国外運転免許証は原則即日交付です。運転免許証、縦4.5cm×横3.5cmの写真、パスポート原本、手数料2,250円をそろえ、住所地の試験場等へ申請します。有効期間は発行日から1年間で更新はなく、国内免許が失効すると効力を失います。

手続きの概要

国外運転免許証は、日本の運転免許証を持つ方がジュネーブ条約締約国で運転するために交付を受ける許可証です。通称で国際免許と呼ばれることがありますが、正式には国外運転免許証です。日本の運転免許証とあわせて使うことが原則です。

対象国はジュネーブ条約締約国に限られます。条約に加わっていない国では使えません。台湾はジュネーブ条約の枠組みではなく、有効な日本の免許証に中国語の翻訳文を添付する方法で運転します。大阪府の公式案内では、府内の作成機関としてJAFを案内しています。

対象者・申請できる免許

住所地を管轄する都道府県警察へ、運転免許証の有効期限内に本人が申請します。免許停止処分を受ける方や停止中の方は手続きできません。

申請できる免許の種類の整理です。大阪府の公式案内で種類を明示しています。
区分内容
申請できる免許大型免許、中型免許、準中型免許、普通免許、大型二輪免許、普通二輪免許、けん引免許
手続きできない免許大型特殊免許、小型特殊免許、原付免許のみ、仮免許のみ
マイナ免許証のみの方渡航先の国により従来の運転免許証が必要になる場合があります。2枚持ちの方は可能な限り従来の免許証を持参します

即日交付の考え方

警視庁の公式案内では、国外運転免許証は原則即日交付ですが、状況により即日交付できない場合があるとしています。当日の混雑や確認事項で後日になる可能性を考え、出発日に近い申請は避け、時間に余裕を持って出向きます。

東京都と大阪府の受付の違いです。
地域受付場所
東京都府中・鮫洲・江東の各運転免許試験場、神田・新宿の運転免許更新センター、世田谷・板橋・立川の指定警察署
大阪府門真・光明池の各運転免許試験場のみ。警察署では取り扱っていません

必要書類と手数料

本人が申請する場合の基本セットです。東京都の公式案内で確認しています。
書類等規格・注意点
運転免許証またはマイナ免許証現物を持参します。東京都内に住所がある方が対象です
写真1枚縦4.5cm×横3.5cm、無帽、正面、顔中心、無背景、申請前6か月以内。パスポート用と同じ大きさです
パスポート原本原本が必要です。原本がない場合は渡航を証明する書類が別に必要です
古い国外運転免許証所持している方は持参します。返納しないと新しい免許証が交付できない場合があります
手数料2,250円

写真の裏面記名や縁なし用紙など細部は都道府県で案内が異なる場合があります。大阪府の公式案内では、裏面への撮影日と氏名の記入、縁なし用紙などを案内しています。提出前に住所地の案内で確認してください。

手順1:有効期限と渡航先を確認する

国内運転免許証の有効期限が1年未満の方は、期間前更新を検討します。警視庁と大阪府の公式案内では、有効期間が1年未満の方への期間前更新の推奨を案内しています。渡航先がジュネーブ条約締約国か、台湾かも確認します。

手順2:受付場所と受付時間を確認する

住所地の都道府県警察の公式案内で、試験場・更新センター・指定警察署の受付を確認します。大阪府のように警察署で取り扱わない地域があります。土曜・日曜・祝休日・年末年始の休みも確認します。

手順3:写真とパスポートを準備する

規格に合う写真1枚とパスポート原本を用意します。パスポート原本がない場合は、海外赴任証明書、eチケットの控え、ホテル予約表などの渡航を証明する書類を書面で用意します。

手順4:窓口で申請し手数料を納める

運転免許証、写真、パスポート、手数料2,250円を持って窓口で申請します。古い国外運転免許証がある方はあわせて持参します。黒または青のボールペンを求められる場合があります。

手順5:交付を受け有効期間を確認する

原則その場で交付を受けます。発行日から1年間の有効期間、更新なし、国内免許の失効連動を確認します。有効期間が満了した国外運転免許証は、近くの試験場または警察署へ返納します。

