国民年金 口座振替と納付書で二重払いになったときの返金手続き

国民年金保険料を口座振替と納付書の両方で納めたり、前納後に年度途中で厚生年金に加入したりして重複納付が判明すると、日本年金機構から「国民年金保険料還付請求書」が送付され、必要事項を記入して提出すると還付されます。放置しても自動で口座に返金されることはなく、請求書の提出が必要です。

二重払い(過誤納)が起きる主なパターン

重複納付が確認される代表的なケース

  • 1年分・2年分の前納を口座振替で選択中に年度途中で就職し、同じ月が厚生年金と重複した
  • 納付書で支払った後に同じ月の分が口座振替でも引き落とされた
  • 退職後に国民年金の口座振替が継続し、再就職後の厚生年金と重複した
  • 付加保険料を含む前納分が就職により一部不要になった

還付までの流れ(請求書が届いてから)

日本年金機構の過誤納調査で重複が確認されると、登録住所へ「国民年金保険料還付請求書」と「国民年金保険料過誤納額還付・充当通知書」が送付されます。

請求書に氏名、住所、還付先の金融機関・口座番号などを記入し、還付か充当かの希望を選択します。充当は将来の保険料にあてる方法です。

管轄の年金事務所へ郵送または窓口で提出します。提出後、指定口座へ還付金が振り込まれます。振込時期は請求書に同封の案内で確認します。

充当と還付の違い

充当と還付の選択
項目内容
還付指定口座へ現金で返金されます。すぐにお金が必要な場合に選択します。
充当将来納める国民年金保険料にあてられます。引き続き国民年金に加入する方で手続きを簡略化したい場合に選択します。

還付請求書が届かない・遅いときの確認先

重複に気づいてから請求書が届くまでには、年金事務所での調査と事務処理のため時間がかかります。前納分の還付は年度末以降にまとめて処理される場合もあります。2〜3か月経っても届かないときは、基礎年金番号が分かるもの(年金手帳、基礎年金番号通知書、マイナポータルの年金記録)を手元に用意し、管轄の年金事務所またはねんきんダイヤル(0570-05-1165)に問い合わせます。住所変更後は旧住所に送付されている可能性もあるため、登録住所が最新かも確認します。

放置するとどうなるか

払い過ぎた保険料は請求書を提出しない限り返金されません。日本年金機構からの通知を放置すると、還付を受け取れず、充当の機会も逃します。還付請求権は法律上2年で時効になるため、通知が届いたら速やかに提出します。

手続き後に確認すること

還付後のチェックリスト

よくある質問

口座振替で二重払いになった分は自動で返ってきますか?

自動では返りません。日本年金機構から送付される還付請求書を提出して初めて還付されます。調査で重複が判明した後に書類が送られるため、しばらくお待ちいただき、届いたら速やかに提出します。

1年前納を口座振替で払った後に就職しました。還付はいつ届きますか?

年度途中で厚生年金に加入すると、加入月以降の前納分が重複として還付対象です。年度末以降に還付請求書が送付されることが多く、振込は請求書提出から1〜2か月程度が目安です。詳細は同封の案内で確認します。

還付請求書を紛失しました。どうすればよいですか?

管轄の年金事務所へ連絡し、再発行を依頼します。基礎年金番号と本人確認書類を準備して問い合わせます。