国民年金の追納申込書は、①本人情報、追納を希望する期間、分割区分を記入し、必要に応じた本人確認書類を添えて、日本年金機構の年金事務所へ窓口または郵送で提出します。使う書類は「国民年金保険料追納申込書」(様式コード4624)です。
この記事で確認できること
追納申込書を提出できる対象期間と、対象外になりやすいケースです。
- 申込書の①欄・追納申込期間欄・分割区分の記入方法
- 個人番号で申し込む場合の本人確認書類
- 年金事務所への窓口提出・郵送の流れ
- 申込後に届く納付書での支払いと期限前の注意点
追納申込書を提出できる人
追納制度は、国民年金保険料の免除、納付猶予、学生納付特例の承認を受けた期間について、後から保険料を納付するための制度です。追納を希望する期間が承認済みかどうかを、承認通知書や年金事務所で確認してから記入します。
主な対象は次の承認期間です。
- 保険料免除の承認を受けた期間
- 保険料納付猶予の承認を受けた期間
- 学生納付特例の承認を受けた期間
申込書を入手する
日本年金機構の手続きページから、現行の「国民年金保険料追納申込書」をダウンロードして印刷できます。申込書は2ページあり、1ページ目が申込者情報と追納期間、2ページ目が本人確認書類などの案内です。
公式PDFを開く日本年金機構「国民年金保険料追納申込書」PDF(様式コード4624)ねんきんネットの届書作成機能を利用して作成する方法もあります。オンラインで申込書を送信する手続きではないため、案内に従って作成・印刷した後、年金事務所へ提出します。
欄ごとの書き方
| 欄 | 記入する内容 | 迷いやすい点 |
|---|---|---|
| ①本人情報 | 個人番号または基礎年金番号、氏名、生年月日、電話番号 | 基礎年金番号で申し込む場合も、申込書の①個人番号欄に左詰めで記入します。 |
| 追納申込期間A・B | 追納を希望する期間の元号、年、月 | 承認を受けた対象月を確認し、開始月と終了月を記入します。A欄に3期間、B欄に1期間まで記入できます。 |
| 分割区分 | 一括、毎月、2か月ごと、3か月ごと、4か月ごと、6か月ごとのいずれか | 希望する支払い単位を申込書の選択肢から一つ選びます。 |
| 住所・氏名などの変更欄 | 申込書の案内に従い、現在の情報や変更の有無 | 氏名・住所・電話番号を現在の情報と照合してから提出します。 |
記入するときのポイント
記入前に、次の順番で確認すると書き間違いを減らせます。
- 年金事務所から届いた承認通知書などで、追納できる年月を確認します。
- ①欄は、個人番号を使うか基礎年金番号を使うかを決めて記入します。基礎年金番号は左詰めです。
- 追納申込期間は、元号・年・月を確認して開始月と終了月を記入します。
- 複数月をまとめて支払うか、分割するかを分割区分で選びます。
- 氏名、住所、電話番号が現在の情報と一致しているかを確認します。
必要書類と本人確認書類
基本となる書類は追納申込書です。個人番号を使って申し込む場合は、個人番号の確認と本人確認が必要です。窓口提出か郵送かで準備する形が変わります。
個人番号で申し込む場合の確認事項
提出先と申込後の流れ
申込書と対象月をそろえる
追納したい対象月を確認し、申込書の追納申込期間A・Bに記入します。対象月が分からないまま、推測で年月を埋めないでください。
年金事務所へ提出する
日本年金機構の年金事務所へ、窓口に持参するか郵送します。街角の年金相談センターでは追納の申込書を提出できないため、提出先を間違えないようにします。
提出先と添付書類の公式案内日本年金機構「免除・納付猶予や学生納付特例の承認を受けた期間の国民年金保険料を後から納付(追納)するとき」承認通知書と納付書を受け取る
申込後、追納が承認されると承認通知書と納付書が送付されます。申込書の提出時点では、まだ保険料を支払ったことにはなりません。
納付書で支払う
納付書を使い、金融機関、郵便局、コンビニエンスストア、Pay-easy、スマートフォンアプリなどで納付します。口座振替やクレジットカードで追納することはできません。
| 利用できる方法 | 確認事項 |
|---|---|
| 金融機関・郵便局 | 届いた納付書を使います。 |
| コンビニエンスストア | 納付書の取扱条件を確認します。 |
| Pay-easy・スマートフォンアプリ | 日本年金機構の納付書と各サービスの利用条件を確認します。 |
| 口座振替・クレジットカード | 追納の支払いには利用できません。 |
期限が近いときの注意点
追納できるのは、原則として承認月の前10年以内の期間です。古い対象月は期限を過ぎると追納できなくなるため、対象月ごとの期限を確認してください。
承認を受けた期間の翌年度から起算して3年度目以降に追納する場合は、当時の保険料に加算額が上乗せされる場合があります。支払額は、申込後に届く納付書で確認します。
提出前チェックリスト
郵送または窓口へ出す前に確認します。
よくある質問
郵送で追納申込書を出す場合、本人確認書類は必要ですか。
個人番号で申し込む場合は、番号確認書類と本人確認書類の写しを添付します。必要な組み合わせや写しの範囲は日本年金機構の案内を確認してください。基礎年金番号で申し込む場合や代理提出の場合は、提出先の年金事務所へ事前に確認すると確実です。
追納申込書を出せば、すぐに支払えますか。
申込後に追納の承認通知書と納付書が送付されます。納付書が届いてから、記載された方法で支払います。申込書を提出しただけでは納付完了になりません。
追納した保険料は年末調整や確定申告の対象になりますか。
日本年金機構は、追納した保険料について社会保険料控除を受けられると案内しています。控除を受ける年の手続きや証明書の扱いは、勤務先または税務署に確認してください。