出発前の確認用チェックリストです。

注意点・よくある失敗

出発直前に困りやすい点です。

  • 即日交付が原則でも、状況により即日交付できない場合があります。出発当日の申請は避けます
  • 警察署で申請できると思って出向き、取り扱いなしと言われることがあります。大阪府は試験場のみです
  • 国内免許の有効期限が短いまま出国し、滞在中に国外免許証が使えなくなることがあります。1年未満の方は期間前更新を検討します
  • パスポート原本を忘れ、渡航証明書類の不足で受け付けられないことがあります
  • 古い国外運転免許証を返納せず、新しい交付に支障が出ることがあります
  • マイナ免許証のみで渡航し、渡航先で従来の免許証の提示を求められることがあります

代理人申請ができる場合

本人が現に渡航中で帰国が難しい場合に限り、親族等の代理人による申請ができます。東京都では親族のほか知人・友人・会社関係者を含みます。国内免許証の有効期間の満了までおおむね3か月以上あることが条件です。大阪府では国内免許証の住所が大阪府であること、有効期限が3か月以上残ること、原則1年以上が必要であること、代理人との関係が明らかなことを案内しています。

代理申請の基本セットです。東京都と大阪府の公式案内で確認しています。
書類等規格・注意点
本人の運転免許証現物が必要です。写しは使えません
写真1枚縦4.5cm×横3.5cm、無帽、正面、無背景、6か月以内
パスポートの写し全ページの写しが必要です。未使用の白地ページを含みます
出入国記録自動化ゲート利用などでスタンプがない場合は、出入国在留管理庁で出入国記録を取得します
委任状等の依頼文書申請者氏名は自筆で記載します。委任事項、滞在国住所、代理人氏名・住所・続柄、日付を記載します
代理人の身分証明書運転免許証、マイナンバーカード等を持参します
手数料2,250円

有効期間・更新・返納

国外運転免許証の有効期間は発行日から1年間で、更新制度はありません。1年以内であっても国内運転免許証が失効すると、国外運転免許証も効力を失います。国内免許の有効期限から1年未満の方は、海外渡航が短期間で更新期間中に更新できる場合を除き、期間前更新が推奨されています。

発行から1年以内で日本の運転免許証が有効であれば、複数回の海外渡航にその都度使えます。ただし有効期間が短くなった国外運転免許証を返納しないと、新しい国外運転免許証が交付できない場合があります。有効期間が満了したときは、近くの試験場または警察署へ返納します。

台湾で運転する場合

台湾では国外運転免許証の枠組みではなく、有効な日本の運転免許証に中国語の翻訳文を添付して運転します。大阪府の公式案内では、府内の作成機関としてJAFを案内し、運転できる期間は台湾上陸日から1年間としています。出発前に翻訳文の取得先と携帯方法を確認してください。

よくある質問

当日必ず受け取れますか。

原則即日交付ですが、状況により即日交付できない場合があります。出発日に近い申請は避け、受付時間内に余裕を持って出向いてください。

住所地以外の都道府県で申請できますか。

できません。住所地を管轄する都道府県警察へ申請します。東京都内に住所がある方は東京都の受付、大阪府内に住所がある方は大阪府の受付が対象です。出張先や旅行先の窓口では申請できません。

有効期間が切れたら更新できますか。

有効期間は発行日から1年間で、更新はできません。国内免許が失効すると効力を失います。国内免許の期限が1年未満の方は、期間前更新を検討してください。

次にすること

渡航先と国内免許の期限を確認したら、住所地の受付場所を確認し、写真・パスポート・手数料をそろえて申請してください。パスポート自体の準備がこれからの方は、窓口申請の必要書類もあわせて確認します。

パスポートの窓口申請の必要書類を確認するパスポートの窓口申請に必要な書類を確認します。マイナ免許証の持ち方と切り替えを確認するマイナ免許証と従来の免許証の持ち方を確認します。

公式情報と確認日