結論からいうと、マイナンバーカード本体の有効期限が残っていても、ICチップ内の電子証明書だけが先に期限切れになることがあります。この場合、e-Taxで申告データを送信するには、住民票のある市区町村の窓口で電子証明書を更新し、更新後にe-Tax側の登録・更新も確認します。
カード本体と電子証明書の有効期限は別です
マイナンバーカードには、カード本体の有効期限と、ICチップに搭載された電子証明書の有効期限があります。電子証明書は原則として発行から5回目の誕生日まで、カード本体は年齢などに応じて別の期限です。カード本体の期限は券面に印字され、電子証明書の期限はカード受け取り時に券面へ記入されています。
| 確認するもの | 期限切れになると | 今回の更新方法 |
|---|---|---|
| 電子証明書 | e-Tax、マイナポータル、コンビニ交付など電子証明書を使う手続きができなくなります | 住民票のある市区町村の窓口で電子証明書を更新 |
| マイナンバーカード本体 | カードそのものの更新が必要になります | 市区町村の案内に従ってカード本体を更新 |
| 電子証明書の失効 | 住所・氏名変更などにより、期限前でも電子証明書が使えない場合があります | 原因を確認し、市区町村の窓口で必要な手続きを確認 |
電子証明書の期限切れを更新する手順
電子証明書の更新はオンラインでは完了せず、原則として住民票のある市区町村の窓口で行います。有効期限の約3か月前から更新でき、更新案内は期限の2〜3か月前を目安に送られます。期限が切れた後でも更新手続きはできます。
カード券面またはマイナポータルで電子証明書の期限を確認します。通知書が届いている場合は、記載された案内と持ち物も確認します。
住民票のある市区町村の窓口を確認します。自治体によって予約の要否、受付時間、対応窓口が異なるため、自治体公式サイトで確認してから訪問してください。
マイナンバーカードを持参します。通知書がある場合は一緒に持参し、電子証明書の暗証番号が分かる場合は確認しておきます。暗証番号を忘れていても、窓口で再設定できる場合があります。
窓口で電子証明書を更新します。電子証明書の更新手数料は無料です。本人確認や暗証番号の入力などは、窓口の案内に従ってください。
更新後、e-Taxを使う場合は電子証明書の登録・更新が必要かを確認します。送信直前ではなく、ログインや読み取りまで含めて余裕を持って動作確認します。
e-Taxを再び使うときに確認すること
e-Taxで申告等データを送信するには、有効な電子証明書が必要です。市区町村で新しい電子証明書を取得しただけで終わりにせず、利用するe-Taxの方式に応じて電子証明書を登録・更新します。
e-Tax再開前の確認項目
- マイナンバーカードの電子証明書更新が完了しているか
- カードの読み取りと暗証番号の入力ができるか
- e-Taxソフト(WEB版)など利用する画面で、電子証明書の登録・更新が必要か確認したか
- 申告データの送信前に、エラーが出ないかテストできたか
e-Taxソフト(WEB版)は、電子証明書の種類や読み取り方法によって登録・更新方法が異なります。画面の案内に従い、マイナンバーカードを使う方式の手順を確認してください。
期限切れ中に使えない手続きと、使える範囲
電子証明書が期限切れになると、電子証明書を使ったオンライン手続きが止まります。一方、電子証明書だけが期限切れでカード本体が有効なら、対面での本人確認書類としてのカード利用まで直ちにできなくなるわけではありません。
| 手続き・用途 | 期限切れ中の扱い |
|---|---|
| e-Taxの申告等データ送信 | 有効な電子証明書が必要です。更新後、e-Tax側の登録・更新も確認します |
| マイナポータルなどのオンライン利用 | 電子証明書を使うログインや手続きは利用できません |
| コンビニ交付など | 電子証明書を使うため利用できません |
| 対面での本人確認 | カード本体が有効であれば、電子証明書だけの期限切れで直ちに使えなくなるわけではありません |
| マイナ保険証 | 電子証明書の期限満了日が属する月の末日から3か月間は、引き続き利用できると案内されています。早めに更新してください |
「有効期限切れ」ではなく「失効」の場合
電子証明書は、期限を迎える前でも、住所や氏名の変更などによって失効することがあります。画面に「有効期限切れ」ではなく「失効」「証明書が無効」などと表示される場合は、期限だけを確認せず、失効した理由を市区町村に確認してください。
結婚などで氏名が変わったときのマイナンバーカード手続き氏名変更後のマイナンバーカードや電子証明書の扱いは、次の記事で確認できます。暗証番号を忘れたとき
電子証明書の更新時に暗証番号が必要になることがあります。暗証番号を忘れた、ロックされた、入力に自信がない場合でも、自己判断で何度も入力せず、カードを持って窓口で相談してください。暗証番号の再設定を含めた対応を案内してもらえます。
よくある質問
電子証明書の更新はスマートフォンや自宅からできますか?
電子証明書の更新そのものは、原則として住民票のある市区町村の窓口で行います。オンラインで期限だけを更新する手続きではありません。
電子証明書だけが期限切れなら、マイナンバーカードは捨てる必要がありますか?
カード本体の期限が残っているなら、電子証明書だけの期限切れを理由にカードを捨てる必要はありません。電子証明書を更新して、オンライン手続きを再開します。
電子証明書の更新に手数料はかかりますか?
電子証明書の更新は無料です。ただし、カード本体の紛失・破損など別の事情による再交付では、自治体の案内する手数料が発生する場合があります。
更新したのにe-Taxが使えません。
e-Tax側で電子証明書の登録・更新が必要な方式があります。利用しているe-Taxの画面で登録状況を確認し、カードの読み取り、暗証番号、利用環境も順番に確認してください。更新当日は反映に時間がかかる場合があるため、時間を置いて再確認します。
更新前に確認するチェックリスト
窓口へ行く前と、e-Taxを使う前に確認します。
e-Taxの申告期限が迫っている場合でも、期限切れのまま送信を繰り返すより、まず電子証明書を更新し、利用するe-Taxの登録手順を確認するのが近道です。自治体の窓口日とe-Taxの受付時間の両方を確認して、余裕を持って手続きしてください。
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