謄本を取ればオンライン申請を続けられますか?
オンライン申請では戸籍情報を電子連携する仕組みのため、紙の戸籍謄本を取得しただけでオンライン画面のエラーが解消するとは限りません。急ぐ場合は、紙の戸籍謄本を使う窓口申請へ切り替えられるか、申請先の旅券窓口に確認してください。
本籍地の市区町村と申請先の旅券窓口のどちらに連絡しますか?
戸籍の異動や本籍・筆頭者の情報が取得できない問題は本籍地の市区町村の戸籍担当へ、オンライン申請の対象・窓口切替・必要書類は申請先の都道府県の旅券窓口へ相談します。画面のエラー内容を伝えると確認が進みやすくなります。